さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

さんぺいの麺活 福岡編6 かろうのうろん


ども、さんぺいです。

今日の沖縄は曇り。
GWですが、あいにくの曇天が続いています。
今年は梅雨入りが早いんだろうか。

私は、インドアの連休を楽しんでいますよ。

ゴールデンウィークということで、趣向を変えて以前旅行に行った福岡の麺類について取り上げています。
連休中の暇つぶしに読んでいただけたら、嬉しいです。



福岡うどん旅、3軒目は、『かろうのうろん』です。

『さんぺいの麺活 福岡編2』の中で、今回の旅の目的の一つに「博多うどん」を挙げました。

全国でも屈指のうどん県である福岡ですが、讃岐うどんに比べて、「博多うどん」の知名度はいま一つ。
私もこれまで食べたことがなかったため、未知のうどんに凄く興味がありました。




『かろうのうろん』は、「博多うどん」の中でもスペシャルなお店。
前回紹介した大型チェーン店の『牧のうどん』や『ウエスト』とは違い、多店舗展開はしていないお店です。

福岡県最古の明治15年(1882年)創業。
老舗中の老舗です。


「角にあるうどん屋」が訛り→「かろうのうろん」になったそう。


年季の入った外観は、独特の雰囲気があります。

店内に入ると、冒頭で、丁寧に「撮影禁止ですがよろしいですか」と確認されました。
私自身、ブログで麺類を取り上げていますが、やはり迷惑をかけるお客さんが中にはいるんでしょうね。
少し申し訳ない気持ちになりました。

というわけで、今回はうどんの写真などはありません。



個人的には、出来るだけ迷惑をかけないように写真などは撮っているつもりですが、当然、店の雰囲気を守るため、撮影禁止の店があっても良いと思います。

特に『かろうのうろん』のような老舗であればこそ。

また、ある種の緊張感を持って食事をする体験も、とても貴重だと思います。




今回の旅では「ゴボ天」縛りということで、ごぼう天うどん600円をいただきました。

『牧のうどん』、『ウエスト』とはまた違った「ゴボ天」で、店それぞれの個性があるのが面白い。



麺は、『牧のうどん』を一回り小さくしたような、太さ。
やや平たい麺です。

もっちりしていて、柔らかく、それでいて伸びもあって麺自体がとにかく美味しい。
柔らかさが印象的ですが、芯の方にはしっかりと弾力があります。



そして、出汁の美味しさに驚きました。
昆布、いりこ、鰹節などを用いたという出汁で、出汁の旨みが本当に良く出たスープです。
味付けは、少し濃いめ(香川県で食べたものと比較して)に感じました。

旨みがあって、でもしつこくなく、自然と体に沁みていくような。
永遠に飲んでいられる幸せなスープです。

 

 

スープの美味しさが印象的で、だから、うどん麺もより活きるんだと思います。
もっちりとしたうどんは、歯を入れるのが本当に嬉しい。
老舗うどん店の特別な一杯を堪能しました。

接客も丁寧で、店の雰囲気も良くて、長年愛され続けているのが良く分かります。

行くことができて良かった。




うどんの後は、キャナルシティを散策してみたり。




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