さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

お食事処 のりちゃん


ども、さんぺいです。

皆さん、日頃のお昼ご飯ってどうされてますか。

お仕事の方は、自宅から弁当を持っていく方もいれば、沖縄だとけっこう外でお弁当購入という方も多いかなと思います。
うちの職場でも、弁当派もいれば、職場でレトルトカレーを食べるものなど様々ですね。

喰いしん坊な私は、外勤の際には可能な限り沖縄そばを食べられそうなお店を探すのですが。
これはもう、時間的な余裕と、立地との闘い。

限られた時間で、ベストなお店に入ることができた瞬間は、最高に充実感があるものです。

まあ、仕事の方も、これぐらいの意気込みで頑張れって話ですけどね。





この時は、那覇市の久茂地で仕事があったので、帰りがけに食堂を探していたんです。
開南のあたりですが、けっこう悩む。

飲食店の選択肢は多い地域ですが、時間的な制限もありますし、できれば沖縄そばが食べたい。

そこで出会ったのが、那覇市樋川にある『のりちゃん』です。




「開南せせらぎ通り」。
のうれんプラザも近くにあり、地元の買い物客で賑わう交通の要所です。

国際通り」が、観光客向けのお店が並ぶ地域なら、「開南」は市場で日常的な買い物をする地元客向けの地域ですね。

『お食事処 のりちゃん』も、見た目のとおり、飾らない地元密着の食堂でした。
この辺は良く通るのですが、私も初めての入店でした。



沖縄の食堂については経験値のある私ですが、初めてのお店はいつもちょっと緊張します。
『のりちゃん』、外から店内の様子が見えないんだよな。

店に入ると、ホッと安心すると共に、驚きが。
めちゃくちゃ人気店じゃん。



オープンキッチンの厨房が中央にあり、キッチンを囲んでカウンター席、テーブル席、奥に座敷席が1つあります。

14時でしたが、店内はほぼ満席。

買い物帰りのマダム、近所のおじさん、ラフな格好の若者など、年齢もジャンルもバラバラなお客さんでいっぱいです。



落ち着け俺。

とりあえず空いているカウンター席に座り、メニューを吟味です。

 

 


小ぢんまりとしたお店ですが、充実したメニュー数に再び驚き。
定食類から、丼物、汁物、炒め物まで、沖縄の郷土料理をはじめ、定番のメニューが揃っています。
山羊汁から、中身汁、イナムルチまであるのは、今時の食堂で珍しいはず。





目当ての沖縄そばもしっかりありました。
基本の沖縄そばのほか、ソーキそば、中身そば、野菜そばに、ねぎそばなんてのも。
ノーマルな素そばのことかな。

せんべろメニューまであるとは。



注文後、しばし、カウンターにある金魚に癒やされる。

ちなみにカウンターには、ポーク玉子おにぎりや、ゆで卵が並べられてあって美味しそう。
200円ぐらいのポーク玉子おにぎりは、大きめでお得。
お腹に余裕があったら食べてたな。

ゆで卵の方は、おじさんがどんどん取っていったけど、ローカルルールがあるんだろうか。
謎が多いのも、初めての食堂に入る醍醐味だよね。




今回注文したのは、本ソーキそば700円。

この飾らない感じが、食堂らしくて良い。

『のりちゃん』のソーキそばは、大ぶりな本ソーキが2個ゴロっと入って、カマボコ、ネギの乗った王道ともいえるつくり。




まずは、スープをひと口。
「うん、旨い」。

沖縄でいう「あじくーたー」なスープ。
出汁が効いていて、味つけもしっかり濃いめなスープ。

透明感があって繊細は鰹節を効かせたスープも良いけど、こうした「あじくーたー」のスープも夏場には堪らない。
動物系の出汁も、鰹節もどちらもしっかりとした出汁です。

良い意味でワイルドさがあって、これぞ食堂の沖縄そば



麺は、平打ちの中麺。一般的な沖縄そばよりも、幅広なタイプ。
手揉みなのか、少し縮れが入っています。

厚みのあるスープをしっかりと受け止める平打ち麺。
麺の方もさすが力強い。



本ソーキは、もうさすが熟練の食堂の味というか、やっぱり美味しい。
味つけは優しくて、肉がしっかり付いていて、かぶりつく様に食べました。

これぞ豚肉の王様。
ご馳走ですよね。



開南の『お食事処 のりちゃん』。
期待を裏切らない、食堂のソーキそばでした。

昼時の限られた時間で、ベストなお店に入ることができた瞬間って、最高に嬉しいんですよね。
午後の仕事もはかどる。

メニューも豊富で、雰囲気も好みなので、また行きます。



那覇市沖縄そば一覧】

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