さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

すば処 あじぐくる いしみね 2 てびちそば

ども、さんぺいです。

うちなーんちゅとしてどうしても外せないのがてびちそば。

豚足であるてびち。
沖縄では煮付けで食べることが多く、広く愛されています。

沖縄そばの定番具材でもありますが、特に店の個性が出る具材でもあり。
煮付ける際の味付けや味の濃さ、柔らかさなどそれぞれ違います。

てびち好きの私は、1回目はノーマルな沖縄そば、2周目はてびちを頼むことが多いです。



今回は、那覇市首里にある『すば処 あじぐくる いしみね』を訪問しました。

以前から首里大名で営業を行っており、満を持して2024年11月に石嶺店をオープン。

丁寧で繊細なスープと、新しい発想の具材などでファンに支持されています。



石嶺店のポイントは、キャパが大きくなったこと。

首里近辺には、あまり大き目の沖縄そば屋さんが無いのですが、駐車場は21台、席数は50と余裕を持って利用することができます。

第2駐車場は店舗横から下っていき。




すぐ近くに用意されています。




モダンな雰囲気の店内。

簡潔なデザインで、清潔感があるので、家族や会食での利用もお薦め。

ゆっくりお話しすることができます。



軽快な音楽が流れていて、沖縄そば屋さんというよりレストランのよう。

席は、カウンター席とテーブル席があります。



大き目で開放感があるガラス窓。

私は窓際の席が好きかな。




『あじぐくる』のメニューです。

基本の三枚肉そば、軟骨ソーキそばがあり、野菜そばやゆし豆腐そばも。
沖縄そばでは定番の構成ですが、それぞれルックスも一風変わったものばかり。

okinawasoba.hatenablog.com
最初の訪問なら看板メニューの「あじぐくるそば」がお薦め。
三枚肉に、軟骨ソーキ、青菜、スブイ、麩タシヤーが載ったバラエティある一杯。
『あじぐくる』の個性が楽しめると思います。




ジューシーはサイズが選べるのが嬉しいですね。



okinawasoba.hatenablog.comサイドメニューで強くお薦めなのが、てびちの唐揚げ。
カラッと揚げられていますが、中にはてびちのジューシーさがしっかり。
衣の味付けも最高です。




香辛料がテーブルに置かれていないのもこだわり感じます。



サービスで提供されるサラダ。

このスタイルも沖縄そばでは珍しいですよね。

ドレッシングも美味しくて、サラダを食べながら沖縄そばを待つ時間が好き。



今回は目当てのてびちそば1190円をいただきました。



食べなくても分かる、てびちのぷるぷる感。

贅沢に全面にてびちが載った一杯。

野菜の彩りも『あじぐくる』らしい盛り付けです。



スープは、最初に鰹節の出汁が来ます。

魚介系をベースにしたあっさりとした味わい。

油分が少ないのでスッキリとに感じますが、飲み進めていくと旨みの複雑さや豊かさに気付きます。

円やかで尖ったところがなくて、自然な美味しさ。
余韻がずっと残るようなスープでした。



麺は、細めのストレート。

滑らかな口当たりが印象的です。

啜り心地ものど越しも抜群。

繊細なスープに良く合っています。



そして念願のてびち。

とろとろに仕上げていて、箸でほぐれるほど柔らかなてびち。

味付けは穏やかで、出汁の美味しさが効いています。

口の中でとろけていくてびち。
なくならないで!
心の中で叫ぶ私。



具材も少し変わっていて、青菜やスブイ(冬瓜)が使われています。

スブイのジューシーでとろりとした食感が美味しい。

木耳もアクセントになっていて、針生姜やネギなど、最後まで変化を楽しみながらいただけます。



艶のあるジューシーは、しっかり目の味付け。

ただしあくまでも上品な仕上がり。

単品で持ち帰りしたいぐらい、好みストライクでした。



『あじぐくる』だと、どんなてびちそばになるのかな?と楽しみにしていたのですが、
期待通りの一杯でした。

お店によっては別皿で提供されることも多いてびちですが、穏やかに味付けすることで沖縄そばとの調和も失わず、全体を楽しめます。

丁寧につくられていて、クセがないので、てびち初心者にもお薦め。

店それぞれの個性が出るから面白いんですよね。

果てしないてびち探求の旅は続きます。



【那覇市の沖縄そば一覧】

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