さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

NHKで紹介された沖縄そば

ども、さんぺいです。

沖縄出身、沖縄育ちで、沖縄そばが大好き。
沖縄そば食べ歩き」と称して、沖縄本島のみならず、離島や全国の沖縄そばを食べ歩くブログをやっています。

今回、NHKの番組「ロコだけが知っている」で、沖縄そばが取り上げられると知り、大興奮でテレビにかぶりつきました。



www.nhk.jp
2022年9月14日に放送された回では、「北海道カレー対沖縄そば」をテーマとして、両者の特徴あるカレー、沖縄そばが紹介されていました。

番組では、両者がプレゼンを行い勝敗を競うというもの。

珍しいメニューも登場し、とても見ごたえある番組になっていました。

もちろん、私は沖縄側の応援でしたが、勝ったのは・・・



番組で取り上げられた、沖縄でも有名な沖縄そばを食べてみたいという方向けに、それぞれの案内を作成しました。

参考に、沖縄そばの世界を広げていただけたらと思います。

1.百円そば
(1)百円そばとは

沖縄で「そば」と言えば、一般的に「沖縄そば」を指します。
原料は小麦粉で、蕎麦を使用していない麺で、沖縄の郷土料理と言えば「沖縄そば」というぐらい有名な料理。

沖縄県民は、沖縄そばが大好きで、沖縄そば専門店があるのはもちろん、家庭でも、食堂でも、なんならコンビニにも置いてあるほど。

その究極系が通称「百円そば」。

もとは、弁当屋さんが汁物としてのスープ替わりに安価で提供していたものですが、そこは沖縄そばが大好きな沖縄県民。

スープに拘ったり、麺に拘ったり、具材もサービスしたりと、専門店顔負けの「百円そば」が生まれています。

(2)百円そばの食べ方

百円そばの食べ方は、店によって異なりますが、例を紹介します。

まずは、店頭で陳列されている沖縄そばを選びます。
注文してから作る専門店とは違い、弁当屋さんでは事前にカップに入っている事が一般的。

ちなみに沖縄そばは、茹で置きの麺ですでに火が通っているので、直ぐに食べる事ができます。

セルフで、店内にあるスープをカップに注ぎます。
(お店側でやってくれる所もあります)。

後は、お支払いをして、美味しい沖縄そばを食べるだけ。

七味や、紅生姜を好みで入れることもできます。


(3)百円そばの世界

okinawasoba.hatenablog.com百円そばは、沖縄県内の多くの弁当屋さんが取り扱っています。
ブログの中で、食べ方や、店舗を紹介していますので、参考にしてみてください。


(4)番組で取り上げられていたお店

番組で取り上げられていたのは、宜野湾市大謝名にある弁当屋『井筒屋』さん。
地元民に広く愛される弁当屋さんです。
那覇空港からだと車で約30分ほどで行くことができます。




2.コーレーグースがキープできる沖縄そば

(1)まいにち食堂

okinawasoba.hatenablog.com番組で、2番目にコーレーグースがキープできる沖縄そばのお店として紹介されていたのが読谷村にある『まいにち食堂』。

丁寧に作られた上品な沖縄そばで人気のお店です。
スープへのこだわりが凄く、繊細な味わいは、一度食べたらきっと虜になるはず。

従来の沖縄そば専門店とは違って、カフェのようなお洒落な内装も魅力です。

 

(2)まいにち食堂のアーサそば

番組で二人が食べていた、『まいにち食堂』の「生アーサまいにち食堂そばセット」。

沖縄そばに、ゆし豆腐にスーチカー、生アーサが乗った贅沢な沖縄そばです。

彩が綺麗で、ふわっと香る出汁の香りにうっとり。


すごく繊細なスープで、始めは薄く感じますが、ゆっくりと出汁の旨みが広がっていきます。
思わず「壊れそうな」スープですが、丁寧に丁寧に作られているなと感じます。

オールスターな一杯で、そらぞれインパクトがある具材でしたが、ごちゃっとならずに、全て繊細なスープを壊さないよう計算されているのが凄いなと感じました。

感動レベルの沖縄そばです。

沖縄の炊き込みご飯、「じゅーしー」も忘れずに。


(3)コーレーグースについて

okinawasoba.hatenablog.com
番組で取り上げられていた、コーレーグース
沖縄独特の調味料で、泡盛島とうがらしを漬け込んだものです。
沖縄そばでは定番で、その食べ方の流儀は、ブログを参考にしてみてください。

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

番組では、お客さんがマイコーレーグースをキープしていましたが、コーレーグースは自宅でも製作可能です。
簡単なので、是非自作にもチャレンジしてみてください。

(4)まいにち食堂へのアクセス
『まいにち食堂』は、沖縄本島の中部の読谷村に位置し、那覇空港からだと、車で約50分ほど。
幹線道路の58号線を北上し、読谷村に入ってから左折します。
駐車場もあるので安心です。
人気店ですので行列は必至。時間に余裕を持って訪問ください。




3.〆に食べる沖縄そば

(1)栄町ボトルネック

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番組で、3番目に紹介されていた、飲んだ後の〆で食べる事ができる沖縄そばとして紹介されていたのが『栄町ボトルネック』。

「栄町」は、那覇市で、古くからの商店街がある地域で、個性的な飲食店が集まるディープスポットとして沖縄県民にも人気です。
国際通りから歩いていくこともできますよ。

『栄町ボトルネック』は、栄町の人気居酒屋で、沖縄そばも提供しているんです。

ゴリさんが『ボトルネック』好きなのは、沖縄では有名。

 

(2)栄町ボトルネック沖縄そば

『栄町ボトルネック』最大の特徴は、なんと言ってもスープがヤカンで出てくること。

沖縄そばを食べていると、もっとスープが欲しい、と思うことないですか?
スープを追いがけ出来て、好きなだけ堪能できる嬉しいシステムなんです。

このヤカンからスープを注ぎます。

居酒屋さんですが、沖縄そばはめちゃくちゃ本格派。

スッキリとしたスープに細麺で、飲んだ後でも無理なく食べられます。
このスープが染みるんだよなー。

出汁が効いていて、おかわりしたくなるスープ。

ちなみにこのヤカンスタイルは、名護市の老舗『八重食堂』が有名です。
沖縄へ来た際には、マニアックなこのヤカンスタイルも是非経験してほしい。

(3)栄町ボトルネックへのアクセス
栄町は、那覇市中心市街地にあり、国際通りからも歩いて行くことができます。
那覇空港からだと車で15分ほど。
モノレールの「安里駅」を利用するのも便利です。

駐車場はコインパークなどを利用することになります。
ちなみに、居酒屋としても超優秀なので、お酒を楽しんでからの沖縄そばがお薦めですよ。





4.車海老そば
(1)笑島

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番組で、4番目に紹介されていた、車海老そばとして紹介されていたのが、久米島町にある『ゆくい処 笑島(わしま)』。

松田るかさんが中継されていましたが、久米島は、那覇市から
約100kmに位置する沖縄県内では中規模の離島です。

飛行機では30分ほど、フェリーだと約3時間で行くことができます。
美しい海はもちろん、豊かな自然に囲まれた素敵な島です。

 

(2)笑島の車海老そば

番組で紹介されていたインパクト抜群な『笑島』の車海老そば。

沖縄そばでも、車海老を用いたそばは極めて珍しい『笑島』のオリジナルです。

久米島は、島特有の「海洋深層水」を活かした車海老の養殖を行っており、なんと生産量は日本一。
『笑島』の「車海老そば」は、車海老をはじめ、味噌、もやし、麺など全て久米島産を使用した一杯なんだそう。

ryukyushimpo.jp
上記は、沖縄の地元紙「琉球新報」の記事。
『笑島』の「車海老そば」が、シンガポールで開かれた「にっぽんの宝物」世界大会でグランプリを獲得したとの記事です。
奇をてらった沖縄そばではなく、その実力は折り紙付きなんです。

具材の車海老が特徴的で、車海老はもちろん美味しいのですが、私が一番印象的だったのはスープ。

濃厚で超濃厚なスープ、海老の旨みがギュッと詰まったスープで、ひと口、ひと口が高級な洋食のスープのように美味しい。
濃厚で、でも雑味はなく、旨味だけを抽出したようなスープなんです、これはほんとご馳走。
久米島特産の味噌を用い、エビの頭やガラからも出汁を取り、ごま油、豆板醤を合わせているんだそう。

久米島でしか味わうことができない幻の沖縄そば
行ってでも食べる価値のある一杯です。

 

(3)笑島へのアクセス
久米島は、飛行機だと那覇空港から久米島空港へ30分ほど。
船だと、那覇市泊港から久米島まで約3時間で行くことができます。
せっかくの離島なので、もちろん宿泊するのが超お薦め。
世界でも有数のビーチや、豊かな自然、独特の文化がある久米島を楽しみながら、是非『笑島』を訪問ください。






以上が、NHKの番組「ロコだけが知っている」で、取り上げられた沖縄そばの紹介になります。
番組がきっかけで、沖縄そばの美味しさがもっと知られると良いなぁ。

番組で取り上げていない地域にもたくさん個性的で美味しい沖縄そばがあるので、自身で沖縄そば巡りしてみるのも楽しいかも。




参考に、地元沖縄トヨタのCMで取り上げられている沖縄そば店もまとめてみました。
興味があればこちらもどうぞ。

okinawasoba.hatenablog.com