ども、さんぺいです。
先日、東京へ出張へ行った時の話。
今回は仕事での東京だったんで、自由な時間はあまり無かったんですよね。
朝から夜まで拘束されてる感じ。
なんで好きなラーメンも自由に食べに行けなかったんですけど。
でも時間をやりくりして早朝に起きて、朝からやってるラーメン屋さんないかな、と。
そこで宿泊先から2駅ぐらいの新宿にある、以前から行きたかった『すごい煮干ラーメン凪』へ向かったわけです。
新宿歌舞伎町なんて、田舎ものの私からしたらどきどきですよ。
『凪』は24時間営業でやっていて、さすが眠らない街。
あんな有名店のラーメンが、深夜から早朝までいただけるなんて、やっぱ東京すごいなぁ。
地方のものからしたら、歌舞伎町にある新宿区役所もなんだか感慨深い。
んで、早朝6時頃、『凪』に到着。
「煮干が嫌いな方、ご遠慮ください」の看板が眩しい。
街にはまだかなり飲んだ帰りの方や、店の営業終わりの従業員の方がたくさん歩いていて。
中にはまだ営業している風俗店なんかもあったりして、歌舞伎町の活気を感じます。
ここはやっぱり「すごい煮干ラーメン」で。
麺量が大盛まで選べるなんて感謝しかない。
普通、濃い、多めで注文。
早朝6時ということもあって、周囲は飲んだあとのお客さんがほとんど。
キャバクラの帰りで楽しそうに話をしている集団とか、良いムードを出している男女とか。
お酒が入っているお客さんがほとんどで、賑やかな雰囲気。
初心者の自分は、ビビりながら空いたカウンター席に着席。
周囲を見渡す余裕はなかったので、すぐに着席したんだけど。
3分後ぐらいに、すぐ隣で、現金の札束をめちゃくちゃ数えている男性に気づいた。
それも4、5千円とかじゃなく、かなり束というか、厚めの札束を。
その日の売り上げなんですかね・・・
それにしてもどこかの事務所じゃなくて、早朝のラーメン屋のカウンターというのが凄い。
あんまり見ちゃいけないと思って、顏や手元を凝視できなかったのだけど。
その瞬間からラーメンの味があまり入ってこなくなりましたね。
緊張感の中で食べるラーメン。
思えば、早朝の大坂道頓堀の『金龍ラーメン』で、ホスト2人しかいない店内で食べたラーメンも変な緊張感あったなぁ。
今回思ったのは、ラーメン食べ歩きは「体験」そのものということ。
もちろん、スープの種類や、麺がどうとか、味玉の具合とか、味を楽しみに行くんだけど。
家で食べる日常の食事と違って、店の環境、店員の接客、周囲のお客さんの雰囲気、全てひっくるめての食べ歩きなんですよね。
だからメニューそのものの味だけじゃなく、身体全体で感じる「体験」になる。
それが忘れられない思い出になるんです。
特に一人での食べ歩きは、ほとんどがアウェイなわけだから、いつも何らからの緊張感がありますよね。
知らない土地や、特に海外とか。
皆そういう経験があるんじゃないでしょうか。
その時、その場所でしか起こらないことがある。
食べ歩きって、その瞬間と出会うための旅でもあるんだよな。
絡まれることは無いと思うけど、やっぱり緊張した。
これもまた、新宿歌舞伎町でのラーメンの思い出です。
ここからは備忘録で。
同じく新宿駅近くの『はやし田』。
お昼に運よくスムーズに入店できました。
醤油ラーメンをいただきましたが、スープも麺も具材も一つ一つが美味しかった。
帰り際に、六本木の『麵屋武蔵』でもう一杯。
胡椒が麺に練り込まれたつけ麺。
いつも、濃厚つけ麺を頼んでしまうけど、2杯目だったのでノーマルの方を。
酸味のあるつけ汁でさっぱりといただきました。
以上、私の麺に関する備忘録でした・・・
凪
はやし田
麵屋武蔵