さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

さんぺいの麺活 香川編6 さぬき麺之介

f:id:sanpei808:20220326092518j:plainども、さんぺいです。

沖縄そば食べ歩き」のブログですが、ここ数回は、香川県へうどんの「麺活」に行った様子を記事にしています。

沖縄そば好きが、普段食べないうどんを食べた記録。
しばし、お付き合いください。




香川のうどん旅、最終日の4日目。
もう1軒訪問しました。

高松市内の瓦町駅近くにある『さぬき麺之介』です。

香川県のうどん事情として、複数店舗のチェーン店は少なく、個人経営のお店が多いなと感じました。
その点は、沖縄そばとも通じるところが多くオリジナリティが溢れています。



f:id:sanpei808:20220326091011j:plain香川のうどん旅で最後に訪れた『さぬき麺之介』もオリジナリティあるお店でした。

大通りから少し中に入った場所にあり、店舗裏には「ことでん」の線路があります。



f:id:sanpei808:20220326091243j:plain良い感じに年季の入った雰囲気の店内。

うどんだけでなく、おでんも有名なようで、先客はおでんを楽しんでいました。
お酒も提供されていて。

今回はあ、朝9時過ぎの訪問だったので飲むことは出来ませんでしたが。
こんなお店で飲む酒は旨いんだろうなぁ。


 

f:id:sanpei808:20220326091356j:plainテーブルのシートの下にはたくさんの寄せ書きが。

店の歴史自体が、店舗の味になっていくんですよね。



f:id:sanpei808:20220326091458j:plain今回は、肉うどん650円をいただきました。

『さぬき麺之介』では、注文を受けてから麺を茹でるスタイルで、『めりけんや』や『さか枝』と違ってカウンターで商品は受け取らず、テーブルまで持ってきてくれます。

写真からも伝わると思いますが、圧巻のボリューム。



f:id:sanpei808:20220326091558j:plain何と言っても特徴は、麺。

手打ちして、切られている麺は、少し不揃いなのが特徴。
そして、今回の旅に中でも最も太い、力強い麺です。

コシが強く、しっかりとした麺は、本当に1本、1本が食べ応えがあるという感じ。
これまでの、スルスルと胃に入っていくような麺も魅力的ですが、こちらは麺と闘っているような印象さえありました。

同じうどん、同じ麺と言っても、店によって様々なんだなとあらためて思います。
この個性が、うどんの魅力なんでしょうね。

スープは、他店と比べて、味つけは濃いめでした。




香川県のうどんは、しっかり向き合ってみると、麺も、スープも店ごとにそれぞれ違いがあるのがよく分かります。

麺のやわらかさ、性質、食感一つとっても「讃岐うどん」と一括りにできないような、多様性があります。

まして、スープの出汁の違いや、「ぶっかけ」など食べ方の違い、温と冷の違いなど、掘り下げていくと、その世界は無限じゃないでしょうか。

たかだか、6軒程度なので、香川のうどん世界の入口にも立っていないと思いますが。

今回の旅で、その深淵を垣間見ることができました。

 

 

f:id:sanpei808:20220326091641j:plain帰りの高松空港にて。

香川県では、椅子も「うどん」なんです。
さすが、うどん県ですよね。

今回の旅で、いかにうどんが香川県民に愛されているのか、感じることができました。

一つの食べ物という事を超えて、うどんは香川県民の文化であり、誇りになっていますよね。



f:id:sanpei808:20220326092048j:plain沖縄へ帰ります。



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