ここ数日は、沖縄でも肌寒い日が続いています。
半袖もそろそろ限界で、パーカーを羽織りながら外出しています。
寒い季節になると、汁物がいっそう美味しくなりますね。
今回は、那覇市国場にある『すーまぬめぇ』を訪問しました。
沖縄そば好きに、一押しの店を訪ねると必ず名前が挙がる、県内の沖縄そば専門店の中でも有名なお店です。
私も大好きな店の一つですが、気がつけば5年ぶり。
とても楽しみにしながら、訪問しました。
『すーまぬめぇ』の私の印象は、総合点の高い沖縄そば屋さんです。
沖縄そば屋を選ぶ時は、人それぞれポイントがあって、麺やスープの好み、ソーキなど具材の美味しさ、そして店の雰囲気など様々だと思います。
私も人に紹介する時には、「麺」や「スープ」などの好みや、「店の雰囲気」などを考慮してお薦めをするのですが、『すーまぬめぇ』は、県外からのお客さんへも自信を持ってお薦めしたいお店です。
まず、「店の雰囲気」。
沖縄の古民家を改装している店舗は、昔ながらの沖縄の家屋の雰囲気を味わうことができます。
店舗前のブーゲンビレアなど風情があり。
店の至るとことにある、シーサーなどのやちむん(焼き物)は店主の自作だそう。
沖縄そばだけでなく、店そのものが作品ですね。
気になる『すーまぬめぇ』の名称は、「潮間(しおま)さん家の前」という屋号から取られています。
沖縄では、各家を屋号で呼ぶ風習があり、「○○めぇー」は、確かに良く聞く呼称です。
古民家を用いた店舗ともマッチした素敵な名称ですね。
そして、沖縄そば。
メニューは、シンプルに厳選されています。
三枚肉に、ソーキ、てびち、そしてゆし豆腐そば。サイドメニューに、じゅうしぃといなりがあります。
今回は、お肉が全種食べられるスペシャルそば800円を注文しました。
推しポイントの「スープ」。
鰹を中心とした出汁で、澄んだスープ。見た目も美しいですよね。
あっさりとした後味ですが、出汁の旨味がギュッと詰まったようなスープです。
さらに「麺」。
長めの細麺は、沖縄そばでも人気のタイプ。
啜り心地が凄く良い、音を出して啜るのが思わず楽しくなるような麺。
そして「具」。
三枚肉、ソーキ、てびちと沖縄そば界のオールスターが集結した豪勢な具ですが。
それぞれが上品に味付けされていて、それぞれが美味しい。
特に印象的だったのがてびちの美味しさ。
骨からあっさりと取れる、ほろほろ具合だとか、あくまで控えめな塩の味付けだとか。
煮込みかたが難しいてびちで、完璧と呼びたいような、食感でした。
全体に、丁寧な作りの沖縄そばで、初めて沖縄そばを食べる方でも、きっと満足する一杯だと思います。
私も休日のそばを満喫しました。
次回は、未食のゆし豆腐そばを食べてみたいな。
具材も豊富なじゅうしぃは、味付けも絶妙で、まーさん。
サイドメニューも是非食べてほしい。