ども、さんぺいです。
沖縄そば屋専門店の特徴として、家族経営の店が多く、多店舗で展開しているお店が少ないことが挙げられます。
沖縄そばは属人的な要素が大きいことや、沖縄自体がもともと小規模事業者が多いことが理由にあるのかなと思います。
そんな中でも、2000年以降、徐々に多店舗展開する沖縄そば屋が出てきました。
『いしぐふー』や『亀そば』などが有名で、最近では『玉家』や『金月そば』、『ちゅるげーそば(宜野湾そば)』なども複数店舗を構えています。
沖縄そば業界が盛り上がっていく中で、支店や暖簾分けし、グループで活動する店も増えていきそうです。
今回訪問した『うちなあ家 南城店』もそんな店の一つ。
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那覇市泊本店や八重瀬店があり、ちゃんぷるーなど定食類も扱う沖縄そば専門店です。
複数展開しているのが何より人気の証拠ですよね。
『うちなあ家 南城店』は、2024年に話題となったコストコ近く、南城市親慶原にあります。
コストコからは僅か5分ほど。
県道137号線のとおり沿いにあり、向かいには琉球ゴルフ倶楽部があります。
店舗前に、駐車場が用意されています。
木調を基本としたインテリアの店内は親しみやすい雰囲気。
町の食堂といった感じで、地元のお客さんが多めです。
昼時にはすぐに店が満杯になりました。
席は、テーブル席、カウンター席があります。
普段着でも利用できる気軽さが良いですね。
店員さんの明るい接客も印象的でした。
『うちなあ家』のメニューです。
沖縄そばは、三枚肉そば、本ソーキそば、軟骨ソーキそばと定番が揃っています。
中味そばまであるのが嬉しいですね。
麺は、太麺、細麺、よもぎ麺(細)から選ぶことができます。
破壊力満点の「肉盛そば」、インパクトありますね。
貴重な「唐人そば」をいただくこともできます。
定食が充実しているのも『うちなあ家』の特徴。
ちゃんぷるー、みそ汁、豆腐と牛肉の味噌煮など、どれも美味しそう。
今回は、訪問前から決めていた野菜そば(並)800円をいただきました。
どうですかこの立派な盛りの野菜そば。
スープは、ビシッと味が決まっています。
魚介系の出汁が効いて、スッキリとしたあと味。
甘みも感じるスープで、思わずクセになる美味しさ。
野菜そばがパンチ系が多い印象ですが、くどさが全然ないので完飲も余裕です。
徐々に野菜炒めの汁が浸透していき、さらに甘さを増したスープが堪らない。
麺は、細めのストレート麺。
今回は細麺をチョイスしましたが、これなら野菜そばも重たくなりすぎません。
啜り心地、のど越しの良い麺で、スルスルッと入っていきます。
野菜そばの醍醐味と言えば、ドカンと載った野菜炒め。
シャキシャキ食感で、油の加減や、味のバランスもバッチリです。
キャベツ、にんじん、もやし、ネギが遠慮なく盛られていて、多様な食感がほんと良いんですよね。
ブロック状の豚肉が入っていて、味の染みた濃いめの豚肉がこれまた良い味出してました。
最後は、野菜炒め、沖縄そばの麺、スープが混然一体となったカオスを楽しみます。
やっぱり、わしわしと豪快に食べるのが一番美味しい。
コーレーグースで辛味を足しても良く合います。
なんだろう、食べ終わった後のほどよい脱力感。
山盛りの野菜そばを夢中で食べました。
理屈より胃袋で感じる野菜そばの旨さ。
ヘルシーかつボリューミー。
野菜そばには、通常の沖縄そばとは又違った浪漫があります。
『うちなあ家』の野菜そばお薦めです。
【南城市の沖縄そば一覧】
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もちろん、肉野菜そばお薦めのお店も掲載、是非手に取ってみてください。
