さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

てだこそば

ども、さんぺいです。

友人、知人に沖縄そばの食べ歩きが趣味ですって話をする時に必ず聞かれるのが「好きな沖縄そばのお店は?」。

それこそ無数にある沖縄そば専門店の中で、好きなお店はたくさんあるのですが。

私の中の基準の一つとして、他で食べられないようなオリジナリティのあるお店が大好きです。
それは、麺でも、スープでも良いですし、お店の雰囲気や、時には店主のキャラクターだったりもします。
このお店に行きたい!と思わせるのは、やっぱり他で味わえない何かがあるからですよね。

 

 


その点、浦添市仲間にある『てだこそば』は、沖縄そば界の中でも個性的な輝きを持ったお店の一つではないでしょうか。

1993年(平成5年)創業で、長年、その個性的な沖縄そばで、ファンを魅了し続けています。

場所は、浦添市立図書館近く、市民ホールや美術館が隣接する地域になります。
店舗前には駐車場がありますよ。

私は久しぶりの訪問でしたが、この日もたくさんのお客さんで待ちができていました。



『てだこそば』の個性その1が、オリジナリティのあるメニュー。

基本の沖縄そばに、ソーキそば、野菜そば、トーフそばは定番として。
「納豆そば」や「黒米トロロそば」をメニュー化。
私も未食なので、味の想像がつかないのですが・・・

あと、沖縄そばの「味噌味」があったり、「冷やしそば」を提供したり。
かなりチャレンジ精神が旺盛なのは間違いありません。

さらにサイドメニューの名物として、餃子があるのも沖縄そば専門店では珍しい。

沖縄そば界の主流に流されない、何かを感じます。



今回いただいたのは、軟骨ソーキそば(大)810円。

ひと目見て分かると思うのですが、『てだこそば』の個性その2が、パンチのあるスープ。
乳化した真っ白なスープは、見れば『てだこそば』と分かる特徴。
なかなか他で見る事がない沖縄そばなんです。

 

 


すごくこってりなスープを想像しますが、飲んでみるとサラッとしていて、くどい感じは全然ありません。
どんどん飲み進められるスープ。

豚骨のコクが堪らない旨さで、すごく円やか。

味つけは塩で行っていて、きつすぎず、あくまでシンプルに豚骨の美味しさを味わえるのが良い。

とにかく、動物系のスープが好きな人がハマる個性的な沖縄そばです。
根強い人気があるのも分かりますね。



そして、『てだこそば』の個性その3が、自家製の手打ち麺。

中細のかなり平たく薄い麺で、この形状が独特の食感を生み出しています。
啜った食感が、ほかと全然違う。

さらに、麺がめちゃくちゃ長い。

長い麺と言うと「亀濱製麺」が有名で、多くの沖縄そば専門店で用いられていますが、個人的な感覚ではそれよりも長いような・・・。
一気に啜るののを基本としている私ですが、『でだこそば』の麺には苦戦しました。

この形状、長さの麺が、豚骨のスープに良く絡むんです。
これも美味しさの秘密ですね。

麺自体も、生麺特有のしっかりとしたコシ、ツルっとした口当たりで美味しいです。



具の軟骨ソーキも、トロトロで美味しかった。
簡単に箸でほぐれるほど柔らかく煮込んであって、味も本当に良く染みています。

しっかりとした味付けのソーキが、豚骨のスープと良く合うんです。




久しぶりの『てだこそば』は、やっぱり唯一無二の味でした。
スープも麺も、これだけ個性的な沖縄そば専門店はなかなか無いですよね。

お客さんもリピーターが多いように感じました。
ここの沖縄そばじゃなきゃダメ、という方なんでしょうね。

沖縄そば好きなら一度は必ず行ってほしい浦添市の『てだこそば』。
豚骨好きにお薦めです。



浦添市沖縄そば一覧】

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