ども、さんぺいです。
あの『那覇そば』が遂に復活したと聞き、早速訪問してきました。
コロナ禍で4年ほど店を休んでおり、その後どうなっちゃうんだろと心配していた沖縄そばファンも多かったかと思います。
2025年9月10日からプレオープンし、10月17日「沖縄そばの日」に本オープン。
当面は11時~14時30分の時間帯で営業し、調整を行っていくんだそうです。
『那覇そば』は1978年創業。
当初は奥武山公園近くで営業し、その後現在の場所(那覇市金城)へ移転し、名前も『那覇そば 那覇亭』としています。
歴史があるお店なので奥武山当時のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
私も生まれた年が近く、沖縄そばの原初体験になっている店の一つ。
那覇近郊の方で、ある年代以上はほとんどが利用した経験があるんじゃないでしょうか。
特徴としては、当時としてはかなり大型店だったこと。
駐車場35台、座敷、テーブル席合わせて150席。
営業時間も朝10時から夕方21時過ぎまでと長く無休でした。
1987年発刊の書籍『波打つ心の沖縄そば』では「観光沖縄そば」の走りとして取り上げられています。
本土復帰し海洋博が行われ、沖縄でも観光業が盛んになる中で、まさにその受け皿となったのが『那覇そば』というわけ。
この店で初めて沖縄そばを食べたという本土の方も多いのではないでしょうか。
現在のお店は、那覇市金城、沖縄県産業支援センターの向かいにあります。
国道331号線沿いで自動車でも利用しやすく、那覇空港からのアクセスが良いのがポイント。
移転後も大型の店舗であることは変わらず。
駐車場も広めです。
広々とした店内は以前のまま。
座敷が多めにあって親しみやすい雰囲気。
家族連れでの訪問にも重宝しそうです。
席はカウンター席に、座敷、テーブル席があります。
奥の方にもスペースがあって、まだまだ拡張できそう。
二階席もあり、本来のキャパは200席なんだそう。
お水などはセルフサービスになっています。
注文は、カウンターで先に行います。
現在はプレオープン中で(9/10~10/16)、今後調整しながらメニューを見直すとのこと。
『那覇そば』と言えば、鳥そばが有名で冷やしそばやキムチそばなどアレンジ系の先駆けでもありました。
現在は、軟骨ソーキそば、本ソーキそば、よもぎそばなどが基本メニュー。
3種の豚肉が載った「那覇そば」が看板メニューです。
今回は「那覇そば」の定食Mサイズ1500円をいただきました。
三枚肉、本ソーキ、軟骨ソーキが載ったそばに、ジューシー、もずくが付いた定食です。
私もブランクがあって久しぶりの『那覇そば』。
店の方に伺ったら、味の方は全然変えていないんだそう。
バランスの良いスープで鰹出汁が効いています。
スッキリとした後味でもうどんどん飲み進めてしまう。
甘味も感じるスープで、不思議な引力があります。
味付けはハッキリしていて、幅広い層に好まれそう。
麺は、中太で厚みのある茹で麺。
口いっぱいに頬張るような麺です。
最近の新店は「生麺」の店が多く、どちらかというと細めがウケる傾向があるのですが、昔の沖縄そばはこうだったよなと改めて思いました。
ワシワシと食べる美味しさというか。
これも沖縄そばの醍醐味ですよね。
印象的だったのが豚肉の美味しさ。
どれもボリュームがあって食べ応え抜群なんです。
厚みのある三枚肉は、甘辛に煮付けていてこれぞベテラン店といった感じ。
軟骨ソーキも想定よりデカく、濃いめの味付けにそばが進みます。
本ソーキも大ぶりで、かぶりつくのが堪らない。
お得なので3種が楽しめる「那覇そば」がお薦めです。
伝統の店なので当然ジューシーも旨いわけで。
こちらも味付けしっかりのジューシー。
椎茸、にんじん、豚肉がゴロゴロと入っていて、ジューシー単体でも持ち帰りしたい美味しさ。
もずくは酸味が効いていてサッパリと。
那覇市のランドマーク的存在だった『那覇そば』が帰ってきたのがまず嬉しい。
2020年代に入り沖縄そば屋も急増し、選択肢がますます増えている昨今だけど、思い出の店である『那覇そば』が元気でやってる姿がまだまだ見たい。
まずは地元沖縄の方が、50年近く続く『那覇そば』を訪問してほしいと思います。
【那覇市の沖縄そば一覧】
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