沖縄は、まだまだ陽射しが強く、日中は汗ばむような暑さが続いています。
そんなコンクリートジャングルで、オアシスのような沖縄そば専門店を訪問しました。
官庁やテレビ局、銀行など企業のオフィスがひしめく久茂地。
飲食店の多い久茂地近辺ですが、意外にも沖縄そばの店は少なく、沖縄そば難民になることもしばしば。
そんな、久茂地でお薦めなのが『すーる』。
場所は、那覇市の都市部、久茂地川沿いです。
木目調の内装で、沖縄の小物で彩られた店内。
流れるボサノバに一瞬、都心に居ることを忘れ、ゆったりとした気分で沖縄そばを味わうことができます。
女性の一人客なども多く、女性でも入りやすい雰囲気も魅力ですよ。
メニューは、シンプルなそば(肉なし)に、三枚肉を乗せた「淡すいそば」、ソーキそば、さらに、ゆし豆腐も提供しています。
単品250円のじゅーしーが、そばとセットだとプラス100円で食べられるのも嬉しい。
今回は、三枚肉の「淡すいそば」(大)をじゅーしーとセットで注文しました。900円。
「淡すい」の由来ですが、「淡すい」は以前、糸満市にあった沖縄そばの有名店(現在は閉店)なんです。
こんな形で味が受け継がれているんだと、沖縄そばの系譜にしみじみしました。
程なくして運ばれてきた沖縄そばは、まずルックスが、ため息が出るほど綺麗。
澄んだスープに麺が美しい沖縄そばです。
『すーる』で、印象的だったのが、スープ。
最小限の味付けで、すごく円やか。本当に尖ったところがない、優しいスープなんです。
それでいて、鰹など出汁の味わいは深く、満足度は高いです。
麺は、沖縄そばの中でも相当な細麺。
ストレートの麺で歯ごたえもしっかりあり。
のど越しが良く、スープとの相性も良かったです。
全体に繊細なつくりで、上品な味付けの沖縄そばでした。
これなら、毎日でも食べたいなあ。
「ゆし豆腐」もレギュラーメニューで提供しており、次回食べてみたいです。
仕事などで久茂地にくる機会があれば、沖縄そばの専門店『すーる』がお薦めです。