さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

さんぺいの麺活 香川編3 おがわうどん

f:id:sanpei808:20220223075527j:plainども、さんぺいです。

沖縄そば食べ歩き」のブログですが、ここ数回は、香川県へうどんの「麺活」に行った様子を記事にしています。

沖縄そば好きが、普段食べないうどんを食べた記録。
しばし、お付き合いください。




香川旅行2日目は、早朝から「朝うどん」をキメた後、「こんぴらさん」へお参りへ行くことにしました。

通称「こんぴらさん」、金刀比羅宮は、香川県琴平町象頭山に鎮座する神社で、江戸時代には「お伊勢参り」と並んで人気の参拝先でした。

宿泊先の高松市中心地から、私鉄の高松琴平電気鉄道ことでん)が走っており、約1時間ほどで行くことができます。

繰り返しですけど、電車の無い沖縄県の住民(そう私です)にとって電車はアトラクション。
香川の風景を見ながら、電車での移動もまた楽しかった。



www.konpira.or.jp

↑ 金毘羅宮の詳細は、こちらのサイトを参照


f:id:sanpei808:20220318085543j:plain琴平駅」を下りると、そこは門前町
駅周辺から、金刀比羅宮を中心に町が形成されている印象です。

お土産屋さんを眺めながら歩いていくのも楽しい。

ついつい何か食べたくなっちゃいます。



f:id:sanpei808:20220318085620j:plainこんぴらさん」の名物がこの石段。

表参道から御本宮までは、785の石段があり、これを延々の登っていきます。
約30分程で着きますが、日頃運動不足の身には、なかなかきつい。

はじめは楽しんでいましたが、後半は息を切らしながら登りました。

 

 

f:id:sanpei808:20220318093647j:plainようやく御本宮へ到着。

石段を登ってきた分、達成感があります。

趣のある神社。

「これからも健康で過ごせて、良い麺との出会いがありますように・・・」

 

 

f:id:sanpei808:20220318090127j:plainお参りを済ませ下山し、向かったのが、地元琴平町にある『おがわうどん』です。
参道からも近く、「琴平駅」から徒歩5分ほど。

なんと昭和27年頃の創業だそうで、うどん県の歴史の厚みを感じます。

お土産屋さんのある通りからは少し離れ、町中に溶け込むように佇んでいます。

 

 

f:id:sanpei808:20220318090318j:plain『おがわうどん』のメニューは、かけに、ざる、釜揚げに、鍋焼うどんなど。

香川県を訪問して、初めて知りましたが、うどんには本当に多様な食べ方がありますね。

沖縄そばにも一部、「つけ麺」や「まぜそば」のような形で提供しているお店もありますが、一般的には麺とスープを合わせて食べる一択かなと思います。
そんな違いも面白いなぁと。

今回は、かけうどん(細切り)550円をいただきました。


 

f:id:sanpei808:20220318090700j:plain『おがわうどん』最大の特徴は、細切りうどんの元祖であること。

讃岐うどんと言うと、だいたい4mmから5mmだそうですが、こちらのうどんは、3mm角のエッジが立った麺。

確かに、前回食べた『めりけんや』『うどんバカ一代』は、一回り太く、「太麺」という感じでした。
『おがわうどん』は、細い分、スッと啜れ、するすると胃に収まっていく印象。



香川県にきて何度も感じましたが、「コシがあるうどん」と言うのは、単純に硬くて、歯ごたえがある麺を意味しなくて。
むしろ、歯を入れた瞬間は柔らかく、奥のほうにしっかりとコシがあるんだなと知りました。

『おがわうどん』も、もちろんコシがありながら、口当たりは柔らかく滑らか、本当に自然に喉を通っていきます。


スープは、『めりけんや』をさらに優しくした感じ。
じわーっとくる出汁に、味付けは本当に控えめ。

総じて、香川県のうどんは優しい味付けで、これも今回の旅で印象的でした。

 

 

f:id:sanpei808:20220318090728j:plain讃岐うどん」とひと口に言っても、それぞれのお店で太さから違いがあり、多様な世界があるのが分かります。

『おがわうどん』は、細めの麺で、するすると胃に収まっていくような美味しいうどんでした。
家族経営のような雰囲気でも良かった。

歴史の地で食べたうどん、良い思い出になりました。



<さんぺいの「麺活」の記事一覧>

okinawasoba.hatenablog.com