ども、さんぺいです。
沖縄そば専門の食べ歩きブログなんですが、日々の食の中でこれだけは残しておきたい!というものを記事にしています。
食堂、まちやぐゎー、飲み屋など沖縄の日常の風景が都市開発と共に失われている昨今。
弁当屋さんも例外ではありません。
先日も浦添市にある私が大好きだった、24時間営業のストアー兼弁当屋さんが無くなってしまいました。
「大事なものがいつまでも続くわけじゃない」、という自戒を込めながら、沖縄の宝ともいえる庶民のカルチャーを記録していきたいなと思ってます。
今回ご紹介したいのは、沖縄のレジェンド弁当店『むんじゅる弁当』。
那覇市近郊にお住まいの方なら誰でも知っているであろう弁当屋さんです。
安くて、ボリュームたっぷり、もちろん美味い、と三拍子そろうのが沖縄のお弁当の特徴ですが、まさにそれを象徴するようなお店なんです。
以下のメニューに沿って説明しますね。
1.むんじゅる弁当とは
2.むんじゅる弁当が最強の理由
①まず美味しさ(おかず)
②まず美味しさ(米)
③ボリューム
④安さ
⑤速さ
⑥厳選されたメニュー
3.むんじゅる弁当を分類してみる
①レギュラー(通常)、②レギュラー(カレー類)、③レア系(煮付け、麻婆豆腐)
1.むんじゅる弁当とは
那覇市の330号線沿い、通称「ひめゆり通り」から三原方面に入っていく路地にあります。
住宅街の細い路地ですが、以前は「弁当通り」と呼ばれ、複数軒、弁当屋さんが並んでいたそうです。
今でも、年配のタクシー運転手なら「弁当通り」までと言えば通じると思いますよ。
そんな弁当屋激戦区の中で生き残り、今でも圧倒的な人気を誇るのが『むんじゅる弁当』です。
このランプが目印。
行ったことが無い方は信じられないと思うのですが、この小さな弁当屋さんに、ひっきりなしに客が訪れるのです。
大げさでなはく「ひっきりなし」に。
特に昼時には、店頭に行列ができるほどの人気なんです。
2.むんじゅる弁当が最強の理由
では、ここからは、さんぺいが個人的に『むんじゅる弁当』こそ沖縄弁当最強という理由を説明していきたいと思います。
①まず美味しさ(おかず)
まず、めちゃくちゃ基本的な事実ですが、弁当のおかずそれぞれが美味しいこと。
後述しますが、『むんじゅる弁当』には、トンカツ、魚フライ、豚肉、ちきなーちゃんぷるーなどレギュラーメニューの弁当があります。
その中から、好きな弁当を選ぶのですが、おかずそれぞれのレベルが高い。
弁当の花形ともいえる揚げ物。
例えば、『むんじゅる弁当』のトンカツは間違いない美味しさ。
脇を固める、もやし炒めは安定感抜群。
マカロニサラダも抜かりない美味しさです。
このように、メインのおかずから脇役まで、それぞれのレギュラーメニューが美味しいのが『むんじゅる弁当』最強の理由一つ目です。
②まず美味しさ(米)
さらに、美味しいのがおかずだけじゃないのが『むんじゅる弁当』人気の秘訣。
おかずのボリュームに頼りがちな弁当屋が多い中、ベースとなるお米が美味しいのが『むんじゅる弁当』なんです。
上記のサイトによると、『むんじゅる弁当』お店の裏に精米機があり、そこで自家精米を行っているなんだそう。
なるほど美味しいわけだ。
ちなみに、1週間につかうお米の量は、1トンなんだそう。凄い人気ですね。
③ボリューム
ボリュームに関しても、間違いないのが『むんじゅる弁当』。
揚げ物、煮付け、野菜、スパゲティ、それぞれの重量感が凄い。
いつ食べても、満足感がしっかりあるのが嬉しいところ。
期待を裏切らないお弁当です。
④安さ
基本の弁当は全て450円。
昨年、400円から450円に値上がりしたのですが、それでも昨今の物価高騰を考えると相当にリーズナブル。
それでいて、あのボリューム、あのクオリティですからね。
価格も最強にあげる理由の一つです。
⑤速さ
弁当は、売れ次第、厨房から追加されていくシステム。
昼時は凄い勢いで売れていくため、次々と弁当が足されていきます。
その様子はさながら戦場のよう。
店員さんの数も多く、テキパキと会計を行ってくれます。
みんな忙しい中で、弁当を買いに来ていますから、このスピード感はありがたいですよね。
⑥厳選されたメニュー
『むんじゅる弁当』は、基本的に固定されたレギュラーメニューがあります。
後で挙げますが、トンカツや、焼肉など人気の定番が変わらずあるため、安心して利用できます。
日替わりなどではなく、定番のメニューに絞り込むことで、あのクオリティを維持できるのかも。
厳選された人気の定番があることも、『むんじゅる弁当』最強の理由です。
以上、6つが、さんぺいが考える『むんじゅる弁当』最強の理由でした。
個人的に、ここを超える強者はなかなか無いんじゃないかな。
3.むんじゅる弁当を分類してみる
最後に、むんじゅる弁当の最強ラインナップを分類してみます。まだ研究段階なので全てを網羅しているわけではないのであしからず。
①レギュラー(通常)
【パターンA】トンカツ
みんな大好きトンカツ。
『むんじゅる弁当』の中でもひときわ目立つのが、大きなトンカツが一枚丸ごと入った弁当。
さんぺいは、力を付けたいここ一番という時に、この弁当をチョイスします。
【パターンB】照焼きチキン+トンカツ
『むんじゅる弁当』といえば、これ!というファンが多い、照焼き(煮?)チキン。
味が良く染みたチキンは、味つけもボリュームも最高な美味さ。
さんぺいも定期的に食べています。
脇を固めるスパゲティもナイス。
【パターンC】チキン唐揚+トンカツ
さんぺいが『むんじゅる弁当』で一番多く食べているかもしれない、チキン唐揚とトンカツのセット。
照焼きチキンも良いけど、チキン唐揚も裏切らない美味さ。
いったい何キロカロリーあるのか。もちろん私はそんな事は気にしない。
【パターンD】魚フライ+照焼きチキン
魚フライもまた『むんじゅる弁当』の不動の人気メニュー。
チキンやトンカツが目立ちがちだが、頻繁に食べていると、魚フライにいきたい日もある。
沖縄県民ならみんな好きなポークランチョンミートが付いているのも良いね。
【パターンE】魚フライ+トンカツ
パターンを見てもらうと、基本、「トンカツ」「照焼きチキン」「魚フライ」の組み合わせでバージョンができているのが分かるはず。
好みに合わせて組み合わせが出来るのが嬉しい所。
魚フライのソースがまた良いんだよな。
【パターンF】焼肉
さんぺいが、今日は揚げ物から離れて、という日には焼肉弁当をチョイスしてます。
味が良く染みて、こちらもご飯が進む!
脇の、もやし炒め、ひじき煮、スパゲティ、マカロニサラダ、ポークランチョンミートが全部乗せなのが、何気に豪華。
【パターンG】ちきなーちゃんぷるー
さんぺいが、『むんじゅる弁当』で野菜が食べたくなったら迷わず選ぶのが、ちきなーちゃんぷるー(からし菜炒め)の弁当。
他のおかずも煮魚と、照焼きチキンで、ボリュームも確保。
ガッツリとヘルシーさを両立させた、女性客からの人気も高い一品。
②レギュラー(カレー類)
【ノーマルカレー】
レギュラーメニューのカレー450円です。
こちらは、弁当と違って、注文すると作ってくれます。
カレーには、具材としてゴロンとチキンが入っていて、しっかり辛さもあり外さない美味しさ。
さんぺいは、ノーマル弁当以外が食べたくなったらカレーにしています。
【カツカレー】
『むんじゅる弁当』では最高位にあたる550円のカツカレー。
こちらも、カレー同様、注文すると作ってくれます。
カレー自体にも具が入っているのですが、カツと合わせるとさらに豪華に。
ゴロゴロと入ったカツにカレーをかけて食べるのがとにかく美味い。
さんぺいの中では、ご褒美的な、何か特別な日に食べる弁当です。
③レア系(煮付け、麻婆豆腐)
レア系とは、通常『むんじゅる弁当』で販売されていないメニューを指します。
通常メニューのトンカツ、チキン、魚フライなどの弁当は、店頭に無い場合もその場で作ってくれるのですが、販売自体がレアなメニューがあります。
「むじゅらー」なら、是非、食べてみたいところですよね。
【麻婆豆腐】
麻婆豆腐がその一つ。
昼時だとたまに遭遇するので出会った時には食べています。
他にはない丼タイプの弁当で、麻婆豆腐に揚げ餃子、チキン唐揚まで乗っている。
かきこむように食べるのがまた美味い。
さんぺいは、麻婆豆腐好きなので、『むんじゅる弁当』の中でもお気に入りの弁当。
【煮付け】
他にSNSなどで確認すると、「煮付け」弁当があるらしいのですが・・・
私はまだ遭遇したことがないのです。
いつか食べてみたい。
以上
『むんじゅる弁当』がいかに最強なのか、そして伝説の弁当屋なのか、分かっていただけたかと思います。
これだけシンプルに、安い、大きい、美味いを追求した弁当屋は無二ではないでしょうか。
那覇市にきたら、是非立ち寄ってほしいレジェンド店。
私自身も、「むじゅらー」として、飽くことのない『むんじゅる弁当』への巡礼を続けていきたいと思います。
ああ、照焼きチキン食べたくなってきた・・・