さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

粟国で飛行機に乗ってみた

f:id:sanpei808:20210827081815j:plain今回は、沖縄そばから少し話を変えて。
粟国島で飛行機に乗った話をしたいと思います。

粟国島は、沖縄県の離島で粟国村にあり、那覇市から北西約60kmに位置し、大きさは、7.63平方メートルほど、人口は約800人の島です。

沖縄県には数々の離島がありますが、粟国島はその中でも、固有のダイナミックな自然と文化があるとても魅力的な島なんです。

a-chiiki3.wixsite.com



粟国島へのアクセスは、船が中心。
那覇市泊港とまりん)から、約2時間かけてフェリーで行くのが基本です。

フェリーは、1日1便。那覇から1便、粟国から1便。
泊港発 午前9時55分
粟国港発 午後2時00分

料金は、大人、片道で、3,470円(往復 6,590円)。
チケットは、泊港の窓口で購入できます。

2時間ほどかかるので、那覇から出発した場合は12時頃着になるため、基本的には島で1泊以上することが前提です。

 

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泊港とまりん)。

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フェリーあぐに。
船は座席に余裕もあって、船旅はとても快適ですよ。

www.vill.aguni.okinawa.jp

船の詳細は、粟国村のサイトを参照ください。



okinawasoba.hatenablog.com

沖縄そばともゆかりが深い粟国島
私も何度か粟国島へ行かせていただいていますが、今回、船が欠航となったこともあり、初めて飛行機に乗ってみました。



ryukyushimpo.jp

先程紹介したように、粟国村では船でのアクセスが中心でした。
ヘリコプターをチャーターしての移動が可能でしたが、2021年7月28日に、飛行機の定期便が3年3カ月ぶりに再会されたんです。

天候により船が欠航することもあり、粟国島にとっては就航は待ち望んだニュースだったようです。



www.dai1air.com

運航は、第一航空株式会社が担っています。
詳細は、上記のサイトを参照ください。

予約は、サイトに掲載されている電話番号から可能です。

私は船の欠航が決まってすぐ、受付開始の朝7時30分に予約を取りました。



運航は、毎週、月・水・土曜日。
粟国空港那覇空港を1往復しています。
那覇発 粟国行  9:15発
・粟国発 那覇行 11:15発

料金は、片道で14,000円です。

f:id:sanpei808:20210827083400j:plain粟国空港です。
もちろん離島の空港なので、小ぢんまりとしていますが綺麗な建物で、待ち時間も快適です。

1時間前には来るよう言われていたので、早めに到着。
カウンターで受付を済ませました。
ちなみに支払いは、那覇空港着後になります。(カード払い可能)。

粟国の飛行機の特徴で、事前に体重計測や、手荷物の重量確認がありました。
プロペラ機なので、配置のバランスもあるんでしょうね。
これは、大型機では無い体験です。



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登場前の検査を受けて、別室で安全に関する5分程のビデオを視聴。
いよいよ飛行機に乗り込みます。

客用の座席は14席ほど。
横3席×縦6列 ほどのつくりになっています。

左窓側に1席、右窓側に並んで2席。

搭乗員さんの指示に従って、一人ずつ乗り込んでいきます。



f:id:sanpei808:20210827085109j:plain座席は、もちろんゆったりと言うほどではありませんが。
肥満な私でも窮屈には感じない程度に余裕はあります。

しっかりとシートベルトは付けて。



f:id:sanpei808:20210827085843j:plainプロペラが回り始めます。
機内には少し緊張感が。
いよいよ出発。


f:id:sanpei808:20210827090431j:plain飛び立った瞬間の高揚感が忘れられません。

写真は、飛び立って直ぐの粟国島上空。
やっぱり地上の目線とは違う光景に驚き。
農地が広がっています。


f:id:sanpei808:20210827091347j:plain今回、1番伝えたかったのが、この景色。

海が見えた瞬間、思わず声が出そうになりました。
粟国島から飛行機に乗ったのは初めてでしたが、予期していなかった光景に驚き。

沖縄に住んでいる私ですが、眼下に見下ろす海は新鮮で。

この光景は、小型の飛行機でしか味わえない副産物だと思います。
感動しますよ。


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途中で慶良間諸島の上空なども通りながら、那覇空港へ向かいます。
どの島も本当に海が綺麗だった。

私たちが住む沖縄の自然て、なんて美しいんだとあらためて感じました。




f:id:sanpei808:20210827122158j:plain30分ほどのフライトで、那覇空港へ到着です。
大きく揺れることもなく、離着陸も大変スムーズでした。

到着後は、飛行機から降りて、ターミナルまで車で移動。
料金の支払いを行い終了です。



最後にまとめを。

粟国島から飛行機で移動するメリット>

粟国島沖縄本島間の船便は、天候等により、運休することがある。その際に、飛行機で移動できることが最大のメリット。島民の生活に密着する問題でもあり、就航の意義はとても大きいと思います。

・移動時間の短縮。船が2時間プラス前後の待機時間があるのに対し、飛行機は30分弱で移動が可能。仕事や観光などで時間を有効活用したい場合はお勧め。

 

・個人的に最高だと思うのが、飛行機からの景色。体験としてのフライトは、沖縄旅行でもとても良い思い出になると思います。空から見る、沖縄の海はまた格別なものがあります。

・デメリットというか、注意点としては、片道料金が船は3,470円なのに対し、飛行機は14,000円になります。これは、状況に応じて使い分ければ良いかなと。ちなみに、時間的余裕があれば、船旅も楽しいですよ。



飛行機の定期便が就航したことで、粟国への旅がより身近になったと思います。

沖縄本島在住の方、沖縄への観光は何度も訪れているよいうリピーターの方でも、粟国島へは未だ行ったことないという人も多いはず。

是非、この機会に、飛行機を利用して粟国島を訪ねてみてはいかがでしょうか。