さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

うちなあ家 泊本店


ども、さんぺいです。

よく「沖縄そば屋さんは全部回ったんですか?」と聞かれますが、実はまだまだ訪問できていない名店がたくさんあります。

スマホの中に、未訪問のお店リストを忍ばせていて、チャンスがあれば遠出しています。

日々新店が出来ていく中で、既存の店舗を見逃していることも多く、沖縄そば屋全制覇への道のりは長いですね。




今回訪問したのも、キャリア30年を超える名店。

もっと早く訪問すればよかったと後悔しました。

那覇市泊にある『うちなあ家』。
オーナーさんのお母さんの時代から営まれているそうです。

okinawasoba.hatenablog.com『うちなあ家』は他にも八重瀬店や南城市店など複数店舗があります。




店は那覇市の泊にあり、国道58号線から1本中に入った通り沿いにあります。

近くには泊港や泊高校がありますが、周辺は閑静な住宅街となっており、国道近くとは思えないほど落ち着いた雰囲気。



お店は、町に溶け込むように佇んでいます。

集合住宅の一角にお店があります。



お店に入ってすぐに感じた懐かしさ。

電話機や漫画本が置かれていて、ああ昔の食堂はみんなそうだったと思い出しました。

初めての訪問でしたが既視感があり、ホッとする空気。



席はカウンター席、小上がりの席があり、机が複数配置されています。

ひとりでのんびりと食事するのも良し、家族連れでも利用しやすいつくりです。



常連のお客さんが多く、慣れた様子で注文し、思い思いに食事を楽しんでいました。



『うちなあ家 泊店』のメニューです。

さすがベテラン店らしくラインナップが素晴らしい。

三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそばはもちろん、てびちそば、ゆし豆腐そば、中味そば、野菜そばと定番のそばが全て網羅しています。
まるで「沖縄そば」の教科書のよう。

珍しいところで、骨汁そばなんてメニューも。



そして『うちなあ家 泊店』のもう一つの特徴が定食類。

ちゃんぷるーにレバー炒め、とんかつ、豚肉野菜炒めがあり、さらに中味汁やいなむるち定食などが揃っています。



貴重な「唐人そば」も扱っています。



今回は、『うちなあ家』で人気の軟骨ソーキそば900円をいただきました。

大きな軟骨ソーキが鎮座した、ボリューム満点の一杯です。

湯気が立つほど熱々で提供してくれるのが嬉しい。



豚出汁のしっかり効いたコクのあるスープ。

飲み応えあります。

魚介系と動物系、バランスの良い出汁で、これぞ「沖縄そば」といった感じ。

なんだかずっと浸っていたくなる、奥深いスープ。




味付けはしっかり目で、甘味も感じます。

油は少ないので、スッキリとしたあと味。

滋味のあるスープってこういうことを言うのか。



麺は、中細の平打ちで緩くウェーブがかかっています。

厚みがそれほどなく、長め。

歯応えがしっかりしていて、啜り心地もよく、スープも良く絡んで美味しい。



人気の軟骨ソーキ。

まずその大きさに圧倒されます。

箸でもほぐれそうな軟骨ソーキで、甘辛で良く味が染みています。

この味付けが抜群。

甘さがクセになる、昔ながらの王道軟骨ソーキを堪能しました。



これぞ「ザ・沖縄そば」と呼びたくなるような一杯。

私たちの世代が慣れ親しんだ味です。

最先端の繊細な沖縄そばも良いですが、直球勝負の骨太の味わいというか、安心感あります。

こんな町の沖縄そば屋がずっと続いてほしいな。



店のすぐ近くに公園があり。

泊手の中興の祖「松茂良興作(まつもらこうさく)の顕彰碑」がありました。

隣には、沖縄空手三大流派の一つ「泊手」の大家、長嶺将真(ながみねしょうしん)の顕彰碑が。
是非、『うちなあ家』訪問の際はこちらも。



【那覇市の沖縄そば一覧】

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【いよいよ10月17日イベント間近】

okinawasoba.hatenablog.com前代未聞!?
沖縄そばを食べるだけでは飽き足らず、遂に「沖縄そばの日」に沖縄そばのトークイベントを企画しました。
すばじょーぐーと大好きな沖縄そばを語り合いたい!
参加よろしくお願いします。