「てびち」は、沖縄で広く食べられている豚足の煮付けです。
何度か当ブログでも紹介していますが、沖縄そばに「てびち」をトッピングした「てびちそば」は、沖縄そばのメニューの中でも定番の一つです。
ただ、三枚肉や、ソーキなど他のメニュー以上に熱狂的なファンが多いのが「てびち」。
沖縄県民の多くが、「てびち」に熱烈なこだわりを持っています。
「てびち」は、沖縄そば専門店の他、沖縄料理の店や食堂などで提供されていますが、家庭の味同様、まさに千差万別、色々な味付け、煮込み方があります。
もし、「てびち」料理にあまり良い印象を持っていない方がいらっしゃったら、それはきっと本当に美味しい「てびち」に出会っていないからではないでしょうか。
今回、いただいた「てびちそば」はこちら、『ゆくい処 くぇぶぅ』。
那覇市首里鳥堀町にある隠れ家的な沖縄そばの名店。
首里の閑静な住宅街にひっそりと佇むお店で、小ぢんまりとしたお店ですが、すごく落ち着く、私的にツボな沖縄そば屋です。
詳細は、前回『くぇぶぅ』を訪問した際の記事を参照ください。
てびちそば(大)750円。
見た目も美しい「てびち」。
胸が高鳴ります。
「ルックスが良い沖縄そばは、味も美味い」が私の持論ですが、この「てびち」も間違いないルックスの良さ。
「てびち」の魅力は何と言っても、ぷるぷる、とろとろの食感。
『くぇぶぅ』の「てびち」は、とろとろ系で、口の中でとろけていく感じ。
もう幸せです。
味つけは塩で控えめにされており、上品な仕上がりでした。
繊細な沖縄そばとの相性もとても良いです。
ロースのそばや、もやしそばを食べた時に確信しましたが、どれを食べても『くぇぶぅ』らしさのある素敵な沖縄そばだなと感じます。
大満足な一杯でした。
「てびち」初心者にも食べやすい、「てびちそば」なのでお薦めです。
「てびち」は本当に奥深い世界で、「てびち」だけの食べ歩きをしている人も多くいます。
ついでに、過去の「てびちそば」を紹介しておきますので、気になったら是非、参考にしてください。
okinawasoba.hatenablog.com
長年愛されている、豚肉が美味しい食堂。
「てびち」の美味しさに定評があります。
okinawasoba.hatenablog.com県民同士で好きな沖縄そばの話題になると、必ず名前が上がる沖縄そばの人気店『玉家』。
「てびちそば」もファンが多いです。
こちらも、那覇市の行列店『すーまぬめぇ』。
鰹、豚のバランスの良いスープが美味で、トッピングのお肉はどれも美味しい。
okinawasoba.hatenablog.com糸満市の『南部そば』。こちらも「てびち」が有名なお店です。
見た目のインパクトも大な「てびちそば」。
okinawasoba.hatenablog.comボリュームなら間違いなく最強な、浦添市の『お肉の店 仲村』。
名前のとおり、お肉屋さんが沖縄そばを提供しています。
okinawasoba.hatenablog.com沖縄市の『米八そば』。
三種(ソーキ、三枚肉、てびち)のお肉が乗った、その名も「トライアスロンそば」。「てびち」は、味付け、煮込み方、沖縄そばとのバランス、どれも良い。
okinawasoba.hatenablog.com変わり種で、那覇市首里の『あじぐくる』は、「焼きてびち」を提供しています。
外はカリっと、中はとろとろな「てびち」は絶品です。
【那覇市の沖縄そば一覧】