昨日の晴天から一転。
沖縄は、台風5号の影響で風雨が強まっていて、これからさらに暴風雨になる予定です。
天気の移り変わりの速さも、南国ならではですね。
今日のお昼は、那覇市首里にある、沖縄そばの超人気店『御殿山』を久しぶりに訪問しました。
もちろん、馴染みのある店なのですが、観光客にも大変人気があり、行列は必至。
地元民としては、週末に訪問するのがなかなか難しかったのです。
厳しい状況下にありますが、対策にも気をつけながら、是非この機会にと訪問を決めました。
沖縄そば専門店の『御殿山』は、名前の通り、伊江家の史跡が残る通称「御殿山」という丘陵にあります。
城北中学校の向かいにあり、周囲は住宅地になっています。
首里にありますが、駐車場も広めにあるので安心ですよ。
訪れて、まず印象的なのは、沖縄の古い家屋を使った店舗。
赤瓦が目を引きます。
店内も、沖縄の伝統的な建築様式をそのまま残していて、地元の私でも思わず懐かしいと思ってしまう、今では貴重なものです。
メニューは、沖縄そば(三枚肉)を中心に、軟骨ソーキそば、やさいそば、ゆし豆腐そばなどがあり。
『御殿山』と言えば「煮付け」も有名ですよね。
麺は2種類から選べ、スタンダードな「純麺」胚芽が練り込まれた「胚芽麺」があります。
今回は、沖縄そば(三枚肉)大850円をいただきました。
見た目も美しい沖縄そば。
まず印象的だったのが、今では珍しい木灰汁を使い作られている自家製の麺。
沖縄そばは、戦後の一時期まで木灰汁を使い作られていましたが、今ではほとんど、かん水なんですよね。
麺は、かなり縮れが入った中麺で、食べる時、押し返されるような歯応えがあります。
食べ応えある麺で、縮れの食感が凄く良い。
他で食べられない、美味しい麺でした。
スープは、すごく洗練された味。
透明度が高いスープは、すっきりとしていて、出汁の旨味がストレートに伝わってきます。
沖縄そばって、ある意味、「麺」と「スープ」というシンプルな構成の料理だけど、こんなに奥深く美味しくなるんだなと、あらためて感じました。
本格的な沖縄そばが食べられて、古民家の雰囲気も満喫できる。
外国や本土からのお客さんをもてなすには、『御殿山』はもちろんお薦めです。
でも、こんな時だから、地元沖縄の人にもあらためて『御殿山』の沖縄そばを食べてほしいな。
自分も久しぶりの訪問だったので、最初食べた時とはまた違った感慨がありましたよ。
次回は、まだ食べたことがないメニューもあるので、色々と味わってみたいです。