さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

ゆうなみ 坂下店 3 とろろ冷やしそば

ども、さんぺいです。

今年の沖縄はまだまだ暑い。
まさか10月に入ってから猛暑日を叩き出すとは思いませんでした。

日中は陽射しが強く、紫外線が痛いほど。

今回はこの時期も美味しい、冷やしの沖縄そばを紹介したいと思います。



okinawasoba.hatenablog.com
「沖縄そばなのに冷やし?」と思われるかもしれませんが、沖縄そばの麺を冷やして食べるというスタイルは以前からあり、その辺も沖縄そば本の中で取り上げました。

特に今年は冷製の沖縄そばを出すお店が増え、今注目の分野です。 

 



紹介したいのは『ゆうなみ 坂下店』。

自家製の生麺と豊富なメニュー構成、那覇市の中心市街地にありながら席数もあり、利用しやすさなどから、沖縄そばの超人気店となっています。

場所は、那覇市松川。

国際通りがある安里方面から首里城へ向かう通り沿いにあり、交通量の多い地域です。
通り沿いに大きな看板があるのですぐに分かるはず。



駐車場で迷う方もいると思うので、丁寧に説明しますね。
お店に案内が表示されています。

表示1⃣ の部分、店舗入り口、正面になります。
F~Kの文字が振られていて6台駐車が可能。

店舗左側横に駐輪場が。

駐輪場を進むと、2⃣の駐車場看板が見えます。

駐車場2⃣の箇所にも、A~Eの文字が振られていて5台駐車が可能。

さらに、道を挟んで3⃣の箇所にも、平日の18時30分~21時、土日祝日の11時~21時、利用可。
ほか4⃣も駐車スペースが確保されています。

那覇の市街地で、これだけ店舗専用の駐車場を持つ店は珍しく、訪問のしやすさも大きなポイント。



国際通りからも近い、この近辺の沖縄そば専門店の中では席数多め。

テーブル席、カウンター席、小上がりの席があり、家族連れからひとりでの訪問まで、幅広いシチュエーションで利用できます。

この日も団体の利用者が多くいました。



気取らず親しみやすい、誰でも入りやすいお店。

沖縄そば専門店では珍しく、営業を夜21時までやっているので、夕飯にも利用できるのが嬉しいですね。



私はいつもカウンター席。

ひとり客でも気を遣わず利用できます。



注文はタッチパネル式の食券制です。

三枚肉そば、本ソーキそば、軟骨ソーキそば、てびちそば、ゆし豆腐そばと、定番が揃っています。
サイドメニューにタコライスがあるのも沖縄そば専門店では何気に珍しい。



アレンジ系が豊富なことでも知られており、カレーそばやつけ麺、鶏塩らーめんまで。



サイドメニューやトッピングも充実しているので、自分好みにカスタマイズできます。



『ゆうなみ』ではフーチバー(よもぎ)がサービスです。
物価高騰で、フーチバーの提供を止める店も多い中、ファンとしてはありがたい。



今回は、目当ての「とろろ冷やしそば」900円をいただきました。

冷製の沖縄そば麺を、冷たい特製のタレでいただくスタイルです。



『ゆうなみ』最大の特徴として、自家製の生麺があります。

麺が美味しいと評判のお店で、この麺を目当てに訪れる常連さんも多い。

麺は、3種から選ぶことができ、「細麺」と、幅の広い「平麺」、そして「よもぎ麺」があります。

「とろろ冷やしそば」はさらに特別な麺で提供されています。



やっぱり印象的だったのは麺。

生麺の特徴を生かし、もともとコシの強い麺ですが、冷やしにすることでさらに力強い食感に。

このしっかりと歯応えのある麺が最高。

全粒粉入りの風味の良さ、ウェーブの入った啜り心地、麺の美味しさにうっとりします。

細麺なのに、これだけインパクトがあるのは『ゆうなみ』ならではじゃないでしょうか。

 

タレの方も特徴的です。

通常、麺つゆと合わせる沖縄そば屋さんが多いのですが、『ゆうなみ』ではゴマ風味の効いたオリジナルの梅ダレを使用。

この酸味の効いたタレが絶妙で、特にさっぱりと食べたい夏場にぴったり。

つけ麺風に食べても良いですし、ぶっかけスタイルでもOKです。



名前のとおり、とろろがかかっており麺と絡め、タレと一緒にいただくと最高。

この風味が堪らないですよね。



海苔と紫蘇(シソ)も載っていて、良い仕事してくれます。

つけ麺系は、どうしても味が単調になりがちなのですが、紫蘇が清涼感を増してくれ良いアクセントになっていました。



お肉の方も、鶏むね肉でさっぱりと。

しっとりとした食感で、脂がなく、重たさがありません。



調子に乗って頼んだ「温玉のせ肉めし」330円。

目に入ったら、これはもう不可避でしょう。



濃く味の付いたほぐしたお肉に温泉玉子をオンした、ギルティとしか言いようがないメニュー。

お前は食欲があるのか、ないのかどっちなんだい!と突っ込まれそうですが。

無条件に美味しい一杯でした。



『ゆうなみ』の特徴である自家製生麺を最大限生かした、冷やしの沖縄そば。

タレにもこだわり、同じ冷やしでも他とは明らかに違うオリジナルだなと思いました。

今日はさっぱり行きたいという時や、麺にフォーカスして味わいたいという時にお薦めです。

もうすぐ食べられなくなる夏季限定メニューなので、是非今月中に。



【那覇市の沖縄そば一覧】

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【沖縄そばの日トークイベントやります】

10月17日、「沖縄そばの日」に沖縄そばを語りつくすトークショーを企画しました。
場所は、沖縄カルチャーの聖地「桜坂劇場」で19時15分から。
昼は沖縄そばを食べ、夜は沖縄そば談義で盛り上がりましょう。
桜坂劇場にて、電話予約受付中です。(桜坂劇場:098-860-9555)