ども、さんぺいです。
沖縄そばが好きで食べ歩いている私ですが。
最近の沖縄そば人気にあらためて驚かされます。
コロナ禍のここ3年の間は飲食店には大変困難な時期だったと思うのですが。
その間でさえも、沖縄そばの新店が続々とできています。
沖縄そばの広がりの中でひとつ面白いのが、異ジャンルから沖縄そばへのアプローチです。
okinawasoba.hatenablog.com
先日、テレビ番組でも取り上げられた『EIBUN』の中村さんは、フレンチ出身ですし。
okinawasoba.hatenablog.com宜野湾市『SOLA』では、イタリアンレストランがランチタイムに沖縄そばを提供しています。
今回訪問したのも、海外で長年フレンチのシェフを務められた方が出した沖縄そば専門店です。
どんな沖縄そばなんだろうとワクワクしながら訪ねました。
お店は「美ら海水族館」のある本部町にあります。
『自家製麺沖縄そば 海と麦と』。
国道58号線から名護市を過ぎて、そのまま西海岸沿い449号線沿いを行くと店はあります。
名護市から本部港や瀬底島向けに走って、右手。
449号線から一本、崎本部の集落へ入ったところです。
集落を少し走ると、「沖縄そば」ののぼりが。
店舗横に駐車場が確保されているので、ドライブや観光での訪問も安心です。
外観は、白を基調としたシンプルなデザイン。
素敵ですね。
内装も簡潔で、清潔感のある店内。
オープンキッチンになっていてカウンター席と、テーブル席があります。
注文は食券制です。
『海と麦と』のメニュー。
基本の三枚肉そばと、軟骨ソーキそばがあり、シンプルに食べたい方にはおかかとそばのみの「おかかそば」も。
メニューに「おかかご飯」があることからも鰹節へのこだわりが分かりますよね。
トッピングができるのも特徴で、アーサ、ネギ、かつお節、三枚肉、軟骨ソーキを好みで追加することができます。
メニューには、カプチーノフラッペが。
フラッペなんてお洒落ですね。
この辺はやっぱり従来の沖縄そば専門店にはない発想かも。
初訪問の今回は、三枚肉と軟骨ソーキ、そしてアーサが味わえる贅沢な「海麦そば」1000円をいただきました。
運ばれてきた時から、出汁が香るスペシャルなスープです。
出汁には、鰹節、いりこ、うるめ鰯節、天然日高昆布、干椎茸から取られているんだそう。
ひと口飲むと、その旨みがすぐに分かります。
魚介の旨みが濃厚に詰まったスープ。
味つけはしっかり目です。
重層的で、すごく厚みのあるスープで、まるでご馳走のよう。
色々な表情があって、飲むのがすごく楽しいスープでした。
自家製の生麺は、5種類の小麦をブレンドし作っているんだそう。
沖縄そばとしては細麺なのが特徴。
ほぼストレートの、平打麺で、すごく啜り心地の良い麺です。
ツルっとした口当たりで、滑らか。
生麺らしくコシがあって、細麺の見た目想像以上に食べ応えがしっかりありました。
他では出会えない麺だと思います。
すごく美味しかった軟骨ソーキ。
もう持ち帰りしたいぐらい。
トロトロに煮込まれていて、しっかり味の染みたソーキ。
食感が最高です。
三枚肉は丁寧に脂がぬかれている印象で、さっぱりと食べることができ、しつこい感じが全くありません。
何枚でも食べたくなる上品な味付けです。
店の名を冠した「海麦そば」。
鰹節やいりこなど魚介系出汁の美味しさを追求したような一杯でした。
厚みのある出汁の旨みは、一度食べたら忘れられないはず。
生麺もインパクトがあって、ここでしか食べられないオリジナルな沖縄そば。
意欲的な試みが詰まっているなと感じました。
「美ら海水族館」や瀬底島、本部港などへの観光の際にも寄りやすいお店ですので、本部町へ行く際には是非訪問してみてください。
味の良く染みたジューシーも、まーさん。