さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

キッチンタイム

f:id:sanpei808:20220405172423j:plainども、さんぺいです。

いやー沖縄生まれで、沖縄育ち、食堂大好きで食べ歩いていますが。
まだまだ未知の食堂がたくさんありますね。

那覇市内ですら初めて出会うお店が多くあることに、今さらながら驚いています。



今回訪問したのは、那覇市壼屋にある『キッチンタイム』。

たまたま合った職場関係の人に、近所に良い食堂があるよと紹介されたのでした。

場所は、那覇市の「ひめゆり通り」を安里から与儀向けに走り、ファミリーマートと吉牛を過ぎて、2本目の角を左折。
角を曲がるとすぐ右手に『キッチンタイム』があります。

沖縄弁当の名店「むんじゅる弁当」の通りと言えば、分かる人には分かるのかも。



f:id:sanpei808:20220405173031j:plainこの真っ赤なひさしが目印です。
「御食事処」の堂々とした文字。

もちろん「むんじゅる弁当」は何度も訪ねていますが、『キッチンタイム』はノーマークでした。


 

f:id:sanpei808:20220405172745j:plainテーブル席が複数と、小ぢんまりとした店内。

昭和59年創業だそうで、年季の入った店内がほんとうに良い味出してます。

店内で飼われている亀も30歳以上と、キャリアが凝縮されている雰囲気が最高です。
こんな食堂、大好物だなぁ。

個人経営の食堂がどんどん少なくなっていくなか、老舗の食堂は貴重な存在です。



昼時は、常連さんで一杯。

運よく滑り込むことが出来ましたが、すぐに満席になりました。

お客さんは地元の、しかも慣れている方ばかりですね。



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『キッチンタイム』のメニュー表です。

価格設定にまず驚き。

焼き飯400円、オムライス400円、沖縄そばが(大)でも550円だと。
かつ丼ですら500円。

昭和から変わっていないのでは、と思わせる良心的な価格。

家族経営だと思いますが、メニュー数が何気に多いのも凄いところ。
ハンバーグステーキから、ちゃんぽん、カレーライス、ナポリタンまで守備範囲が広い。



f:id:sanpei808:20220405173122j:plainセットメニューも用意されていて、食いしん坊の心をわしづかみです。

かつ丼とそばセットなんか最高じゃないですか。



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今回は、なかなか無いであろうこの組み合わせ、「オムライスとそばセット」650円をいただきました。

沖縄広しと言えど、この組み合わせは他では食べられないはず。

ちなみに、沖縄そばは一杯分がきちんとある、ガチな量です。



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沖縄そばは、動物系のスープで、優しい味付け。

麺は中太の平打ち麺で、柔らかめに仕上げています。

三枚肉に、かまぼこ、ネギ、紅生姜が乗った、純正な沖縄そば



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昔ながらの食堂の沖縄そばといった感じ。

素朴で、飾らず、シンプル。



f:id:sanpei808:20220405173230j:plainセットメニューのオムライスが、個人的にはツボでした。

洋食屋さんのオムライスとは逆方向を行くような、家庭的な、ホッとするような味わい。
でも、「俺はこれが食べたいんだっ」と思わせる。

「ふわとろ」なオムライスとかいらんよ。
この飾らない感じが良い。



老舗の食堂との嬉しい出会いでした。

こうした食堂が長く続いていることが素直にありがたいなぁ。

食べたいメニューがまだまだあるので、また来ます。




【食堂の一覧】

okinawasoba.hatenablog.com