前回に引き続き、座間味村(ざまみそん)で出会った沖縄そばについて紹介したいと思います。
2日目も、座間味村の座間味島で過ごしました。
座間味村は、那覇市の西方約40kmに位置し、座間味島を始め20余りの島からなる村です。
このうち有人島は、座間味島、阿嘉島、慶留間島の3島となっており、人口は800人ほど。
那覇の泊港から高速船を使うと1時間程度で行くことができ、また日帰りも可能なので、アクセスがしやすい離島の一つです。
特に海がとても綺麗で、マリンスポーツで凄く人気のある観光地となっています。
海に、緑と、景観がとにかく綺麗な座間味島ですが、私が特に感動したスポットを紹介したいと思います。
港がある座間味集落から東へ、阿佐集落も抜けて、島の奥へと入っていきます。
舗装された道路の終点に、モウマオウの林が。
林を抜けると浜が見えてきます。
『イノーの浜』と呼ばれるビーチ。
早朝に訪れたこともあって、ビーチには私一人でした。
海の綺麗さ、長く続く砂浜、座間味特有の起伏の大きな景観。
人工物のほとんどない、ありのままの自然。
これまでもたくさんのビーチを訪れてきましたが、中でも強烈に印象に残る、特別な場所になりました。
スペシャルな体験ですね。
座間味村、最後の3件目は、座間味島にある『和山海雲(わやまもずく)』を訪問しました。
名前のとおり、座間味村特産の「もずく」を用いた沖縄そばが特徴のお店です。
場所は、島の中心部にあり、港からも歩いて行くことが可能。
外観もお洒落なお店で、テラス席に近い形態で、自然を感じながら食事をとることができます。
カウンター席と、テーブル席があります。
メニューは、座間味産太もずくを沖縄そばの麺に練り込んだ「もずくそば」がメイン。
珍しいのが、スープが入っていない形の「冷」と、スープが入った(通常の沖縄そばのような)形の「温」があること。
サイズが、小から特大まで細かく選べるのも嬉しいです。
今回は、「もずくそば」の中730円をいただきました。
スープが合わさった形の「温」です。
やっぱり目がいくのが、麺。
座間味特産のもずくを、沖縄そばの麺に練り込んでいるそう。
色も灰色がかって、特徴的ですね。
中太で縮れが入っていて、コシがすごく強い、プリッとした食感の麺でした。
はね返してくるような弾力があり、凄く手食べ応えがあります。
スープは和風、日本蕎麦のような醤油ベースの味。
魚介系の出汁で、あっさりと仕上げています。
飲みやすいスープで、甘味のある出汁の美味しさを良く感じられました。
本土で食べる、日本蕎麦のスープに近いような感じでしょうか。
座間味島で出会った、特産の「もずく」を麺に用いた沖縄そば。
ゆかりのある食材を用いた沖縄そばって素晴らしいなと思います。
今後もこういった取り組みが広がっていくと面白いですね。
座間味島へお越しの際は、是非『和山海雲(わやまもずく)』の「もずくそば」を食べてみてください。
透明度が高く、独特な「青」が印象的な座間味村の海。
座間味島、阿嘉島、慶留間島、それぞれ素敵でした。
いつか、また来たいな。