さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

我那覇そば

ども、さんぺいです。

今では沖縄そばを代表する具材となった「ソーキそば」。
意外にも沖縄そばの歴史からすると比較的新しい具材で、1970年代に普及したと言われています。

それ以前は、三枚肉が定番だったんですよね。



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ソーキそばの元祖としては『我部祖河そば』が有名ですが、名護の有名店『丸隆そば』も元祖を主張しています。

そして今回訪問した『我那覇そば』も元祖ソーキそばを掲げているよう。

食べ比べしたいなとの思いから、今回『我那覇そば』を訪問しました。




場所は、名護市真喜屋、「羽地の駅」内にあります。

「羽地の駅」は、地元の農作物や加工品が購入できる施設で、駐車場も広め。

観光のついでに昼食を取るのにも良いですね。



外側からも入店できますし、「羽地の駅」内にも入口が設けられています。




飲食コーナーには2店舗、『我那覇そば』と『料理人のいるカフェ やんばる食いナ OLI』が併設されています。



席は、テーブル席と、小上がりの席があり、どの席を利用してもOK。

フードコートのようなオープンなスペースになっているので、気軽に入りやすい雰囲気です。

ドリンクを飲んでの休憩にも良いかも。


 

小上がりの席もあるので、家族連れでも安心です。



注文は食券制になります。



『我那覇そば』のメニューです。

名物のソーキそばに、三枚肉そば、てびちそばがあります。
ガッツリいきたい方には、3種の豚肉が楽しめる「我那覇そば」がお薦め。



定食類も充実しているのが特徴で、そば・ジューシーのセットはもちろん、とんかつ定食やソーキ丼セットなども。



さらに、カツカレーやタコライスなども幅広く揃っていて、ドライブのついでに大人数で会食するのにも良さそうですね。



今回は、目当てのソーキそば900円をいただきました。

大ぶりの本ソーキがゴロゴロと載った、堂々としたソーキそば。



スープは動物系の出汁が効いたワイルドな味わい。

味付けはしっかり目で、ストレートに美味しさが感じられるタイプ。

なるほどガツンとくる沖縄そばですね。

最近では少なくなった動物系出汁を効かせた濃厚なスープで、昔ながらの味わいです。



麵はやっぱり名護だよねと感じる、幅広の平打ち麺。

きしめんのような、平たい麺が独特の食感を生み出します。

沖縄そばの傾向として細くて硬めの麺がトレンドですが、北部で愛されているこの平たい麺も間違いなく沖縄そばの魅力の一つだと思います。

食べたことが無い方には、是非一度食べてほしい。



本ソーキは、さすが看板メニューだけあって、食べ応え抜群。

味付けは塩中心に優しめで、肉身のしっかりとした王道の本ソーキ。

たくさん載っていて、これは満足感あります。



結び昆布も2つ載っています。

北部はやっぱり昆布が根付いているんでしょうか。
『宮里そば』や『新山食堂』を思い出します。





がっつり本ソーキを堪能することができました。

ソーキそばの元祖については諸説ありますが、沖縄そばファンとしては決着がつかなくても、それを楽しめば良いかなと思います。

時には、ソーキそばの歴史に思いをはせながら食べてみるのも良いんじゃないでしょうか。




食後は、「羽地の駅」でショッピングを楽しむこともできます。



特産品のパイナップルが美味しそう。




【名護市の沖縄そば一覧】

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