さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

軽食の店 ルビー

f:id:sanpei808:20210818061155j:plain創業1962年、60年近くのキャリアを誇る沖縄の老舗食堂『軽食の店 ルビー』へ行ってきました。

那覇市で生まれ育った私にとって、『ルビー』は、まさに食堂の原体験。
深夜にバイト帰りに皆で食べた定食、お腹が空いた時によくお世話になったCランチ、何度もおかわりしたレモンティー・・・・。

エピソードを話し出すときりがない、思い出の詰まった食堂です。



沖縄には、沖縄の郷土料理から洋食のプレートランチまで揃ったリーズナブルでボリューム満点の食堂がたくさんあります。

多くが家族経営的で、大手のチェーンにはない温かみのある雰囲気や、個性的なメニューが魅力。

最近では、ファストフードなどの進出で少なくなってきていますが、沖縄の食堂はまだまだ元気です。


f:id:sanpei808:20210818062351j:plain場所は、沖縄県中心市街地である、那覇市泊。

沖縄の幹線道路である国道58号線沿いにあり、空港から中北部へ向かう際に「見たことある」という方も多いはず。
とてもアクセスの良い場所にあります。

店舗横には駐車場もありますよ。



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f:id:sanpei808:20210818062806j:plain『ルビー』と言えば、セルフサービスの飲み物、レモンティー

氷を入れて、伝統のヤカンからレモンティーをなみなみと注ぎます。
久しぶりに飲みましたが、想像以上に甘い。

糖分控えめが流行りの昨今ですが、『ルビー』のレモンティーのストレートな甘さに、嬉しくなります。
老舗の変わらないサービス。

『ルビー』に言ったら必ず飲むべし。



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f:id:sanpei808:20210818063321j:plainメニュー表です。

ぱっと見ただけでも、メニュー数の多さが分かるはず。
沖縄の郷土料理、チャンプルーやみそ汁、へちまの味噌煮をはじめ、定食ものやプレートランチ系が充実しています。

もう色々と食べたいところですが、今回はやっぱり沖縄そばで。


f:id:sanpei808:20210818063907j:plain『ルビー』の「そば定食」690円。

特徴は、沖縄そばとのセットで、ポーク玉子が付いてくる点。
沖縄そば定食を数々食べてきましたが、ポーク玉子は珍しい。

セットメニューで、ポーク玉子が付いてくるなんて、まさに沖縄だけですよね。

そして炭水化物(そば)×炭水化物(白飯)の黄金の組み合わせ。


f:id:sanpei808:20210818064229j:plain『ルビー』の沖縄そば、久しぶりに食べましたが、思い出以上に丁寧なつくり。

中太で、角のない麺。
ストレートでややウェーブがかかっており、食感としては少しやわらかめの優しい麺です。

スープは、オーソドックスに鰹、豚の出汁で、やや動物系寄り。
味つけはしっかりしていて、これぞ食堂といった感じの分かりやすい美味しさです。
深夜に何度も食べたのを思い出しました。


 

f:id:sanpei808:20210818064739j:plain沖縄では定番のポークと玉子。

ポークは厚みがあって食べ応えがあります。
味つけもしてあって、これはご飯が進む。
玉子との組み合わせは最高ですね。


f:id:sanpei808:20210818065043j:plainもちろん、大盛なライス。

私は、先に沖縄そばの麺を食べて、後半、残りのスープと一緒にライスを食べる派です。
普段はじゅーしーと合わせることが多い沖縄そばですが、ポークと白飯、沖縄そばの組み合わせもまた美味しい。

間違いなく満腹になるコースです。



f:id:sanpei808:20210818065346j:plainもはや店舗そのものが味。

思い出が詰まった食堂『ルビー』。
青春時代も、浮かれてた20代前半も、辛いサラリーマン時代も、一緒に過ごしてきたお店です。

変わらない店で、変わらない味が食べられることに感謝。
ずっと大事にしていきたい食堂です。