沖縄は、緊急事態宣言の期間が全国の中でも長かった地域だと思うのですが。
ようやく沖縄でも期間が明けました。
個人的に嬉しかった事の一つが、沖縄そば専門店の多くが、営業を再開されたことです。
自由に沖縄そばを食べに行けるのって良いなあ。
あらためて、「当たり前の日常」のありがたさを感じます。
営業再開で嬉しかった店の一つ、南城市玉城中山にある『沖縄そば 峰』です。
331号線の通り沿いかから直ぐの場所にあり、近くには奥武島などもあります。
看板を目指して、走ってください。
琉球家屋を模した素敵な建物。
外観も内装も凝っていて、ゆったりと食事を取ることができます。
家屋連れや、デートで訪れるお客さんも多く、ドライブで立ち寄るのにも最適なスポットになっています。
『沖縄そば 峰』の魅力の一つがロケーション。
沖縄本島南部の自然が楽しめる丘の上にあり、緑はもちろん海まで展望できます。
店内のカウンターは、大きな窓から海側を向いており、綺麗な景色を見ながら沖縄そばをいただくことができます。
店の特徴は、味へのこだわりと、オリジナルな沖縄そば。
麺は自家製麺で「つるつる麺」と「もちもち麺」から選べます。
原材料の小麦からこだわって作られており、これだけ麺へのアプローチが凄い沖縄そばは、私が知っている中では珍しいと思います。
さらに、出汁の方も複数の節や昆布、椎茸、煮干しなどを用いて取られており、重層感が凄い。
メニューは、軟骨ソーキそば、本ソーキそば、ラフテーそばなどを基本として、アーサそば、肉きのそばなどを提供しています。
期間限定で、冷やし薬味そばなどを出しているのも面白いですね。
創作系の沖縄そばなど、意欲的な取り組みをされています。
今回いただいたのは、ラフテーと軟骨ソーキが一緒に味わえる「ミックスそば」968円。
お店の人気NO.1なんだそう。
運ばれてきた瞬間に、テンションが上がるルックスです。
やっぱり印象的だったのは、自家製の麺。
前回は「もちもち麺」だったので、今回は「つるつる麺」をいただきました。
風味の強さがしっかり感じられ、麺自体の存在感が凄いです。
滑らかな食感で、伸びやかなコシのある麺。
他であまり思いつかないような『沖縄そば 峰』のオリジナリティを感じました。
スープの方も、魚介系を中心に、幾重にも重なるような出汁。
ひと口目から出汁の旨みが一気に広がります。
飲む度に、表情が変わるような複雑なスープで、楽しい。
最後まで大事に飲みました。
別皿で提供される、かまぼことネギ。
かまぼこも店で手作りしているそう。
沖縄そば専門店でも、そこまでやるのは珍しいと思います。
細部までのこだわり、凄いですね。
ラフテーと軟骨ソーキ。
豚肉はかなり厚切りで、食べ応えあり。
味つけは、繊細なスープの味に合うような形で、控えめになっていてバランスも良い。
ペロリといけます。
じゅーしーも具沢山で、まーさん。
前回も同じことを書きましたが。
沖縄そばは、伝統的な造りを踏襲しながらも、新しい事にチャレンジせいている部分もあって、志が素晴らしいなと感じます。
だから毎回行くのが楽しみ。
一度食べてみて、と薦めたくなるお店です。
<前回の記事はこちら>