さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

てぃあんだー 4 夏にさっぱり冷やしそば

ども、さんぺいです。

4月も後半に入り、ゴールデンウィークも間近。
沖縄では、半袖で過ごす日が多くなってきました。

この頃から湿度もぐっと上がってきて、南国特有の服が肌に張り付くような感じが出てきます。

そんな暑い時期にもお薦めなのが冷やしの沖縄そば。

夏場でもさっぱりと食べられる沖縄そばを最近リサーチしています。



今回訪問したのは、那覇市の新都心にある『てぃあんだー』。

2002年創業で、沖縄そばの人気ランキングでは必ず名前が挙がる有名店です。
オリジナルな沖縄そばで、根強くファンに支持されています。



場所は、新都心の商業地「りうぼう楽市」の裏手にあります。

お洒落な建物の一角に店があり、派手な看板が出ていないところもお店のイメージにぴったり。

 



落ち着いた雰囲気の店内。

客層は本当に様々で、会食で利用されている方、子ども連れ、ひとりで沖縄そばを楽しみに来ている方などバラバラ。

慣れている方が多いので、常連さんの割合が高いかも、さすが長年続いているお店。



天井が高いので、席数の割に空間がもっと大きく感じます。

小さく流れるピアノのBGM。



席は、カウンター席と、テーブル席があります。

たいてい、カウンター席で入口近くに座ります。



注文は食券制です。

『てぃあんだー』のメニューは、基本の沖縄そば(三枚肉)に、軟骨ソーキそば、本ソーキそば、てびちそばなどが揃っています。

変わった所では、フーチバーを麺に練り込んだ「フーチバーそば」や、海老出汁スープの「琉球海老そば」なども。

okinawasoba.hatenablog.com

特に「琉球海老そば」は他では絶対に食べられない逸品なので、お薦め。



今回は、目当ての冷やしそば(中)870円をいただきました。

『てぃあんだー』では、麺を細麺・太麺の2種類から選ぶことができますが、より特徴を感じられそうな太麺をチョイス。



冷やしの沖縄そばと言っても、まぜ麺タイプや、冷やし中華タイプなど様々。

『てぃあんだー』は、冷やしの麺を、麺つゆに付けて食べるスタイルです。

麺を入れる器も可愛いですね。



麺つゆに付けていただきます。

カップ状なのが面白い。



山葵とネギをお好みで。



『てぃあんだー』が創業した2000年代初頭は、沖縄そばでもまだ自家製麺や、生麺が珍しかった時代。
『てぃあんだー』もニューウェーブの沖縄そばとして話題になりました。

今では新店でも出会う事の多い生麺ですが、やっぱり『てぃあんだー』の麺は特別だなと感じました。

まず歯応えのインパクト。

歯を押し返してくるような力強さがあり、冷やしにすることでそれがより際立ちます。

噛みしめるほどに美味しい。



うどんや、蕎麦よりもさらに強い食感は、沖縄そばらしさの一つかなと思います。

そして、しっかり感じられる風味。

スープが主になりがちな沖縄そばで、麺の味そのものを集中して味わえるのは、冷やしの良い所です。



鰹出汁が効いた、シンプルだけど旨みが詰まった麺つゆ。



トッピングで、三枚肉を追加しました。

麺だけでも美味しいんだけど、三枚肉があるといっそう沖縄そば感が増します。

厚みのある三枚肉は、上品な味付けで、しっかり味が染みてます。

甘さほんのりで、噛み応えも最高な三枚肉。



麺を食べ終わると、なにやら文字が。

「明日もお待ちしてます・・・」では無かった。

石川啄木の句。
こういった器選びにもお店のセンスを感じます。

冷やしそばは、あらためて『てぃあんだー』の麺の美味しさにフォーカスした一杯。
蒸し暑い梅雨時や、食欲の落ちる夏場には最適だと思います。

冷やしそばを食べるなら『てぃあんだー』お薦めです。



【那覇市の沖縄そば一覧】

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