首里城がある古都ですよね。
史跡や文化財が多くある町ですが、沖縄そばの有名店が揃う町でもあります。
伝説の名店『さくら屋』があったのも首里当蔵町ですよね。
〈『さくら屋』関連の過去記事〉
『首里そば』、『御殿山』、『てぃしらじそば』、みな沖縄そばを代表するお店だと思います。
そんな、首里の大名町に、昨年8月にオープンした沖縄そば専門店が、『すば処 あじぐくる』。
自分も好みの味で、シンプルに直球勝負な沖縄そばに凄く好印象を持っています。
場所などは、前回の訪問を参考にしてください。
〈『あじぐくる』前回の訪問記事〉
カウンターのみの6席。
メインのメニューは、三枚肉そばと、軟骨ソーキそばのみ、という、本気のお店。
ただ、雰囲気は、清潔感があって心地よい音楽が流れる、凄く入りやすい店になっています。
接客もソフトで、丁寧ですよ。
厳選したメニューに期待が高まりますよね。
今回は、三枚肉そば850円と、ジューシー(小)100円、てびち唐揚げ200円をいただきました。
ちなみに、沖縄そばには、小鉢とサラダが付くため、セットメニューの価格だと思った方が良いです。
小鉢と、サラダを食べながら沖縄そばを待ちます。
味付けに工夫があって美味しい。
程なくして、運ばれてきた三枚肉そば。
まず、一般的な三枚肉そばと違ったルックスに驚かされます。
通常よりも、薄くスライスした三枚肉を、器の全面に乗せたつくり。
見た目からインパクトあります。
具材にも工夫があって、刻み生姜に、ネギ、キクラゲに、もやしも入っています。
沖縄そばでは珍しい構成。
まずは、スープから。
前回も感じましたが、あっさりとしていながら、鰹出汁を中心に、出汁の美味しさがしっかり感じられるスープ。
いつまでも飲んでいられる気持ちになる、澄んだスープです。
麺は細めのストレート。
歯応えも良く美味しい麺。
三枚肉は、薄くスライスしたことで、通常とはまた違った、しっとりとした印象の肉に。
見た目も食感もとても面白かったです。
具材の、キクラゲともやしは、沖縄そばでは珍しいですが、食感がそば全体のアクセントになっていて良かったです。
刻み生姜も大好き。
前回、ソーキそばを食べた時はオーソドックスな上品な沖縄そばという印象でしたが、今回の三枚肉そばは、新しい試みが入っていて感じるものがありました。
見せ方や、具材、味付けなど工夫がある、洗練された沖縄そばだと思います。
別に注文した、てびちの唐揚げ。
カラッと揚げられていますが、中にはてびちのジューシーさがしっかり。
食感がとても良い、てびちです。
衣の味付けも良くて、めちゃくちゃお薦め。
小ぶりなので、女性が沖縄そばに追加しても食べられるサイズです。
サイドメニューに是非。
じゅーしーも、まーさん。