ども、さんぺいです。
昨日の雨は凄かったですね。
沖縄地方は、5月初旬にすでに梅雨入りしていますが、昨日の雨は特にすごく県内各地で冠水するなど大変でした。
被害が大きくないと良いのですが。
さて、今回もまた良い感じの沖縄食堂の紹介です。
繊細で突き詰めたような沖縄そばも好きですが、素朴な昔ながらの食堂も大好きなんですよね。
以前はどこの町にもあった食堂ですが、ファストフードやチェーン店の台頭で、ここ沖縄でも個人経営の食堂が少なくなってきています。
先日訪れたのは、那覇市壼屋にある『お食事処 伸ちゃん』。
昭和46年(1971年)創業とのこと。
ちょうど沖縄の本土復帰50周年が話題になっていますが、まさにその当時ですよね。
歴史ある食堂です。
場所は、国道330号線沿い。
那覇市の中心市街地にあたり、「ひめゆり通り」のマクドナルド近くです。
国際通りからも歩いていける距離で、やちむん通りや、農連市場が周辺にあります。
年季の入った外観がまた良い味出していますね。
私自身は、よくこの通りを車で走るのですが、『伸ちゃん』は初めての訪問。
店内には、食堂の定番ともいえる漫画雑誌が。
ジャンプはおなじみとして、「近代麻雀」が定期購入されているのは渋い。
テーブルが3と、小上がりの座敷に机が2つ。
小ぢんまりとした店内です。
私以外のお客さんは、ほぼ常連さんと思われ、慣れた様子で注文していきます。
壁に貼られた『伸ちゃん』のメニュー札です。
食堂の札を見ると、いつもテンション上がります。
チャンプルーに焼飯、かつ丼、ちゃんぽん、Aランチなど食堂の定番メニューが揃っています。
それにしても、那覇市の市街地にありながら、価格が良心的だ・・・。
お店は、高齢の女性が一人で回しているようなので、ゆとりを持って訪問するのがお薦め。
お客さんからの注文を取って、丁寧に順番どおり調理されています。
常連さんとの会話も温かい雰囲気で、なんだか良いなぁ。
初訪問の今回は、「肉そば」550円を注文。
胸が高鳴るぜ。
okinawasoba.hatenablog.com何度もブログで取り上げていますが、「肉そば」「野菜そば」とも呼ばれる「肉野菜そば」は、沖縄そばの鉄板メニュー。
蒸し暑いこの時期、エネルギーを補給するのに最適な、エナジー飯です。
沖縄そばに、肉野菜炒めのちゃんぷるーが、どーんと乗った一杯。
もやしに、ニンジン、ネギに葉野菜、そして豚肉が山盛です。
『伸ちゃん』の特徴は、優しい「肉野菜そば」であること。
ガッツリ系でパンチが強いというイメージの「肉野菜そば」ですが、『伸ちゃん』は味付けはあくまで優しく、素朴な家庭の味。
すごくほっとする味で、安心して毎日たべられるような、そんな「肉野菜そば」です。
野菜もたくさん取れるし、栄養満点だ。
麺は、中細の平打麺で、少し縮れが入ったタイプ。
口当たりもよく、中細なので啜りやすい。
豚肉と野菜と一緒に、わしわしと麺を食べるのが良いんですよね。
野菜炒めの甘味が溶け込んだスープは、コクがあってこれまた美味しい。
優しい味付けだけど、しっかり満足感のある「肉野菜そば」です。
店の方の愛情が入ったような一杯。
店の歴史も感じつつ、今日も変わらない味をいただけることに感謝です。
移り変わりが激しい那覇の中心市街地で、長年店を続けているのは凄い。
間違いなく、町の風景の一部となっている『伸ちゃん』の佇まい。
那覇市壼屋の町で、この風景が続いていくと良いなぁ。
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