ども、さんぺいです。
いやー沖縄生まれで、沖縄育ち、食堂大好きで食べ歩いていますが。
まだまだ未知の食堂がたくさんありますね。
那覇市内ですら初めて出会うお店が多くあることに、今さらながら驚いています。
今回訪問したのは、那覇市壼屋にある『キッチンタイム』。
たまたま合った職場関係の人に、近所に良い食堂があるよと紹介されたのでした。
場所は、那覇市の「ひめゆり通り」を安里から与儀向けに走り、ファミリーマートと吉牛を過ぎて、2本目の角を左折。
角を曲がるとすぐ右手に『キッチンタイム』があります。
沖縄弁当の名店「むんじゅる弁当」の通りと言えば、分かる人には分かるのかも。
この真っ赤なひさしが目印です。
「御食事処」の堂々とした文字。
もちろん「むんじゅる弁当」は何度も訪ねていますが、『キッチンタイム』はノーマークでした。
テーブル席が複数と、小ぢんまりとした店内。
昭和59年創業だそうで、年季の入った店内がほんとうに良い味出してます。
店内で飼われている亀も30歳以上と、キャリアが凝縮されている雰囲気が最高です。
こんな食堂、大好物だなぁ。
個人経営の食堂がどんどん少なくなっていくなか、老舗の食堂は貴重な存在です。
昼時は、常連さんで一杯。
運よく滑り込むことが出来ましたが、すぐに満席になりました。
お客さんは地元の、しかも慣れている方ばかりですね。
『キッチンタイム』のメニュー表です。
価格設定にまず驚き。
焼き飯400円、オムライス400円、沖縄そばが(大)でも550円だと。
かつ丼ですら500円。
昭和から変わっていないのでは、と思わせる良心的な価格。
家族経営だと思いますが、メニュー数が何気に多いのも凄いところ。
ハンバーグステーキから、ちゃんぽん、カレーライス、ナポリタンまで守備範囲が広い。
セットメニューも用意されていて、食いしん坊の心をわしづかみです。
かつ丼とそばセットなんか最高じゃないですか。
今回は、なかなか無いであろうこの組み合わせ、「オムライスとそばセット」650円をいただきました。
沖縄広しと言えど、この組み合わせは他では食べられないはず。
ちなみに、沖縄そばは一杯分がきちんとある、ガチな量です。
沖縄そばは、動物系のスープで、優しい味付け。
麺は中太の平打ち麺で、柔らかめに仕上げています。
三枚肉に、かまぼこ、ネギ、紅生姜が乗った、純正な沖縄そば。
昔ながらの食堂の沖縄そばといった感じ。
素朴で、飾らず、シンプル。
セットメニューのオムライスが、個人的にはツボでした。
洋食屋さんのオムライスとは逆方向を行くような、家庭的な、ホッとするような味わい。
でも、「俺はこれが食べたいんだっ」と思わせる。
「ふわとろ」なオムライスとかいらんよ。
この飾らない感じが良い。
老舗の食堂との嬉しい出会いでした。
こうした食堂が長く続いていることが素直にありがたいなぁ。
食べたいメニューがまだまだあるので、また来ます。
【食堂の一覧】