今回は、豚肉、本ソーキが美味しい沖縄そば屋の紹介です。
沖縄市池原にある『和泉(いずみ)食堂』。
前回、店名物の「てびち」をいただきましたが、この店の沖縄そば、そして豚肉はただものじゃないと感じていました。
「てびち」以外の肉も美味しい予感、というとこで今回は「ソーキそば」を食べに行きました。
『和泉食堂』は、『和泉食堂』は、1979年にうるま市石川で創業し、金武町屋嘉を経て、現在は沖縄市で営業されています。
人気メニューは「てびち」の煮付けや、ノーマルな煮付け、もちろん沖縄そばも。
その実力は間違いなく、沖縄のローカル番組『アゲアゲめし』でも取り上げられ、公式ガイドブック』にも掲載されていますよ。
メニューは、定番の「てびち」はもちろん、沖縄そばでは、基本の沖縄そばをはじめ、塩軟骨ソーキそば、なかみそば、野菜そば、ソーキそばなどがあります。
今回は、ソーキそば780円をいただきました。
軟骨ソーキと本ソーキの違いですが、「本ソーキ」は、固い骨付きのソーキを指します。
スペアリブのことで、骨周りのしっかりとした肉の旨味と、ワイルドな食感が魅力です。これぞ、肉という感じ。
一方、「軟骨ソーキ」は、軟骨部分を用いて、長時間煮込むことで、肉と一緒に食べることも可能なもの。
特徴は、やはり柔らかいトロトロの食感と、味の染みたお肉です。
『和泉食堂』の「本ソーキ」の沖縄そばがこちら。
まず、目が奪われるのが、この肉、肉、肉。
豚肉(本ソーキ)が器前面に乗っています。
沖縄料理の中でも「ソーキ」はご馳走なのですが、これは本当に贅沢な一杯。
衝動が止まりません。
さらに印象的なのが、油の浮いた濃い色のスープ。
店では毎日4時間かけて豚肉を仕込んでおり、その煮汁で沖縄そばのスープを作っているんだそう。
コラーゲンもたっぷり。
この色合い、堪らないですね。
ソーキは、見た目通りと言うより、見た目以上に美味しい。
しっかり味は染みていますが、味つけが濃すぎることもなく、肉の煮込み方も絶妙。
肉を喰らっている、という喜びが感じられるソーキです。
『和泉食堂』の豚肉は本当に美味しい。
そして、ボリューム。
食べても食べても、まだ出てくるソーキ。
贅沢な仕様で、豚肉好きには堪らない一杯です。
スープは厚みのある味わい。
ただ、動物系の濃厚さだけでなく、しっかりと鰹出汁も感じられるんです。
コクがすごくあるのですが、見た目の印象ほど、後味はしつこくありません。
ワイルドなスープでありながら、丁寧に作られているんだなと感じます。
最後まで美味しくいただけました。
南部在住の方でも、沖縄市まで食べにいく価値ありの、沖縄そば専門店です。
特に「てびち」や「ソーキ」、豚肉が食べたい時にお薦め。
ボリュームもしっかりあって、一緒に行った知人は「野菜そば」の量に驚いていました。
肉にかぶりつく快感を味わいたいなら、是非、沖縄市の『和泉食堂』へ。
【沖縄市の沖縄そば一覧】