ども、さんぺいです。
ゴールデンウィークが間近ですが、人混みが苦手な私は家に籠って過ごすと決めてます。
ブログでは、趣向を変えて以前旅行に行った福岡の麺類についてのんびりと書いてみようかと。
ゴールデンウィーク期間中の暇つぶしに読んでいただけたら、嬉しいです。
福岡でのラーメン2軒目は、『博多一双』を訪問しました。
「福岡編1」でも書きましたが、博多ラーメンは麺好きの私にとって、まさに憧れの存在でした。
本場で食べる豚骨ラーメンに、めちゃテンションが上がります。
『博多一双』は2012年創業。
豚骨ラーメン店がひしめく博多の中でも必ず名前が上がる屈指の人気店です。
今回は本店の「博多駅東本店」を訪問。
朝11時オープンで、開店30分前には到着しましたが、さすが有名店、すでに行列ができていました。
まず驚くのが豚骨の匂い。開店前から店の外まで豚骨の匂いが。
野性味溢れる香り。
沖縄ではなかなか嗅ぐことができないパンチある香りに期待が膨らみます。
また、店外から朝の朝礼の様子を見る事ができますが、皆さん気合がみなぎっていて、名店の雰囲気がバリバリ。
なんとか、開店で滑り込むことができました。
まず、店のライブ感が凄い。
オープンカウンターでカウンターの目の前はすぐ厨房になっていて、店員さんの一挙手一投足に目を奪われます。
タレを注ぐ、スープを入れる、麺をゆがく、水を切る、替え玉を作る。店の掛け声。全ての工程が、店の雰囲気を作り出し、客の期待値満々の姿勢も相まって、凄い空間になっている。
こんなにワクワクしたことないかも。
ラーメン作りの所作に見とれます。
やっぱり店でスープを炊いているのも良いですね。
『博多一双』で、味玉チャーシューメンをいただきました。
豚骨ラーメンでイメージする特有の白、というよりはやや色味が入ったスープ。
濃厚なコクが印象的で、これでもかという感じ。
これまでに体験してきた豚骨ラーメンのスープとは違い、苦みのような感じもあって、複雑で濃厚な美味しさがありました。
匂いから想像していたよりもキツさはなく、スープはしっかり完飲できます。
旨みを凝縮したようなスープで、粘度もあり。
しっかりと豚骨の野性味を残していて、一般に人気な「ライト」「クリーミー」な豚骨スープとは一線を画し、「ガツンとくる」スープです。
でも一方で、荒いだけではなく、円やかさもあるんですよね。
麺は特製で、平打ちの細麺。
スープによく絡んで美味しい麺でした。
チャーシューはもちろん、玉子やネギ、きくらげなど一つ一つが美味しい。
細部まで神経が行き届いている感じです。
普段あまり使うことがないのですが、辛子高菜を替え玉後に使用したら、存外に美味かった。
しっかり辛く、しっかりとした味。
今まで経験してきた辛子高菜とは全然違っていて、麺にメチャクチャ合う。
やっぱり名店は、辛子高菜まで美味しいのか。
店の活気、ライブ感、丁寧な接客も含め、凄いお店。
ラーメン一杯でしたが、思わず感動したなぁ。
インパクトのあるスープ、細部までの拘り、ラーメンの味だけでなく、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、まさに全身を刺激するような忘れられない体験でした。
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