前々回で取り上げましたが。 ↓
沖縄のローカルタウン誌『おきなわ倶楽部』10月号は、沖縄そば特集となっており。
この中で、沖縄そば屋8店舗の、指定メニュー半額券が付いてきます。
新規店舗も開拓できるし、財布にも優しいという事で、そばじょーぐー(沖縄そば好き)には、ありがたい企画。
ここでは、『おきなわ倶楽部』の半額券を使い訪問した店を取り上げたいと思います。
(何店舗回れるかなぁ)。
今回訪問したのは、浦添市仲西にある『まんねん』です。
2019年9月にオープンしたお店。
場所は、浦添市の税務署通り近くの住宅街にあり。
店舗前に駐車場もあります。
目立つ形で、「麺」の文字があるので、すぐに分かるはず。
カウンター席、テーブル席、座敷があり、清潔感のある店内。
バリアフリー対応で、幅広い層が利用しやすい雰囲気で、この日も小さいお子さんを連れた家族連れが多く利用されていました。
『まんねん』の最大の特徴と言っていいのがメニュー。
まず、沖縄そばは、鰹節と豚骨の出汁を合わせたものが一般的なんですが、『まんねん』は、鶏の出汁をメインにしています。
珍しいですね。
さらに、スープの味が、塩、醤油、味噌味から選べるんです。
沖縄そばは、一般的には塩、さらに醤油を加えますが、ほとんどの店では、味付けは1択です。
味が選べるのは、本当に珍しく、ラーメン店のようですが。
『おきなわ倶楽部』によると、店主は以前、県内の人気つけ麺店『三竹寿』でも勤務されていたよう。納得です。
鶏の出汁や、三種の味付けのスープなど、沖縄そばとしては、すごく新しい試みですが。
個人的には、若い人など幅広いニーズに応える事ができるし、何より沖縄そばの可能性を広げていく取組みなので、賛成です。
長くなりましたが、今回は2種類の肉が楽しめる「まんねんそば」の(中)を、塩味で、800円から半額割引で、400円でいただきました。
雑誌は、400円なので、すでに元が取れてます。
お店と、『おきなわ倶楽部』さん、ありがとう。
鶏がメインというスープは、やや白濁し、独特の香りが食欲をそそります。
脂の感じとか、たまらないですね。
旨味がしっかり出ていて、厚みがあるスープでした。
でも、くどさは全然なくて、すごく丁寧な印象です。
個性的なスープに合わせているのは、生麺。
生麺特有の風味や、ツルッとした食感があって、麺自体の存在感もすごくありました。
具材の、鶏ムネ肉と、軟骨ソーキもコントラストがあって良かった。
特に良く煮込まれた軟骨ソーキは、力のあるスープや麺に負けず、美味でした。
個性がある、意欲的な沖縄そばだと思います。
次は、是非、オーソドックスな「塩味」以外で、「醤油」や「味噌」も食べてみたいです。
接客も素敵で、居心地も良かったです。
メニューも含めて、またリピートしたいと思わせるお店でした。
〈おきなわ倶楽部 10月号は、こちらから一部見られます〉
https://okikura.jp/okikura-issues/136
【おきなわ倶楽部半額のお店一覧】