ども、さんぺいです。
沖縄県内に沖縄そば専門店は350軒近くありますが、様々なタイプがあります。
海が見えるロケーションの良い店や、大通りに面したキャパの大きなファミリー向けの店、探さないと辿り着けないような隠れ家的な店など、ほんと多様です。
今回紹介するのは、那覇市のオフィス街近くにある都会のオアシスのような沖縄そば専門店。
連日、多くの勤め人で賑わっています。
お店の名前は、『神里そば(かんざとそば)』。
2023年オープンの比較的新しい沖縄そば屋さんです。
立地が特徴的で、那覇市泉崎にあり、沖縄県庁、那覇市役所などをはじめ、銀行やマスコミが近くにある沖縄のオフィス街。
観光客からすると、パレット久茂地が馴染みがあるでしょうか。
写真のとおり、お店の前から那覇市役所が見えます。
場所的にさすがに専用駐車場はないのですが、近隣のコインパーキングがたくさんありますので、車での利用の場合はそちらを。
モノレールの「県庁前駅」やバスターミナルからも近く、国際通りからもすぐ行けます。
1階の看板を目印に、階段を上がっていくと2階に店があります。
1階の入り口からだとちょっと分からないのですが、昼時は超満席。
近隣の勤め人で溢れています。
この辺は地価が高いこともあって、適当な値段でランチを取ろうと思ってもお店選びに苦労するんですよね。
リーズナブルで、お腹いっぱい食べられる、まさにサラリーマンの憩いの店です。
席は、キッチン前のカウンター席とテーブル席があります。
私のように一人での利用も多いと思うので、カウンター席があるのはありがたいですね。
テーブル席も数卓あるので、複数人での利用にも向いています。
この日もほぼ満席で、カウンターへ何とか滑り込みました。
『神里そば(かんざとそば)』のメニューです。
三枚肉そば、軟骨ソーキそば、ゆし豆腐そばが揃っています。
天ぷら単品が選べるのも嬉しいポイント。
夏場は、天ざるそばがあるのもありがたいですね。
沖縄そばのほかにも、ちゃんぽん、ちゃんぷるー、生姜焼き定食、カレーなどを扱っているのもポイント高し。
勤め人が普段使いするお店なので、定食類があると助けられます。
今回は、三枚肉そば(中)750円をいただきました。
okinawasoba.hatenablog.comそしてもちろん、沖縄そば屋のカレーを追いかけている私としては注文しないわけにはいかないカレー。
半カレー300円があるのは、ありがたい。
ファーストコンタクトで感じる鰹出汁。
キリっと酸味が効いていて、鰹出汁が前面に出たスープです。
魚介系を中心に油も少なく、柔らかな印象。
どんどん飲み進めてしまう。
スッキリとした後味で本当に飲みやすい。
昆布など出汁が効いているので決して薄いという訳ではないんだけど、控えめで押し付けがましさがないのが好みです。
もっと話題になって良いと思う『神里そば』の自家製麺。
中細のストレートタイプで、ツルっとしてもちっと感もある麺。
少し長めだと思います。
口あたり、食感がとにかく最高で、硬さの加減もベストです。
滑らかな麺に魅了されました。
「ルックスが良い沖縄そばは味も美味しい」が持論ですが、見た目で分かる三枚肉の美味しさ。
丁寧に作られているのが分かります。
厚みがあって、食べ応えがあり、脂身の部分までしっかり美味しい三枚肉でした。
口直しのもずくでさっぱり。
もう一つのメイン、半カレーをいただきます。
煮込み系の欧風カレーで、とろみもかなりあります。
にんじん、豚肉が入ったオーソドックスなタイプで、これを嫌いな人はまずいない万能カレー。
沖縄そばとも良く合います。
ほどよくピリッと感がありますが、辛さはそれほど強くありません。
濃厚なので満足感もしっかりです。
正直に告白すれば、半カレーじゃなくてフルサイズでもいけそうな美味しさ。
さかな、イカ、もずくと、天ぷらが100円で食べられるのも良いですよね。
今度、沖縄そばと一緒に食べてみよう。
沖縄そばがしっかり美味しいのはもちろん、半カレーや天ぷらまで揃っていて、かゆい所まで手が届く品揃え。
満席の店内で、オフィス街の勤め人のハートをがっちり掴んでるなと感じました。
国際通り近くにありながら、地元率100%というのも凄い。
美味しいものを食べて、午後もしっかり頑張れそうです。
【那覇市の沖縄そば一覧】
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