さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

高江洲そば

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沖縄は、台風10号の影響で週末は強い風雨が続いていましたが、今日は一転して青空。

夏空が戻ってきています。

 

午前中に、久しぶりに浦添市伊祖にある『高江洲そば』を訪問しました。

沖縄県では新型コロナで、8月は自粛期間に当たり、店は長らく休みが続いていたんですよね。

 

 

まず驚いたのは、店の人気。

早い時間に到着したのですが、10時の開店からすでに、多数のお客さんが。

まだ、観光客も少ない沖縄で、平日にこれだけ地元客が集まるなんて。皆んな、再開を心待ちにしてたのかな。

 

『高江洲そば』は創業から50年。

沖縄では老舗のお店で、ゆしどうふそば発祥のそば屋としても有名です。

 

 

『高江洲そば』のメニューは、基本の沖縄そばを中心に、ソーキそば、中味そば、ゆしどうふそば、中味汁、ゆしどうふ、さらに、じゅーしーやおにぎり、天ぷらなどのサイドメニューがあります。

 

どのそばも人気なのですが、今回は目当ての「ゆしどうふそば」(大)650円をいただきました。

 

 

食べるのを待ちきれず、カウンターの席で、少しソワソワしながら待つと、そばが到着。

見た目にもインパクトのある、ゆしどうふそばが。

 

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まず目がいくのが、沖縄そばにたっぷり乗ったゆし豆腐の白。

そしてゴロゴロ乗った軟骨ソーキの茶に、錦糸玉子の黄、ネギの青、昆布の黒と、彩も豊かな一杯に胸が高まります。

 

『高江洲そば』のゆしどうふの特徴は、沖縄そばとゆし豆腐の組合せが高度にマッチしている所だと思っていて。

『高江洲そば』じゃなきゃ、という美味しさがあるんです。

 

沖縄そばプラス◯◯といった組合せは、たくさんありますが、意外にも成功例は少ないもの。

と言うのも、沖縄そばに、まんま◯◯を加えると、そば本来の美味しさを壊しがちだから、だと思うんです。

 

だから、沖縄そばは、麺とスープをプレーンで食べたいと言うそば好きは多い。

 

『高江洲そば』のゆしどうふそばは、ゆし豆腐、スープ、麺、軟骨ソーキ、各々がそれだけでも美味いのに、相乗効果を発揮して、チームとして完成されている点が凄い。

 

 

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ゆし豆腐は、ふわふわの食感が最高。優しい味付けで、豆腐単体としても美味しく、れんげが止まりません。

 

スープは、これまた優しい味付けで、ゆし豆腐の美味しさを邪魔することがありません。

一方で、豚骨の出汁は、存在感抜群。

ゆしどうふそばと言うと、軽いイメージがありますが、出汁の存在感がしっかりしてるから、物足りなさが無いんです。

 

これを受け止める麺は、細麺で縮れのある、固めの食べ応えある麺。

ゆし豆腐とのコントラストがあって、食感が凄くマッチしてます。

 

軟骨ソーキも絶妙な味付けで、この一杯に調和しています。

 

ネギと昆布は、良いアクセントになっていて、無くてはならない存在。

 

 

何度食べても、新しい驚きと、一方でホッとする感じがあって。

この優しい、飽きのこない美味しさが大好きです。

 

沖縄にきたら、是非食べていただきたい一杯です。

 

 

 

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じゅーしーのおにぎりも、まーさん。

 



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