さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

沖縄そば あかの

ども、さんぺいです。

「沖縄そば屋さんを全て回ったんですか?」とよく聞かれますが、まだまだ未知のお店がたくさんあります。

中には予想を大きく上回るような美味しい店との出会いもあって、沖縄そばの旅は果てしないなと思います。

今回も嬉しい出会いがありました。



訪れた沖縄そば屋はうるま市にある『沖縄そば あかの』。

うるま市といえば『丸翔』『帆掛きそば』『新垣そば』など実力店揃いの激戦区。
それぞれ個性的なお店が多い印象です。

『あかの』も名だたるお店に負けないぐらい、こだわりの沖縄そば専門店でした。



場所は、うるま市赤野、前原高校近く。

沖縄自動車道「沖縄北IC」から15分ほどで行くことができ、224号線の通り沿いに店があります。

白いのぼりが沢山立っているのですぐに気づくはず。



店舗前には、大き目の駐車スペースが用意されているので、車での訪問も安心です。



インパクトのある、白地に黒の文字で「あかの」の看板。

白を基調とした外観のデザイン同様に、内装もごくシンプル。

余計なものがない、この簡潔さが個人的にはグッときます。



席は、テーブル席とカウンター席があります。



利用は地元の方が多く、皆さん慣れた様子で注文していきます。

開店と同時にどんどん席が埋まっていき、ほぼ満席に。



注文は食券制です。



以前はみそ汁の店だったこともあり汁ものが充実しているのが特徴。


沖縄そばは、三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそば、中味そばのラインナップ。

汁ものは、みそ汁、ソーキ汁、中味汁が揃っていて、変わった所で黄色いカレーも扱っています。

1日50食限定で、(並)注文を無料で(大)変更できるサービスがあり、私もありがたく利用させていただきました。



「あかのそば」(並)1000円を注文(サービスで(大)サイズに変更)。

店の名前を冠したそばで、三枚肉、軟骨ソーキ、本ソーキが付いたオールスター的な一杯です。



ひと口飲んで、わざわざトッピングを別皿で用意する理由が分かりました。

汁ものが充実した店ということもあって豪快な沖縄そばを想像していたのですが、さにあらず。

すごく繊細なスープです。

魚介系ベースで節の風味が豊かなスープに、一気に持っていかれました。



雑味がなく、ストレートに出汁の美味しさが感じられるタイプ。

油分はかなり少ないのですが、動物系の美味しさもしっかり出ていて物足りなさはありません。

味付けも塩味は控えめですが、どんどん飲んでしまう不思議な引力が。



麵の方も個性的な、中太で少し縮れが入った生麺。

つぶつぶが見えるので全粒粉入りでしょうか、風味もしっかり感じます。

プリっとした食感で、コシがかなり強いのが特徴。

歯を押し返してくるような麺で、食べていて嬉しくなります。



具の方も、厚みがあってかなり豪華。

甘辛く煮付けていますが、上品に味付けされていて一緒に食べてもスープの美味しさを邪魔しません。

奥の方まで味の染みた三枚肉。



骨付きの本ソーキはしっかり食感で楽しませてくれます。



箸でほぐせるほど柔らかい軟骨ソーキ。

こちらも良く味が染みていてトロトロの食感でした。

甘辛のタレで、麵が進みます。



スキが無く、じゅーしーまでちゃんと美味しい。

派手な味付けではありませんが、出汁が染みていて、具も多彩です。

沖縄そばの脇役として完ぺき。



前情報が無かったのですが、完全にノックアウトされてしまった一杯。

スープを飲めば、その丁寧さが伝わってくると思います。

厚みがあるスープですが、雑味が全然なくて、後味はスッキリ。

麺自体も美味しく、(大)サイズでも気づけばペロリと完食していまいます。

みそ汁やソーキ汁、黄色いカレーなどのメニューが揃っているのも魅力的。
うるま市に、通わないといけない店がまた一つ増えました。



【うるま市の沖縄そば屋一覧】

okinawasoba.hatenablog.com



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