さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

ひらまつ


ども、さんぺいです。

沖縄は連日の雨で、昨日も「緊急速報」が流れ、地元自治体の避難場所が通知されていました。
たびたび鳴る、スマホの警報音にびっくりしていました。
今日も雨の1日・・・。

夏のギラギラした太陽のもとで、海を眺める日が待ち遠しいです。



ritohaku.okinawastory.jp

今回も、久米島を訪問した際の報告です。

久米島は、久米島町の一つの島で、那覇市からは約100kmに位置する沖縄県内では中規模の離島です。

イーフビーチをはじめとして美しいビーチが多数あり、沖縄県内でも有数の美しい自然の島で、伝統工芸品の久米島紬や、特産品の味噌が有名な島でもあります。



久米島は、現在久米島町ですが、2002年までは具志川村仲里村に分かれており、東西の中心市街地に飲食店が多くあります。

ここでも私の目当ては沖縄そば

今回は、島の東側、久米島町謝名堂にある『ひらまつ』を訪問しました。
場所は、久米島町役場(仲里庁舎)のすぐ近くです。

 

年季が入った店構えでキャリアを感じさせるつくり。

カウンターはスナックのようになっていて、夜はお酒もいただけるようです。
こんな雰囲気、大好き。



『ひらまつ』のメニューです。

充実したラインナップにびっくり。
沖縄そば以外に、ちゃんぷるー、しょうが焼き定食、ポーク玉子定食がいただけるほか。

でた! 山羊汁。

さすが老舗の食堂、山羊汁もいただけるんですね。
いつか夜の部におじゃまして、山羊汁で〆てみたいなぁ。




今回は、軟骨ソーキそば(大)750円をいただきました。

出てきた瞬間ビビッとくるこの感じ。
ひと目で分かる動物系のパンチある沖縄そばのスープだ。

白濁し、表面の脂の感じから、しっかり動物系の出汁が効いたスープだと分かります。



最近の沖縄そば界は、鰹出汁を主体としたあっさり系が流行りで、新店は魚介系に寄った店が多いのですが。
沖縄そばの魅力の一つは、豚骨をはじめとした動物系の力強い出汁、コクでもあります。

昔ながらの野性味のある沖縄そばとの出会いに胸が躍りました。



ひと口飲んで、やっぱり動物系の出汁の野性味のあるスープ。

豚と鶏から出汁を取っていると思うのですが、すごくコクがあります。
鶏特有のライトな感じもあって、しつこい感じがなく飲みやすい。

今時の「透明感があるスープ」とは逆方向をいく感じで、好きな人には堪らない沖縄そばですね、これは。


麺は、中細で、平打麺、ゆるく縮れの入ったタイプです。
硬さは、やや柔らかく仕上げていました。


あと印象的だったのは、軟骨ソーキで。
甘辛く煮込んであるのですが、味が染み染みなんです。
昔ながらのソーキといた感じで、これぞ年季の入った食堂の味。

味染みの軟骨ソーキと、動物系スープが良く合うんだこれが。



久米島の食堂『ひらまつ』で出会った沖縄そば

スープの満足感が素晴らしい一杯でした。

レトロな食堂で、いつか山羊汁そばも食べてみたいな。



店の帰りに寄った、久米島町内の「おばけ坂」。

写真で伝わるでしょうか。
見た目では下り坂のように見えますが、実は上り坂という不思議な坂なんです。

自動車で試してみましたが、たしかに車が徐々に下がっていく・・・。
奇妙な体験でした。

久米島でも有名なスポットの一つです。




久米島町沖縄そば一覧】

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