ども、さんぺいです。
「沖縄そば食べ歩き」のブログですが、ここ数回は、香川県へうどんの「麺活」に行った様子を記事にしています。
沖縄そば好きが、普段食べないうどんを食べた記録。
しばし、お付き合いください。
香川旅行2日目は、早朝から「朝うどん」をキメた後、「こんぴらさん」へお参りへ行くことにしました。
通称「こんぴらさん」、金刀比羅宮は、香川県琴平町の象頭山に鎮座する神社で、江戸時代には「お伊勢参り」と並んで人気の参拝先でした。
宿泊先の高松市中心地から、私鉄の高松琴平電気鉄道(ことでん)が走っており、約1時間ほどで行くことができます。
繰り返しですけど、電車の無い沖縄県の住民(そう私です)にとって電車はアトラクション。
香川の風景を見ながら、電車での移動もまた楽しかった。
↑ 金毘羅宮の詳細は、こちらのサイトを参照
「琴平駅」を下りると、そこは門前町。
駅周辺から、金刀比羅宮を中心に町が形成されている印象です。
お土産屋さんを眺めながら歩いていくのも楽しい。
ついつい何か食べたくなっちゃいます。
「こんぴらさん」の名物がこの石段。
表参道から御本宮までは、785の石段があり、これを延々の登っていきます。
約30分程で着きますが、日頃運動不足の身には、なかなかきつい。
はじめは楽しんでいましたが、後半は息を切らしながら登りました。
ようやく御本宮へ到着。
石段を登ってきた分、達成感があります。
趣のある神社。
「これからも健康で過ごせて、良い麺との出会いがありますように・・・」
お参りを済ませ下山し、向かったのが、地元琴平町にある『おがわうどん』です。
参道からも近く、「琴平駅」から徒歩5分ほど。
なんと昭和27年頃の創業だそうで、うどん県の歴史の厚みを感じます。
お土産屋さんのある通りからは少し離れ、町中に溶け込むように佇んでいます。
『おがわうどん』のメニューは、かけに、ざる、釜揚げに、鍋焼うどんなど。
香川県を訪問して、初めて知りましたが、うどんには本当に多様な食べ方がありますね。
沖縄そばにも一部、「つけ麺」や「まぜそば」のような形で提供しているお店もありますが、一般的には麺とスープを合わせて食べる一択かなと思います。
そんな違いも面白いなぁと。
今回は、かけうどん(細切り)550円をいただきました。
『おがわうどん』最大の特徴は、細切りうどんの元祖であること。
讃岐うどんと言うと、だいたい4mmから5mmだそうですが、こちらのうどんは、3mm角のエッジが立った麺。
確かに、前回食べた『めりけんや』『うどんバカ一代』は、一回り太く、「太麺」という感じでした。
『おがわうどん』は、細い分、スッと啜れ、するすると胃に収まっていく印象。
香川県にきて何度も感じましたが、「コシがあるうどん」と言うのは、単純に硬くて、歯ごたえがある麺を意味しなくて。
むしろ、歯を入れた瞬間は柔らかく、奥のほうにしっかりとコシがあるんだなと知りました。
『おがわうどん』も、もちろんコシがありながら、口当たりは柔らかく滑らか、本当に自然に喉を通っていきます。
スープは、『めりけんや』をさらに優しくした感じ。
じわーっとくる出汁に、味付けは本当に控えめ。
総じて、香川県のうどんは優しい味付けで、これも今回の旅で印象的でした。
「讃岐うどん」とひと口に言っても、それぞれのお店で太さから違いがあり、多様な世界があるのが分かります。
『おがわうどん』は、細めの麺で、するすると胃に収まっていくような美味しいうどんでした。
家族経営のような雰囲気でも良かった。
歴史の地で食べたうどん、良い思い出になりました。
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