昨日、沖縄は気温23℃。
久しぶりに陽気が戻ってきたと思ったら、日中は暑いぐらいの陽射しで、半袖で過ごしました。
12月の末とは思えないこの気候も、沖縄の魅力ですね。
今回は、『沖縄そばスタンプラリー』の店舗回りということで、与那原町与那原にある『民芸食堂』を訪問しました。
与那原町というと、沖縄県南部の町で、かつては南部一帯の中でも最も商業的に栄えた地域の一つです。
南部の中心地という印象がある与那原ですが、最近では「東浜」を中心とした都市開発が進み、町並みは変化していっています。
そんな与那原の昔ながらの商店街の雰囲気を残す「えびす通り」沿いにあるのが『民芸食堂』。
沖縄タイムスの記事によると、約45年前、現在と同じ場所で店主の母が『民芸食堂』を営んでおり、地域に親しまれていたそう。
その後、約20年前に閉店しましたが、5年前に店主が帰郷し復活させることになったそうです。
スープの味も昔ながらの作りにこだわったそうで、歴史ある与那原の沖縄そばが、今もこうして食べられるの嬉しいですよね。
店は、国道331号線から「えびす通り」に入って通り沿いの右側。
店舗横には、複数台止められる駐車場あります。
店の外観はシンプルで、まさに町の沖縄そば屋といった風情があります。
メニューは基本の沖縄そば(三枚肉)(中)が520円、ソーキそば、野菜そば、てびちそば、唐人そば、サイドメニューにじゅうーしーがあります。
初訪問の今回は、本ソーキそば750円をいただきました。
まず、透明なスープが印象的なルックス。
鰹出汁が中心の澄んだスープです。
見た目の印象通り、味付けは控えめで、すごく繊細なスープ。
出汁がゆっくり身体に染み渡っていくような、滋味のあるスープでした。
合わせる麺は、自家製の生麺。
ツルッ、プリッとした麺で、コシがあり、しっかりとした歯応えもあります。
中ぐらいの平麺で、緩く縮れが入っており、啜り心地も良し。
本ソーキは、これぞソーキと言いたくなるような見事な豚肉。
どっしりと食べ応えのあるおおぶりなソーキで、味付けも抑えめなので、沖縄そばとのバランスも良いです。
全体に、奇をてらった所がなく、真っ直ぐな沖縄そば。
店の雰囲気も、沖縄そばも、昔ながらの「そばじょーぐー(沖縄そば好き)」ならきっと共感してくれると思うのですが、すごく「しっくりくる」一杯でした。
最近の外食は、どうしても味やボリューム、外観を派手にしがちですが、『民芸食堂』は、過不足がなく、また次も食べたくなる沖縄そばです。
いつ食べても美味しい、町の沖縄そば屋が、与那原の地で長く続いてほしいなと思います。
じゅーしーもあっさり味付けで、とってもまーさん。これはお薦め。
『沖縄そばスタンプラリー』の紹介は、以前のブログから↓
沖縄そばが、沖縄県民に愛される大衆食であることは、何度もこのブログで紹介していますが。
沖縄そばについての企画も、いくつか定番のものがあります。
その一つが、『沖縄そばスタンプラリー』。
今回で10回を迎える、沖縄そば発展継承の会が主催する催しで、対象の店を巡りスタンプをもらっていくというもの。
スタンプを集める事で、「沖縄そばじょーぐー」の認定証などがもらえ、ほか特典が多数あります。
全21店舗を、10月から、翌年2月までに回るこの催し。
当ブログでも週末を利用して、マイペースで、できる所まで頑張りたいなと思います。
『民芸食堂』で、8店舗目。
【スタンプラリー一覧】