さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

おおぎみ食堂

ども、さんぺいです。

8月も終わりに近づき、沖縄の一番良い季節が過ぎ去ろうとしています。

9月からまた忙しくなりそうなので、夏最後!という気持ちで、先日、沖縄そば遠征を決行しました。



沖縄そば食べ歩き」と銘打って、個人的な外食の記録を綴っている当ブログですが、いくつか小さな野望がありまして。

その1つが、沖縄県にある全41市町村の沖縄そばを食べてみたいというものなんです。
世の中にある、全部の沖縄そば店を巡るのは難しくても、全ての市町村ならいつか達成できるんじゃないかと思っていて。

今回の小旅行は、沖縄本島では最後になる、「大宜味村」と「東村」を巡るというのがテーマでした。



そんな訳で、1日、沖縄そばのために使うぞってことで那覇から沖縄本島北部へ向けて車を走らせました。
出発は、朝の9時30分。

軽快に沖縄自動車道を走らせ、伊芸パーキングエリアで一休み。



沖縄自動車道終点から、名護市を抜けて、大宜味村へ。
那覇から約1時間40分ほどで、大宜味村の目的地に到着です。

今回訪問したのは、北部地域の中でも、私が最も好きな食堂。
『おおぎみ食堂』です。

名護市に住んでいた時から大好きな、アットホームな食堂です。



場所は、西海岸沿いを走る幹線道路国道58号線をひたすら北へ。
大宜味村大宜味にあります。

近くには、大宜味村役場があり、国道沿いに看板が出ているので意識して走っていれば分かるはずです。

店の横には駐車場もありますよ。



階段から2階へ上がっていくと、食堂があります。

お客さんはほとんど地元の方という、地元密着型のお店。
温かな雰囲気が魅力です。

窓側にカウンター席があり、テーブル席と小上がりの席があります。
小ぢんまりとした店内なので、お昼時はすぐに常連客でいっぱいに。



『おおぎみ食堂』の素敵ポイントが、カウンター席から見える海。

店の目の前は海となっており、限りないブルーが広がっています。
2階にあるから、見晴らしは最高。

 

 

こんな景色を見ながら、美味しい沖縄そばが食べられるなんて幸せじゃないですか。

もうすぐ見られなくなる、夏の雲を遠くに眺めながら、沖縄そばを待ちました。



『おおぎみ食堂』のメニューです。

お店は一人か、二人でやれているのでメニューはシンプル。
でも厳選されたメニューはどれも美味しい家庭の味です。



みそ汁やちゃんぷるーなど沖縄の定番料理はもちろん美味しいし、トンカツ系もお薦めです。

1番人気は、トンカツ、ポーク、生姜焼きが夢の競演をする「ミックス定食」。



今回は、もちろん沖縄そば食べ歩きということで、「野菜そば」650円をいただきました。

うひょー久しぶりに『おおぎみ食堂』の「野菜そば」にテンションが上がる。

沖縄そばと言うと、豚と鰹、昆布などで出汁を取ったスープに沖縄そば麺を合わせて、豚の三枚肉や、ソーキを乗せて食べるというスタイルが有名ですが。
地元沖縄では、このノーマル沖縄そばに、肉野菜炒めをオンして食べるスタイルも人気なんです。

タンメンというか、長崎ちゃんぽん的というか、沖縄版二郎系というか、まあそんな感じ。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

okinawasoba.hatenablog.com




じゃじゃん、これが『おおぎみ食堂』の「野菜そば」、美味しそうでしょ。

特徴的だったのが、豚肉の生姜焼きが具として乗ってたこと。
ちょいちょい『おおぎみ食堂』ではあることなんですが、しーぶん(沖縄でいう「おまけ」的な意味)かな。

沖縄そばに生姜焼きが乗るのは初めてですが、もちろん美味い。
これは、沖縄そば専門店ではまず出てこない、食堂ならではの味ですよね。



印象的だったのが、肉野菜炒めの美味しさ。

「肉野菜そば」のポイントは、野菜の炒め方、味つけ、具材など、野菜炒めの美味しさにあるのですが、『おおぎみ食堂』は熟練の食堂だけあって、120点叩き出してる。

葉野菜、もやし、にんじん、玉ねぎ、ニラに、ポークランチョンミートと、細切れの豚肉も入っています。

具沢山でシャキシャキの野菜たち。



あと、他の店と比べて、かなりニンニクにスライスが入っていて、味つけに胡椒も加わっています。

だからパンチがしっかりあって食べ応えがある肉野菜炒め。

この汁が沖縄そばのスープに溶け出していくと・・・得も言われぬ美味しさに。



麺は、中太の平打ち麺。

沖縄そばの麺の中でも、幅の広いどっしりした麺で、肉野菜炒めに負けない存在感があります。
この麺をワシワシと食べるのが良い。



ニンニクと胡椒が効いたパンチのある「野菜そば」。

だけどジャンクな感じがしないのは、『おおぎみ食堂』の丁寧な沖縄そばだから。
濃い味付けになりすぎず、丁寧につくられているので、大味な感じは全くなくて。

そんな最高な「野菜そば」になっています。
自分史上でも最高に好みかも。



野菜炒めの旨みが溶け出したスープは、甘味とコクがあって、極上なものに。
このスープと野菜炒め、沖縄そばのがっしりした麺が混然一体となった美味しさが、「野菜そば」の魅力ですよね。



7年ぶりだった『おおぎみ食堂』の訪問。

思い出の食堂で食事ができたことに、ただただ感謝です。

皆さんもやんばるへ行く機会があれば是非寄ってみてください。




沖縄そば以外のお薦め>
トンカツに豚の生姜焼きが入った「ミックス定食」はかなりお薦め。
『おおぎみ食堂』の揚げ物って美味しいんです。
画像は、2017年当時のもの。



<以前のブログで紹介した『おおぎみ食堂』のメニュー>
私が、名護市に在住していた2014年頃の記事です。
それにしても、昔から自分あまり変わらずこんな事ばっかやってんだな・・・
暇があったら読んでみてください。

https://nagominiikou.ti-da.net/e6879617.html
野菜そばの回。当時は野菜そばが550円だったんですね。昨今の物価高騰がよく分かる。

https://nagominiikou.ti-da.net/e3497259.html
みそ汁の回。沖縄家庭料理の定番「みそ汁」。もちろん『おおぎみ食堂』は間違いなく旨い。

https://nagominiikou.ti-da.net/e4757934.html
野菜炒めの回。これも沖縄料理の定番「ちゃんぷるー」。こんなちゃんぷるーが毎日食べたい。

https://nagominiikou.ti-da.net/e4886725.html
ゴーヤーチャンプルーの回。沖縄と言えば「ゴーヤーチャンプルー」。夏の定番料理。

https://nagominiikou.ti-da.net/e5740176.html
トンカツの回。繰り返すけど、『おおぎみ食堂』の揚げ物は美味しい。また、トンカツ食べたいなぁ。

https://nagominiikou.ti-da.net/e5931290.html
もやしちゃんぷるーの回です。今はメニューにないかも。食堂との出会いは「一期一会」。その時に食べないと、もう出会えないかも。





大宜味村沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com