ども、さんぺいです。
「沖縄そば食べ歩き」のブログですが、ここ数回は、香川県へうどんの「麺活」に行った様子を記事にしています。
沖縄そば好きが、普段食べないうどんを食べた記録。
しばし、お付き合いください。
香川県入りして2日目は、本格的な食べ歩きの出発です。
香川県のうどん専門店の特徴として、朝営業の早さが挙げられます。
前回紹介した『めりけんや』は、朝7時からの営業。
他にも、朝6時から営業している有名店が多数あり、「朝うどん」が地域で定着している事がよく分かります。
もちろん夕方まで営業しているお店もありますが、うどんの営業は、朝~昼が主体といった印象です。
夜まで営業することの多いラーメンとはやっぱり違いますね。
一方、沖縄そばはと言うと、昼営業の印象が強いです。
朝営業している沖縄そばは、すごく少ないですし、夜も限られている。
沖縄そばは、昼食で食べることが一般的だと思います。
同じ麺類でも、朝食、昼食、夕食、主にいつ食べられているのか考えてみるのも面白いですね。
「朝うどん」が定着している香川県で、朝6時から営業している『うどんバカ一代』を目指しました。
6時に起床し、香川のローカル電車「ことでん」へ。
正式名称は、高松琴平電気鉄道で、高松市の中心市街地から「こんぴらさん」のある琴平までを結ぶ路線があります。
高松城近くにある「高松築城駅」から乗車。
電車の無い県、沖縄県で生まれ育った私。
電車を見るのも、乗るのもテンション上がります。
早朝からドキドキしながら「瓦町駅」へ。
駅から徒歩5分ほどで、『うどんバカ一代』に到着。
平日の朝7時でしたが既に、お客さんがいっぱいです。
ぎりぎり、待ちなしで入店しましたが、その後、行列ができていました。
今回、訪問したいお店のリストに入れていた高松市の有名店です。
店名の『うどんバカ一代』からも、うどんへの拘りが伝わってきますよね。
注文の方式は、前回同様に、①カウンターで注文 →②うどんを受け取り →③天ぷらなどのトッピングを追加し →④お会計を済ませ →⑤着席 というスタイルです。
種類が豊富で悩みましたが、特徴のある人気メニュー「釜バターうどん」(中)590円をいただきました。「かきあげ」150円もトッピングです。
うどん超初心者の私には衝撃的なビジュアル。
「釜揚げうどん」にバターが乗った、一風変わったメニューです。
最初、熱々の「釜揚げうどん」に、胡椒とバターが乗った状態で出てきます。
この丼に、一緒に提供された「半熟卵」を落とし、さらに特製の「タレ」をかけて、いただきます。
「半熟卵」を落とした状態が、冒頭の写真ですね。
そして・・・これを丁寧に混ぜていきます。
どうですか、このビジュアル。
食べる前からもう美味しいやつでしょ、これは。
まずひと口食べて、悶絶。
半熟卵が絡まったうどん、タレ、バターの油、胡椒が一体となって、得も言われぬ美味しさ。
いわゆるカルボナーラ的な仕上がりですが、これはちょっと他にない美味しさ。
何より、やっぱりうどん自体の美味しさにびっくり。
「釜揚げうどん」ということもあると思いますが、フワッとした食感が印象的で。
外は驚くほど柔らかくもっちりしていながら、中はしっかりとした食感。
よく「コシ」があると言いますが、ただ硬いだけの麺とは違い、外側のフワッと感とコシの強さが同居していて、凄くのびやか。
滑らかで、喉越しが良いとはこのことか。
今回の、うどん旅に中でも最も衝撃を受けた麺でした。
今までのうどん観が変わるような麺。
これまでの人生で食べてきたうどんとはまるで別物だ・・・。
少し変わったメニューですが、うどんの麺そのものの力強さがあるからこそ「釜バターうどん」の美味しさがあるんだと思います。
熱々のうどんに、特製のタレ、バターがからみ、半熟卵がまとう幸せ。
胡椒も良いアクセントになっています。
もう、夢中で食べました。
トッピングの「かきあげ」も美味しい。
イカ天や、鳥天、かきあげなど天ぷらをトッピングするシステムは、沖縄そばには無くて。
それも、うどんの面白さだなぁと思います。
最強のファストフードかも。
うどん旅、まだ続きます。
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