もう何度か同じような記事を書いてるんですが。
こんな大変な状況が続いている沖縄で、そんな中でも新しい沖縄そば屋さんが出店されてるんです。
凄くないですか。
外出の規制がかかる中、飲食をはじめ人出はどこも減っていて、お店は大変苦労されていると思います。
それでも新しい動きがあることに、沖縄そば屋さんの熱意や、底力にすごく感動します。
沖縄における沖縄そばの存在って、こんなにも強いんだなって。
今回の沖縄そば食べ歩きも、嬉しい訪問となりました。
『そば処 KoHaRu』、那覇市古波蔵に、今年6月にオープンしたばかりのお店です。
毎度になりますが、私のとても大切な情報源、おまるさんのブログ『omalblog.com』でお店の存在を知りました。
おまるさん、沖縄そばの新店情報が早くて、なおかつ充実しているんですよね。
いつもありがとうございます。
『そば処 KoHaRu』。
場所は、那覇市の古蔵小学校のすぐ近くにあります。
店の向かいには、小学校隣にある公園が。
店は、通り沿いにあり、のぼりを目印にすると良いはず。
ちなみに、駐車場は店舗裏にあるので、おまるさんのブログがすごく参考になります。
国道330号線からも近い所ですが、住宅街の一角といった雰囲気で、初めて行く方はナビを使うのがお勧めです。
お店はこんな感じ。
インテリアは控えめなピンクを基調としていて、清潔感があって良い。
座席は、キッチン前のカウンター席と、座敷席があり、どちらも掘りごたつになっています。
小物もきめ細かさがあって、店主の人柄が出ているような店内でした。
コロナ対策も細かく行われています。
メニューは、シンプルな構成。
基本の沖縄そばを中心として、三枚肉そば、軟骨ソーキそば、ゆし豆腐そば、まかないそばなどがあります。
もちろん、サイドメニューには、じゅーしーも。
スパイシーカレーも気になる。
少し変わっているのが注文方法。
注文票へ記入式になります。
生しょうが、ネギ、フーチバーなど薬味のトッピングが、0円で選べます。
また、厚切り三枚肉やゆし豆腐、ソーキなどのトッピングが細かく選べるのも嬉しい。
今回は、軟骨ソーキそば800円を、プラス100円の大盛でいただきました。
『そば処 KoHaRu』の最大の特徴と言って良い提供方法。
スープを純粋に味わってほしいとの思いから、豚肉(軟骨ソーキ)はもちろん、薬味も全て別皿で提供されます。
(ネギも、生しょうがも別皿で)。
お皿の扱いの手間を考えるだけでも大変だなと感じますが、何よりそのこだわりに感動しました。
別皿で提供される軟骨ソーキです。
とろとろなのが見た目だけでも分かる、美味しそう。
まず、やっぱりスープから。
鰹節の出汁の美味しさを前面に出したスープで、ひと口目から、ふわっと鰹の香りが広がります。
枕崎産、牛深産、長崎産の鰹節を使い、手間をかけて作った出汁とのこと。
たしかに出汁のインパクトが凄くあって、後味のスッキリさも印象的です。
雑味が全然なくて、すごく丁寧に作られたスープだなと感じました。
慈しむように最後まで飲みました。
麺は、中麺の平打ちで、手もみが入った縮れのある麺。
食感も良くて、ほどよい噛み応えがあって麺自体も美味しいです。
少し硬めのこれぐらいの麺が好み。
豚肉は、塩味をベースに甘辛に仕上げていて、濃すぎない味付けは沖縄そばとのバランスも良かったです。
箸ですぐにほぐれるほど煮込まれていて、食感はとろとろ。
こちらも丁寧に仕込まれているなと感じました。
ひと口目から食べ終わりまでしっかり美味しい沖縄そば。
スッキリとしたスープですが、旨味がしっかり出ていて、余韻が残るようなそばでした。
内装から、一つ一つの具材、スープまで、お店の方の心遣いが伝わってくるよう。
こんな一杯に出会えるのが、食べ歩きしてて本当に嬉しい瞬間です。
沖縄は、社会的にはまだ少し厳しい状況が続きそうですが、新店舗には是非、苦境を乗り越えていっていただきたいなと思います。
優しい味付けのじゅーしーも、まーさん。