さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

ゆくい処 くぇぶぅ

f:id:sanpei808:20210428095857j:plain沖縄県那覇市首里

首里城があることでも知られているこの地域は、琉球王府時代の中心地であり、歴史的な史跡、建造物が多く残されています。

市街地のような華やかさはありませんが、ゆったりとした空気と、歴史を感じられる街です。

観光で訪れた方も多いのではないでしょうか。


そんな首里は、沖縄そばのメッカでもあります。
那覇市の中でも、それほど大きな地域ではないのですが、沖縄そば屋の数は多く、また県内でも有数の名店が多くあります。
名前を聞いたことがある店がきっとあるはず。

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最近、新しく訪問した首里のお店で、またお気に入りを見つけました。
那覇市首里鳥堀町にある『ゆくい処 くぇぶぅ』です。

首里高校グラウンドから開邦高校へ抜ける道沿いにあり、周囲は閑静な住宅街になっています。
木造の小さな店は、地域の溶け込むようにひっそりと佇むようにあり、店の落ち着いた雰囲気をそのまま体現したような外観です。

f:id:sanpei808:20210428095133j:plainお店の入口です。

小ぢんまりとしたお店で、カウンター席、テーブル一つ、座敷と、合わせて16席ほどのお店。

f:id:sanpei808:20210428095101j:plain周囲が住宅地ということもあり、とても静かでのんびりとした雰囲気。
このサイズ感、めちゃくちゃ好きです。

f:id:sanpei808:20210428095330j:plainメニューは、シンプルに沖縄そばのみ。
三枚肉そばや、軟骨ソーキそば、てびちそばなどがあり、メディアでは「黒こしょうもやしそば」が取り上げられることが多いです。

初訪問も今回は、お店の名を冠した「くぇぶうそば」(ロース肉の沖縄そば)(大)700円をいただきました。


f:id:sanpei808:20210428095659j:plainのんびり外を眺めながら待っていると、運ばれてきたのがこちら。

まず、ルックスの美しさに息をのみました。
丁寧な盛り付けと、美しいスープ。
胸がときめきます。

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スープは、豚骨と鰹節などから取られた出汁のスープ。
驚いたのが本当に最小限の味付けで、出汁の美味しさを引き出していること。

薄味という感じではなくて、無駄な味付けがなく、出汁の旨味が存分に味わえるスープ。

動物系の出汁も効いているので「あっさり」というよりも、コクが十分にありながら「すっきり」しているという感じ。

余計なものを足さないで、出汁の旨味でこんなに沖縄そばって美味しくなるんだと、感動しました。


麺は、人気の亀浜製麺
細めで長いことが特徴で、しっかりとした固めの麺です。
間違いない組み合わせで、繊細なスープと良く合っていました。

この麺も、綺麗ですね。


食べ終えるのが惜しくなるような沖縄そば
最後の方は、少しゆっくり食べました。

簡潔で、だけど余韻がずっと残るような一杯でした。

首里にまた好きなお店が出来ました。



f:id:sanpei808:20210428101144j:plainジューシーも同様に、優しい味付け。まーさん。



那覇市沖縄そば一覧】

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