ども、さんぺいです。
さんぺいの「沖縄そばの世界」、続いては進化する沖縄そばは、沖縄そばの中でも変わった冷製のそばです。
通常、沖縄そばは温かいスープに、茹でた麺を合わせるのが一般的で、冷たい沖縄そば非常に珍しい。
冷製の沖縄そば２軒目は、『EIBUN』です。
『EIBUN』は那覇市壼屋にあり、沖縄そばの中でも屈指の人気店。
毎日、開店前に行列ができ、待ちが必至の人気店です。
特徴は、お洒落な外観やインテリア、オリジナルのメニュー。
例えば沖縄そばのトッピングにパクチーを用いるなど従来にはない発想で、沖縄そばづくりを行い、SNSでも人気を得ています。
店舗は、那覇市の壼屋にあります。
周辺には「のうれんプラザ」や壼屋通りがあり、商店街が密集している地域です。
外観も特徴的ですね。
この日は、営業開始１時間前に訪問しましたが、すでに先客がありオープン時の入店は叶いませんでした。すごい人気ですね。
営業開始前に、帳簿に名前を書いて順番待ちするスタイルです。
インテイリアの細部までこだわっていて、お洒落な店内。
『EIBUN』のメニューです。
基本の沖縄そばに、ミックスそば的な「BUNBUNそば」・
軟骨ソーキは、今どこのお店も仕入れに苦慮しているようで、おやすみでした。
看板メニューの一つ、「牛もやしそば」。
パクチーまみれもあります。
「釜玉ぶっかけまぜそば」なんてメニューも。
創作系の沖縄そばが充実しているのも『EIBUN』の特徴です。
オリジナルなメニューが人気です。
ごくごくシンプルにいただきた方は「素そば」も。
麺の種類や、トッピングが充実しているのも『EIBUN』の特色。
一般的な沖縄そばの麺である「茹で麺」の「EIBUN麺」をはじめ、生麺、フーチバー麺、イカ墨麺が選べます。
私はその時の気分で食べ分けていますよ。
トッピングは沖縄そば専門店では珍しい、味玉やチーズなどがあり、やっぱり一番のお薦めはパクチーです。
パクチーを入れた沖縄そばの感想はこちらから。
『EIBUN』の特徴として、美味しいのはもちろん、どのメニューも盛り付けが綺麗でビジュアル的にも作り込まれていること。
「目でも美味しい」そんなメニューが揃っています。
もちろん定番のサイドメニュー、ジューシーも。
今回は目当ての「特製冷やしジュレダレぶっかけまぜそば」980円を注文しました。
まずルックスからインパクトのあるそば。
冷製のそばで、自家製の生麺にジュレをかけています。
いわゆる「まぜそば」に近いスタイル。
底に、タレが入っていて、タレと麺を混ぜ合わせながら、ジュレが合わさっていく感じです。
特徴的なのが麺。
生麺の特徴を活かして、もっちりとしていて、コシの強い麺。
冷水で〆ることで、さらに力強い麺になっています。
風味もあって美味しい。
泡盛や沖縄そばの出汁も含めて作っているというジュレ。
このジュレが合わさることで、独特の食感と、味を生み出しています。
レモンを好みで絞っていただきます。
もともと酸味のあるタレですが、レモンをかけることで、さらに食欲を増す一杯に。
ラフテー（豚肉）がゴロゴロと入っていて、しっかり食べ応えもあります。
豚肉だけでも相当なボリューム。
鰹節、ネギ、海苔も入っていて、飽きがこず、ひと口事に違った味が楽しめます。
「特製冷やしジュレダレぶっかけまぜそば」の特徴は、様々な具材を混ぜることで得られる多様な食感と味の変化。
ジュレが入っていることで、時間の経過ごとに味は変化していくので、ひと口毎に味の印象が変化していくような「万華鏡」のような一杯になっています。
最後まで変化し続ける味と麺を楽しみました。
さらにこれで終わらないのが『EIBUN』の「ジュレそば」。
麺を食べ終わった後に、底にタレジュレが残っています。
酸味と旨味が詰まったこのタレに、ジューシーをオンするんです。
これに。
ドボン！
ジューシーに、タレの旨さが合わさり、味クーターでたまらない美味しさに。
タレの合わさったジューシーを掻きこむ背徳感がたまりません。
ジャンクですが、間違いなく美味しい食べ方。
ボリューム的にも満足感があり、お腹に余裕があったら、「ジュレそば」のジューシー追加は是非やってほしいアレンジです。
冷製で、一見沖縄そばとは離れた料理のようですが、食べ終わった後には、なぜか沖縄そばを食べた感じになる不思議な一杯。
ジュレに隠された沖縄そばの出汁や、沖縄そばの麺がそうさせるのでしょうか。
何といっても、ひとつの麺料理として美味しい。
素晴らしいのが、単純にアレンジをするのではなく、きちんと美味しい上でビジュアルも追及する姿勢が素晴らしいと思います。
暑い沖縄ですから、これからの季節にピッタリの「特製冷やしジュレダレぶっかけまぜそば」。
新しい沖縄そばの世界を是非、味わってみてください。
【那覇市の沖縄そば一覧】
