家庭で作られることはもちろん、食堂やたくさんの沖縄そば専門店が存在します。
沖縄に行けば、ほとんどの地域に地元の沖縄そば屋さんがありますが、特徴として、昼営業のお店がほとんどです。
店によっては、夕食時間帯も営業していますが、22時以降営業されている店はかなり少ない。
やはり昼食として食べるイメージが定着しているのでしょうか。
この点が、ラーメンと大きく違う所です。
そんな昼食の定番沖縄そばですが、深夜営業を長く続けている名店がコザ(沖縄市)にあるんです。
場所は、沖縄県内でも屈指の歓楽街「中の町」。
レストランや居酒屋、大人の社交街がひしめく街です。
アメリカの影響も色濃く受けた地域で、独特の魅力を醸し出しています。
『宮古そば愛』は、「中の町」の飲食店が立ち並ぶ一角にあります。
営業時間(通常)は、18時から翌朝5時。
飲んだ後の〆の沖縄そばとして、コザでは有名なお店。
創業から30年を超え、キャリアの長さが『宮古そば愛』が、いかにコザの飲兵衛たちに支持されてきたか分かります。
ちなみに、沖縄県は県独自の緊急事態宣言中で、夜20時以降の営業自粛が求められていて、この間『宮古そば愛』は、昼営業されています。
そのため、この期間中だけ昼営業されているんですよね。(11時30分〜20時)。
色々とご苦労が多いと思うのですが。
せっかくのこの機会。お昼過ぎに訪問しました。
雰囲気のある佇まい。
歓楽街という場所柄、駐車はコインパーキングなどになります。
周囲はたくさんコインパーキングがあるので訪問は困らないはず。
店は、カウンターに、テーブル席、座敷席があり、カウンターからは広く厨房が見渡せます。
私はこのサイズ感が、とても好き。
注文は、食券制。
基本の宮古そば(中)600円のほか、軟骨ソーキそば、野菜そば、てびちそば、焼きそばなどがあります。
今回は、「愛ちゃんそば全部乗せ」750円をいただきました。
鰹出汁がフワッと香る沖縄そばが着丼。
本ソーキに、軟骨ソーキ、三枚肉と豚肉のオールスターに胸がときめきます。
スープがとても印象的で。
鰹出汁中心でスッキリとしたスープですが、後を引くというか、どんどん飲みたくなる味。
複数の出汁を用いているといいますが、甘みがあって、ふくよかなスープです。
麺は、大好きな亀浜製麺の細麺。
ストレートの長い細麺で、啜り心地が最高。
この麺を一気に啜るのがまた良いんです。
豚肉の味付けもほどよく、本ソーキまで食べられたのは贅沢でした。
スッキリとしたスープに細麺と、これならいくら飲んでも食べられる沖縄そば。
長年コザの街に愛されてきたのも分かります。
飲んだ帰りだけじゃ、もったいないので。
昼営業されているこの機会に、訪問されてみてはいかがでしょうか。
じゅーしーも、まーさん。