ども、さんぺいです。
11月は出張続きでなかなか『沖縄そばスタンプラリー』の訪問が出来ていないのがちょっと悩みでした。
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10月からスタートしたスタンプラリーですが、今回27店舗あるにも関わらず、現時点でまだ2店舗しか回れておらず。
本当に大丈夫なのか俺、と焦っています。
まあ、マイペースな食べ歩きが信条なので、自分のペースでなんとか2月まで頑張っていきます。
今回訪問したのは、浦添市仲間にある『貝出汁沖縄そばキセキ』です。
新進気鋭の沖縄そば専門店で、沖縄そばでは非常に珍しい貝の出汁を用いたスープが話題のお店。
当初、2022年4月に那覇市内でオープンし、開店当初からすぐに噂が広まっていました。
2022年10月に現在の浦添市仲間に店を移し、再オープンされています。
場所は、浦添工業高校近く。
店舗向かいに駐車場があり、10台ほど駐車が可能です。
浦添市内の立地で、駐車場が多めにあるのはありがたい。
11時の開店に間に合わせて訪問しましたが、さすが人気店、すでに数組のお客さんが並んでいました。
店はオープンキッチンで、カウンター前の厨房が存在感あり。
調理の様子も演出の一つのような感じで楽しむことができます。
統一感のある内装ですごくお洒落。
女性客が多いのも納得です。
カウンター席と、テーブル席があり、ひとりでの利用もしやすく、自分のような客もありがたい。
一つ一つ内装も工夫されていて、インテリアも素敵でした。
今回は、貝出汁沖縄そばのMIX(三枚肉、軟骨ソーキ)、セット(あさりご飯・プリン)1440円をいただきました。
沖縄そばメニューは、「貝出汁」「煮干」「濃厚海老」の各種スープから選ぶことができます。
さらに具材として、「三枚肉」「軟骨ソーキ」「MIX(三枚肉、軟骨ソーキ)」が選択でき。
オプションとして、セット(あさりご飯・プリン)が選べる感じですね。
ちなみにほとんどのお客さんが、「セット」を注文されていましたよ。
これが『貝出汁沖縄そばキセキ』の看板メニュー、「貝出汁沖縄そば」です。
120点叩き出すようなインパクトのあるルックス。
まず何と言ってもスープですよね。
真っ白なスープが目を引きます。
豚骨を用いた、白湯(パイタン)スープで、かなりクリーミー。
ひと口飲むと、貝の出汁の濃厚な旨みに驚きます。
貝の濃厚な旨みと、豚のコク。レストランのスープを飲んでいるような、贅沢なスープ。
豚骨のコクがありますが、上品な仕上がりでしつこい感じは全くありません。
ひと口ずつを味わいながらいただきました。
珍しい具材ですが、揚げ牛蒡(ごぼう)なんだそう。
味つけされていて、ごぼう独特の食感も良く、アクセントになっていました。
これは美味しいなぁ。
沖縄そばに、ごぼうは馴染みがないと思うのですが、博多うどんなどは「ごぼう天ぷら」が定番のトッピングになっていて実はごぼうは麺類にも合うんです。
意外ですが、主役級の美味しさですよ。
柔らかく煮込まれた豚肉の三枚肉と軟骨ソーキ。
味つけも丁度良い塩梅で、存在感のあるスープと程よくマッチしていました。
麺もほかで食べられない特徴ある麺。
細めの平打麺で、やや幅広でかなり薄いのが特徴です。
極上のスープとよく絡み、また細麺なので重たくなりすぎないのも良いかも。
生麺の特徴を活かして、特有のプリッと感、しっかりとした硬さがあり、もちっとした食感と風味を感じることができます。
他にも、大き目なキクラゲが入っていたり、彩にも食感にもこだわった一杯。
一つ一つの具材が丁寧に作られていて、一杯で色々な楽しみがある贅沢な料理という感じでした。
ここからは超個人的な考えですが・・・
私は、沖縄そばの特徴は、鰹節・昆布など魚介系と、豚のWスープにあると思っています。
その意味で、『貝出汁沖縄そばキセキ』の沖縄そばは、貝の出汁と、豚骨から取ったスープを合わせた魚介系と動物系のWスープであり、実はクラシックな沖縄そばの進化系とも言えるのではないでしょうか。
一見突拍子もないアイデアで、これが「沖縄そば」と言えるのかどうかについては個々で意見が分かれると思うのですが。
私は、この組み合わせが沖縄の人の嗜好に合うんじゃないかとも感じています。
ニュータイプの沖縄そばがどう受け入れられるのか、楽しみです。
アサリご飯は、薄味に上品に仕上げていて、濃厚な沖縄そばとも相性がよかったです。
まーさん。
ちょっと驚きだったのが、セットの黒糖プリンの美味しさ。
プリンはなめらかな食感がとにかく抜群に美味い。甘いものを普段食べない方でも気に入るはず。
黒糖の抑制された甘さが良い。自分は大好き。
貝出汁と豚骨の白湯スープを合わせた、見た目も、味もニュータイプな沖縄そば。
斬新ですが、決してインパクト重視ではなく、麺料理として確かな美味しさがあります。
新しい発見もあると思うので、麺料理好きなら絶対に食べてみてほしい一杯。
並んででも食べる価値ありますよ。
【浦添市の沖縄そば一覧】