さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

民宿 寿

f:id:sanpei808:20210703074906j:plain先日の豪雨から一転、沖縄はようやく梅雨明けしました。

沖縄が最も輝く季節、夏到来です。
テンション上がる、楽しみだなぁ。



最近、沖縄の離島の沖縄そばを紹介していますが、今回は、粟国島です。

粟国島は、沖縄県の離島で粟国村にあり、那覇市から北西約60kmに位置し、大きさは、7.63平方メートルほど、人口は約800人の島です。

那覇市からだと、市内にある泊港とまりん)からフェリーで約2時間で行くことができます。

もっと遠い、宮古島石垣島、また北大東島へは飛行機での移動が主ですので、沖縄本島から船で行く離島としては最も遠い島の一つですね。

www.aguni-archive.jp
私が推したい、粟国島の魅力は、沖縄の中でも独特な自然と文化です。

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人工物の少ない、景観も素晴らしい海岸があるのはもちろん。

f:id:sanpei808:20210703080400j:plain珍しい鍾乳洞や、

f:id:sanpei808:20210703080514j:plain独特の地形を観ることができます。

沖縄の多くの島は、サンゴから成る石灰岩が主ですが、粟国島の一部は火山による地質があり、これが島独特の景観を生み出しています。

f:id:sanpei808:20210703081121j:plainまた、沖縄本島とも違う、信仰や風習が色濃く残っており、文化的な豊かさにも驚かされます。

一度行くと、その魅力の虜になるはず。

f:id:sanpei808:20210703081408j:plain今回は、港の近くにある『民宿 寿(ことぶき)』で、沖縄そばをいただきました。

普段は、民宿を営んでいるお店で、お昼時に沖縄そばをいただくことができます。

www.okinawastory.jp


この日は、メニューは一択。
沖縄そば」600円。
粟国島で食べられる貴重な一杯です。

f:id:sanpei808:20210703090139j:plain三枚肉、紅ショウガ、ネギが乗った昔ながらの沖縄そば

彩も良くて、定番のルックスに心が躍ります。
こういうのが良いんだよなぁ。

f:id:sanpei808:20210703090417j:plainスープは、鰹の出汁が効いていて、本格的な沖縄そば

鰹節と豚からとった定番のスープですが、丁寧に作られている印象で、雑味がなく円やか。
派手な感じではないですが、じんわり沁みる、滋味のあるスープとでも言うんでしょうか。
味つけもちょうど良い塩梅でした。


麺はやや太めの、ストレートな中太麺で、すごく滑らか。
力強さもあって、食べ応えのある麺です。


三枚肉は、かなりしっかり目。
甘じょっぱい、沖縄でいう「味くーたー」な三枚肉でした。

三枚肉は、沖縄では伝統のご馳走ですが、『民宿 寿』の三枚肉は、まさに昔ながらのご馳走という感じで、味つけも、煮込み方もベストです。



定番とも言える沖縄そばで、大満足でした。
旅先で出会う一杯の沖縄そばは、本当に胸躍るものがあります。

島の人たちが愛する沖縄そばを味わえるのは、自分にはたまらない楽しみ。

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f:id:sanpei808:20210703092136j:plain豊かかでユニークな自然がある島です。
粟国島、是非、訪れてほしいなと思います。



粟国村沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com