ども、さんぺいです。
沖縄そばにも色々なNO.1があります。
ボリュームNO.1、行列NO.1、ロケーションNO.1など。
今回訪問した『緑萬食品ムック』は、そんな中で小鉢の数がNO.1のお店でした。
『緑萬食品ムック』、それにしても個性的なネーミング。
ビッグワンの店長さんがやっているYouTubeで観たら、お母さまがやっていたスナックの名称を引き継いでいるんだとか。
お店は、うるま市宮里、県立中部病院の近くにあります。
大通りから一本中に入った静かな通り、お店の隣には、「さんかく公園」が。
駐車場はお店の前にスペースが確保されています。
店内は町の食堂といった雰囲気。
特別気取らず、だけど清潔感もあって整頓された居心地よい感じ。
派手さはありませんが、ひっきりなしに常連さんが訪れる様子から地元に愛されているお店なんだなとよく分かります。
肉料理や総菜の出前もやっていることもあって、店頭販売も充実しているのが特徴です。
コンビニのようにホットスナックコーナーもあり、名物の「てびち塩焼」や、「スペアリブ」BBQソース、スーチカー串などが揃っています。
冷蔵コーナーもあり、この日も持ち帰りされているお客さんがいました。
保存が効くので便利ですね。
『緑萬食品ムック』のメニューです。
基本の三枚肉そばに、本ソーキそば、軟骨ソーキそば、中味そば、てびちそばが揃っています。
そしてここからが最大のポイント。
『ムック』では、全ての沖縄そばに、デフォルトで日替わりの小鉢が付いてくるんです。
例えば今回注文したてびちそば(中)850円には、天ぷらかき揚げ、もずく、ポテサラ、きゅうり浅漬け、サラダまで付いてくる仕様。
す、すごい・・・・
ここまで小鉢が付いてくる沖縄そば屋はさすがに見た事がありません。
セット価格ではなく、沖縄そばに付いてきますからね。
プレーンで味わえるよう、沖縄そばとてびちは別皿で提供されます。
薄っすらと白濁したスープは鶏出汁が効いていて、後を引きます。
コクがかなりあって、ふくよか。
動物系主体ですが、味付けはシンプルに塩中心で控えめなので、濃厚という感じはなくむしろあっさりとした印象。
雑味がなく丁寧なスープでした。
麵は中細で細かく縮れの入った平打ち麺。
この絶妙な硬さが良いんですよね。
ウェーブの啜り心地が堪りません。
『緑萬食品ムック』はてびち(豚足)も有名なんです。
いわゆるトロトロで甘辛に煮込んだてびちと違って、塩中心に味付けし硬さも残したタイプ。
硬すぎず柔らかすぎず、絶妙なラインの食感。
十店あれば十店の個性があるのがてびちですが、『ムック』は紛れもなく無二の味でした。
そして、贅沢すぎる小鉢たち。
玉ねぎ、にんじん、ネギの入ったかき揚げはカラッと揚がっていて、玉ねぎの甘さが最高。
かなりボリュームあります。
大根のサラダは、木耳、カニカマ、レタスなどが入っていて実は手の込んだ一品。
一つ一つ丁寧に作られています。
のど越しの良いもずく。
ジャガイモ、にんじんの入ったマカロニサラダ。
食感も絶妙です。
きゅうりの浅漬けも優しい味付け。
ボリューム満点なのはもちろん、小鉢のクオリティの高さに驚きました。
単純に安い、大きいだけの店じゃありません。
大衆食堂と思いきや、味付けの上品さのギャップが最高です。
栄養価も高く、これは近所にあったら通いたい。
沖縄そば小鉢の多さランキング暫定1位の『緑萬食品ムック』。
是非、訪問してみてください。
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さんぺいが、雑誌『ディスカバー・ジャパン』の沖縄特集で沖縄そばに関する記事を書きました。ディープな沖縄情報が満載です。
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