沖縄でも緊急事態宣言が明け、少しずつ日常が戻りつつあります。
普段の生活ができるのってやっぱり良いなと感じます。
営業を自粛していた沖縄そば専門店も、徐々に営業を再開しており、それも沖縄そばファンとしては嬉しいところですね。
今回は、那覇市金城にある『うるかそば』を訪問しました。
那覇西高校の隣にある、比較的大きな沖縄そば屋です。
魅力の一つは、大き目の店舗なので、駐車場も広めにあること。
沖縄県内は車での移動が多く、駐車をどうするかは、食事の際の大事な問題。
その点『うるかそば』は安心感あります。
清潔感があって、落ち着いた雰囲気の店内。
華美なお洒落さはありませんが、家族や友人とのんびり食事を取るには最適。
テーブル席と座敷席があります。
座敷も余裕があるので、家族連れなど重宝しそう。
ホールの方も多く、オペレーションもすごくスムーズでした。快適。
ちなみに店名の『うるかそば』の由来について。
私は、店が在る地域の「小禄」に関係があると思い込んでいたのですが。
なんと、店主が宮古島の「砂川」出身で、宮古では「砂川」を「うるか」と呼ぶため、『うるかそば』としたんだそう。
下記の有名なサイトでも取り上げられていますが、宮古島は独特な地名が多いですね。
https://www.dee-okinawa.com/koneta/2016/03/miyako.html
それにしても、沖縄そばってやっぱり、沖縄の地域史なんだなと感じました。
沖縄そばと沖縄の文化って繋がってますね。
『うるかそば』のメニューです。
沖縄そばだけでなく、ちゃんぷるーや煮付け、トンカツや生姜焼きなど定食類も充実しています。
沖縄そばは、基本の沖縄そば、本ソーキそば、軟骨ソーキそばなどを基本として、野菜そばや中味そば、てびちそばなど、ほぼ全ての種類を網羅。
メニューの豊富さは流石です。
今回は、初訪問と言うこともあって看板メニューの「うるかそば」650円を注文しました。
皆さん、ここで気付きましたか・・・。
綺麗な、平打ちストレートの細麺、これってやっぱり「宮古そば」の仕様ですよね。
『うるかそば』は、宮古島の地名に由来するそうなので、「宮古そば」の影響があるんだと思います。
こうやって、料理自体のルーツを想像するのも面白い。
「宮古そば」や「八重山そば」など、過去記事で取り上げているので参考にしてみてください。
「うるかそば」は、豚肉のロースとかまぼこ、ネギが乗った仕様。
昔ながらのオーソドックスな沖縄そばのつくりです。
ストレートにスープの出汁と、麺の美味しさが味わえるのでお薦め。
『うるかそば』の麺は、先ほど紹介したように「宮古そば」の特徴でもある、細麺ストレート。
コシがあって、麺自体すごく美味しいです。
そして、のど越し。
スーと胃の中に落ちていく、いくらでも食べられる感じが良い。
スープは、動物系主体ですが、くどい感じはなくて後味はスッキリした印象。
動物系の満足感もありながら重たくなりすぎない、絶妙なバランスです。
味付け、出汁のバランスが良く、素直に美味しい。
大型店舗で、このクオリティは凄いなと感じます。
独特な、かまぼこの切り方、面白いですね。
かまぼこも美味しかったです。
いなりは、沖縄そばを注文すると1個サービス。
何気ない心遣いが嬉しい。
今まで食べたいなりで一番美味しい。
美味しさの方向性が分かりやすい、安定感がメチャクチャある、広く受け入れられる沖縄そばだなと感じました。
駐車場、座席の多さ、オペレーション、那覇空港からも近い立地。
とても利用しやすい沖縄そば専門店です。
【那覇市の沖縄そば一覧】