さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

牛そば焼肉しんちゃん

ども、さんぺいです。

2025年の新店シリーズ。

今年もたくさんの沖縄そば屋がオープンしています。
昨年に引き続き熱い年になりそう。

新店舗が増えている中で一つ特徴的なのが、いわゆる「二毛作」など他業態との組み合わせ。

夜は居酒屋で、昼は沖縄そば。
また、カフェと沖縄そばの組み合わせも多くあります。



今回訪れた『しんちゃん』も、ニュータイプの焼肉屋との組み合わせ。

私の記憶では、過去に沖縄そばと焼肉の組み合わせは聞いたことないかも。

2025年2月6日オープンの新店です。



場所は那覇市寄宮。

寄宮十字路から、赤十字病院向けに行ってすぐ左手。
隣が琉球銀行になっています。

店頭に3台分ほど駐車が可能です。



店内はザ焼肉屋さん。

スペースを広めに取っているので、ゆったりとしていて、席数もかなりあります。



席は、テーブル席とカウンター席があり、ランチはもちろん色々な場面で使えそう。




カウンター席も多いので、私のようなひとり客でも気兼ねしないのが良いですね。



最大の特徴が、店名の通り牛そばを看板メニューにしていること。

石垣島では牛そばのお店がありますが、沖縄本島ではまだ珍しいメニューで、焼肉屋さんとの組み合わせになるほど、と思いました。



メニューは牛そばを筆頭に、牛のホルモンを使った「しんちゃんそば」、ノーマルのそばがあります。

定食類が充実しているのも嬉しいポイント。
ホルモン鉄板焼肉や、牛野菜炒め定食、牛すじカレーや、タコライスも揃えています。

周辺のサラリーマンは重宝するはず。



夜の焼肉も美味しそうです。



今回は目当ての牛そば(小)980円をいただきました。

ルックスからもう普通の沖縄そばとは違います。

濃厚そうな牛ベースのスープに、たっぷり載った牛スジ肉。



まずひと口。

牛骨で取ったというスープは、油感もあって厚みがあります。これは重厚。

ただ、鰹出汁と合わせていることもあって、味付けも濃くなく、いわゆる石垣の牛そばとも全然違います。



石垣が牛汁をベースにしているのに対し、しんちゃんは、一般の沖縄そばの出汁を豚骨から牛骨に変えた感じ。

牛独特のクセもなく、雑味がないのも凄いなと思いました。

飲み応えは抜群。



スープに加えて、特徴的なのが麺。

沖縄そばではかなり太めの部類で、うどんのような太さ。

自家製麺と言うからかなり気合入ってますよね。

かなりコシがあって、歯を押し返してくるような力強い麵。
パンチあるスープにはこれぐらいが合うかも。



トロトロに煮込まれた牛肉がこれでもかと入っています。

ボリュームたっぷり。

そこは、さすが焼き肉屋さんです。



味変用に八重山そばでよく用いられる「ピパーチ」も用意されていました。

パンチがある牛そばなので、ピパーチで香りを付けても美味しい、食欲をそそる香りです。



サイドメニューが充実しているのも、食いしん坊には嬉しいポイント。

温玉そぼろご飯や唐揚げなどがあり、今回はタコライスをチョイス。

これはサイドと言うより、1人前ではというボリュームで、満腹必至。




牛そばと焼肉という、ニュータイプなお店。

牛と牛、その相性を考えれば、ある意味最高な組み合わせかもしれません。

牛骨ベースのスープで、ちょっと他では食べられない特徴的な味わいの牛そば。
自家製麺を用いた意欲的なチャレンジだと思います。

気になる方は、是非訪問してみてください。



【牛そばの一覧】

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【10月17日「沖縄そばの日」イベントやります】

okinawasoba.hatenablog.com

2025年10月17日、「沖縄そばの日」に沖縄そばを語りつくすトークショーを企画しました。
場所は、沖縄カルチャーの聖地「桜坂劇場」で19時15分から。
昼は沖縄そばを食べ、夜は沖縄そば談義で盛り上がりましょう。
桜坂劇場にて、電話予約受付中です。(桜坂劇場:098-860-9555)