ども、さんぺいです。
「沖縄そば食べ歩き」のブログですが、ここ数回は、香川県へうどんの「麺活」に行った様子を記事にしています。
沖縄そば好きが、普段食べないうどんを食べた記録。
しばし、お付き合いください。
香川のうどん旅、最終日の4日目。
もう1軒訪問しました。
高松市内の瓦町駅近くにある『さぬき麺之介』です。
香川県のうどん事情として、複数店舗のチェーン店は少なく、個人経営のお店が多いなと感じました。
その点は、沖縄そばとも通じるところが多くオリジナリティが溢れています。
香川のうどん旅で最後に訪れた『さぬき麺之介』もオリジナリティあるお店でした。
大通りから少し中に入った場所にあり、店舗裏には「ことでん」の線路があります。
良い感じに年季の入った雰囲気の店内。
うどんだけでなく、おでんも有名なようで、先客はおでんを楽しんでいました。
お酒も提供されていて。
今回はあ、朝9時過ぎの訪問だったので飲むことは出来ませんでしたが。
こんなお店で飲む酒は旨いんだろうなぁ。
テーブルのシートの下にはたくさんの寄せ書きが。
店の歴史自体が、店舗の味になっていくんですよね。
今回は、肉うどん650円をいただきました。
『さぬき麺之介』では、注文を受けてから麺を茹でるスタイルで、『めりけんや』や『さか枝』と違ってカウンターで商品は受け取らず、テーブルまで持ってきてくれます。
写真からも伝わると思いますが、圧巻のボリューム。
何と言っても特徴は、麺。
手打ちして、切られている麺は、少し不揃いなのが特徴。
そして、今回の旅に中でも最も太い、力強い麺です。
コシが強く、しっかりとした麺は、本当に1本、1本が食べ応えがあるという感じ。
これまでの、スルスルと胃に入っていくような麺も魅力的ですが、こちらは麺と闘っているような印象さえありました。
同じうどん、同じ麺と言っても、店によって様々なんだなとあらためて思います。
この個性が、うどんの魅力なんでしょうね。
スープは、他店と比べて、味つけは濃いめでした。
香川県のうどんは、しっかり向き合ってみると、麺も、スープも店ごとにそれぞれ違いがあるのがよく分かります。
麺のやわらかさ、性質、食感一つとっても「讃岐うどん」と一括りにできないような、多様性があります。
まして、スープの出汁の違いや、「ぶっかけ」など食べ方の違い、温と冷の違いなど、掘り下げていくと、その世界は無限じゃないでしょうか。
たかだか、6軒程度なので、香川のうどん世界の入口にも立っていないと思いますが。
今回の旅で、その深淵を垣間見ることができました。
帰りの高松空港にて。
香川県では、椅子も「うどん」なんです。
さすが、うどん県ですよね。
今回の旅で、いかにうどんが香川県民に愛されているのか、感じることができました。
一つの食べ物という事を超えて、うどんは香川県民の文化であり、誇りになっていますよね。
沖縄へ帰ります。
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