沖縄は夏まっただ中で、強い陽射しの日が続いています。
こんな日は、くんち(力)をつけるために、沖縄そばですよね。
那覇市松尾にある『だるま食堂』を訪問しました。
沖縄そばと言うと、有名どころで沖縄そば専門店が浮かぶのですが、沖縄では「食堂」で食べる沖縄そばも一般的です。
そもそも、沖縄そばの専門店が広がったのは、比較的最近で、戦後は「食堂」のいちメニューとして親しまれ、発展してきた料理なんだそう。
以前、食堂を紹介していた本で、「沖縄そばが美味しい店は、他の料理も美味しい」という話があって。
それは、沖縄そばの出汁(スープ)を煮物や炒め物にも用いているため、出汁が旨い店は、料理も旨いに決まっているからだそう。
納得です。
『だるま食堂』は、老舗の食堂です。
店は、テーブル席が複数に、座敷が一つ。
お昼時には、あっという間に、満席になってしまいます。
メニューは、沖縄そばが500円で。
残り、軟骨ソーキそば、焼きそば、ちゃんぽん、みそ汁、中味汁、ソーキ汁、ソーキ煮付け、ポーク玉子、焼肉、野菜ちゃんぷるー、豆腐ちゃんぷるーの全メニューが600円なんです。
沖縄の都心で、この価格の定食は本当に安い。
ありがたみしかないです。
今回は、軟骨ソーキそば600円をいただきました。
まず、香ってくるのが、美味しそうなスープの香り。
豚と鰹をベースとした、沖縄そばの基本のようなスープ。
甘みが感じられて、出汁の旨さが伝わってくる円みのあるスープです。
味付けの塩梅も良くて、このスープ好きだなあ。
麺は、角張ったオーソドックスな沖縄そばの麺。
スープとも合ってます。
軟骨ソーキは、しっかり目の味付け。
ごろごろと入っていてボリュームも二重丸です。
ちなみに、サービスだと思いますが、軟骨ソーキそばの注文にポークが乗った小ライスが付いてきました。
ランチのサービス的な?
このサービス精神も「食堂」の魅力ですね。
那覇市の『だるま食堂』。
年配の方2人で営業されていますが、店のシンプルな佇まい、良心的な価格、沖縄そばの旨さ、全部込みで、好きすぎるお店でした。
たくさんのお客さんに長年愛されているのが、よく分かりました。