沖縄そばの具材には、豚肉の三枚肉やソーキ、てびちやゆし豆腐などが一般的です。
また、サブ的な存在の具として、かまぼこや結び昆布、玉子焼きなども人気です。
そんな沖縄そばの具材の可能性については、以前記事にしました。
『沖縄そばの具材ドラフト会議』
今回、私も沖縄そばでは初めて食べた具材が、「タピオカ」。
「タピオカ」と言えば、タピオカティーが凄い人気で、沖縄でもクイックリーなどの店舗がたくさんあります。
沖縄は、地理的にも台湾に近いことから、爆発的なタピオカブームの以前から沖縄では浸透していた気がします。
そんな「タピオカ」を用いた沖縄そばがあったとは。
南城市大里仲間の『琉心そば』を訪問しました。
県道86号線に面しているので、店は分かりやすいはず。
店舗横と、店の右側の路地を入っていくと複数台駐められる駐車場があります。
メニューは、基本の三枚肉そば、軟骨ソーキそばに、鶏そば、野菜そばなどがあります。
今回は、琉心そば(三枚肉と軟骨ソーキのミックス)にじゅーしーがついた、じゅーしーそばセット(大)1,000円をいただきました。
余談ですが、私が沖縄そば屋に行くときにいつも楽しみにしているのが、香辛料の品揃えについて。
沖縄そばの定番と言えば、コーレーグース-や七味ですが、八重山独特のピパーチや、変わった香辛料を置いている店もあります。
店の個性が出る部分でもあり、毎回、沖縄そばが出てくるまでの待ち時間は、香辛料チェックが恒例になっています。
『琉心そば』は、香辛料など味変アイテムがなんと9種類。
これまで訪問した沖縄そば専門店の中でも最多ではないでしょうか。
さらに、丁寧に解説もあります。
素晴らしいので、写真で紹介しますね。
こうした香辛料の品揃えからも、店の細かい配慮が伝わってきます。
良いお店ですよね。
香辛料を物色していると、まもなく熱々の沖縄そばが。
やっぱり目がいくのが、中央右上に盛られた「タピオカ」。
ルックスにも映えるところがポイント高い。
印象的だったのが、沖縄そばのスープ。
無化調のスープとのことですが、出汁の旨味は十分。
一口目は薄いと感じたスープが、飲み進めるほどに味を増していき、最後にはしっかりと感じられるから不思議です。
豚や野菜、魚介系の様々な出汁から作られているとのことですが、自分は魚介系の出汁を強く感じました。
複雑でいて、きちんとバランスが取れていて、後味はスッキリとしたスープは本格派です。
このスープだけでも何杯もいけてしまいそうな沖縄そば。
麺は、中細で緩くウェーブがかかったストレートに近い麺。
繊細なスープに良く合う、細麺です。
良く煮込まれた軟骨ソーキも美味しかった。
肝心な「タピオカ」ですが、ルックスに彩りを加えることはもちろん、もちもちとした食感が従来の沖縄そばの具材にはない面白さがありました。
味自体はそれほどしないので、やっぱり食感重視ですね。
「タピオカ」の話題に誘われて訪問した『琉心そば』でしたが、予想以上の沖縄そばのスープに心奪われました。
思わぬ収穫と言うんでしょうか。
また、食べたいと思わせる沖縄そばです。
今度の週末あたり、南部をドライブしながら、「タピオカ」の乗った沖縄そば『琉心そば』を訪れてみてはいかがでしょうか。
じゅーしーも、まーさん。