さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

和泉食堂 2

f:id:sanpei808:20210617045041j:plain今回は、豚肉、本ソーキが美味しい沖縄そば屋の紹介です。


沖縄市池原にある『和泉(いずみ)食堂』。

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前回、店名物の「てびち」をいただきましたが、この店の沖縄そば、そして豚肉はただものじゃないと感じていました。

「てびち」以外の肉も美味しい予感、というとこで今回は「ソーキそば」を食べに行きました。



『和泉食堂』は、『和泉食堂』は、1979年にうるま市石川で創業し、金武町屋嘉を経て、現在は沖縄市で営業されています。

人気メニューは「てびち」の煮付けや、ノーマルな煮付け、もちろん沖縄そばも。

その実力は間違いなく、沖縄のローカル番組『アゲアゲめし』でも取り上げられ、公式ガイドブック』にも掲載されていますよ。

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メニューは、定番の「てびち」はもちろん、沖縄そばでは、基本の沖縄そばをはじめ、塩軟骨ソーキそば、なかみそば、野菜そば、ソーキそばなどがあります。


今回は、ソーキそば780円をいただきました。



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軟骨ソーキと本ソーキの違いですが、「本ソーキ」は、固い骨付きのソーキを指します。
スペアリブのことで、骨周りのしっかりとした肉の旨味と、ワイルドな食感が魅力です。これぞ、肉という感じ。

一方、「軟骨ソーキ」は、軟骨部分を用いて、長時間煮込むことで、肉と一緒に食べることも可能なもの。
特徴は、やはり柔らかいトロトロの食感と、味の染みたお肉です。


f:id:sanpei808:20210617050508j:plain『和泉食堂』の「本ソーキ」の沖縄そばがこちら。

f:id:sanpei808:20210617050622j:plainまず、目が奪われるのが、この肉、肉、肉。

豚肉(本ソーキ)が器前面に乗っています。

沖縄料理の中でも「ソーキ」はご馳走なのですが、これは本当に贅沢な一杯。
衝動が止まりません。


さらに印象的なのが、油の浮いた濃い色のスープ。

店では毎日4時間かけて豚肉を仕込んでおり、その煮汁で沖縄そばのスープを作っているんだそう。
コラーゲンもたっぷり。

この色合い、堪らないですね。

f:id:sanpei808:20210617051243j:plainソーキは、見た目通りと言うより、見た目以上に美味しい。

しっかり味は染みていますが、味つけが濃すぎることもなく、肉の煮込み方も絶妙。
肉を喰らっている、という喜びが感じられるソーキです。

『和泉食堂』の豚肉は本当に美味しい。

そして、ボリューム。
食べても食べても、まだ出てくるソーキ。
贅沢な仕様で、豚肉好きには堪らない一杯です。

 

f:id:sanpei808:20210617051201j:plainスープは厚みのある味わい。

ただ、動物系の濃厚さだけでなく、しっかりと鰹出汁も感じられるんです。
コクがすごくあるのですが、見た目の印象ほど、後味はしつこくありません。

ワイルドなスープでありながら、丁寧に作られているんだなと感じます。
最後まで美味しくいただけました。



南部在住の方でも、沖縄市まで食べにいく価値ありの、沖縄そば専門店です。

特に「てびち」や「ソーキ」、豚肉が食べたい時にお薦め。

ボリュームもしっかりあって、一緒に行った知人は「野菜そば」の量に驚いていました。

肉にかぶりつく快感を味わいたいなら、是非、沖縄市の『和泉食堂』へ。



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