さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

なびぃー 粟国村の食堂の幻の肉そば

ども、さんぺいです。

普段、沖縄の離島へ行くことも多く、美味しい沖縄そば屋さんがあると聞けばどこへでも飛び回っていく私ですが。

噂には聞いていても、なかなか訪問が叶わなったお店がいくつかあります。

粟国村にある『なびぃー』もその一つ。

以前から評判は聞いていたのですが、コロナ禍で店が営業を休止していたため、長らく実際に食べる事ができなかったのです。




粟国島は、沖縄県の離島で粟国村にあり、那覇市から北西約60kmに位置し、大きさは、7.63平方メートルほど、人口は約800人の島です。

島へ行く方法は、船と飛行機があります。
船だと、那覇市泊港から2時間ほど。

 

okinawasoba.hatenablog.com飛行機の運航は、毎週、月・水・土曜日。
上の記事を参考にしてください。




船に揺られて2時間。
粟国島が見えてきました。

ダイナミックな地形で、豊かな自然に囲まれた島です。
もちろん海も最高に綺麗。



3年間ずっと行きたかった食堂、粟国島の『なびぃー』。

店は、島の中心地からもほど近い粟国村東にあり、周囲は住宅地になっています。

2002年創業で、良い感じで年季が入っています。
島の食堂は、この年季も味というか、外観や内装も含めて全てが魅力的。

長年、地元の方に愛されてきたのが分かります。



店を訪問することができて感激。

コロナ禍で残念ながら閉まってしまう店も見てきたので、再開することになって本当に嬉しいです。



席は、厨房前のカウンター席に、テーブル席、小上がりの席があります。

中は、ザ沖縄の食堂といった雰囲気。
素朴で、親しみやすく、入りやすい感じ。

年季も全て味わいになっています。



店内には、沖縄の有名人のサインが多数。

ja.wikipedia.org

ちなみに、粟国島は有名な映画『ナビィの恋』の舞台で。

ja.wikipedia.org最近では、ゴリさんが監督を務めた映画『洗骨』の舞台でもあります。



『なびぃー』のメニューです。

みそ汁、ポーク卵定食、ちゃんぽん、チャンプルーと沖縄料理が並びます。
もちろん、トンカツ定食、カツ丼、カツカレーなど食堂の定番も。

飲食店が限られている粟国島では、これだけのメニューが店舗で食べられるのほんと貴重なんです。
(私は普段よく、売店のお弁当やパンを利用しています)。



念願の沖縄そば、今回は肉そば700円をいただきました。

なんだか感動。

「肉そば」の名前にとおり、豚肉がぎっしり乗った一杯です。



やや茶色がかったスープは塩梅もよく、見た目の印象よりもずっとスッキリとした後味。

味つけは濃すぎず、最後まで無理なく飲み干せます。

動物系、魚介系の出汁がバランスよく絶妙なスープ。
コクがしっかりあって、だけどしつこい感じは全然なく、美味しさが広がっていきます。



印象的だったのが三枚肉の美味しさ。

今までたくさん三枚肉を食べてきたけど、『なびぃー』の三枚肉は本当に絶品。
味が良く染みていて、甘辛く煮付けられた三枚肉は、味つけも最高。

味つけはしっかり目で、さすが長年営まれてきた食堂の三枚肉だなと感じました。




野菜炒めもしっかり入っています。

キャベツ、ニンジン、玉ねぎはシャキシャキ。
豚バラと一緒に炒められています。

野菜炒めの味付けは濃すぎないため、沖縄そばのノーマルな美味しさもしっかり感じられる一杯になっています。



麺は中太で、厚みがあり、ほぼストレートの麺。

もちっとしていて、滑らかでツルッとしているのが特徴。

厚みもあるので、食べ応えのある沖縄そば麺です。



粟国村の食堂『なびぃー』の肉そば。

私にとっては3年間待ちわびた、幻の肉そばです。

スープと三枚肉の美味しさが際立つ逸品。

沖縄そばハンターとしては、やっぱり探し求めていた一杯にたどり着いた瞬間がたまらないですね。
長年の思い入れもあり最高でした。



この時期、沖縄は天気に恵まれていて、粟国島訪問時も最高のコンディションでした。

私が粟国島で一番好きな場所、「マハナ展望台」。

遠くの島まで眺めることができます。




粟国村沖縄そば一覧】

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