さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

八重食堂

f:id:sanpei808:20211126163150j:plainども、さんぺいです。

沖縄そばの食べ歩きをする喜びについて。
沖縄の各地を回れること、美味しい沖縄そばが食べられること、人との出会いなど様々ありますが。

私的に、堪らない喜びの一つは、年季の入った沖縄そば屋のレジェンド店の訪問です。

大げさに言えば、長年続く沖縄そば屋の歴史は、沖縄の歴史そのものなんですよね。

そんなレジェンド店の沖縄そばを店の雰囲気ととも味わうのが大好き。



f:id:sanpei808:20211126163221j:plain今回は、そんな沖縄そばのレジェンド店、名護市城にある『八重食堂(やえしょくどう)』を訪問しました。

数年ぶりに訪れましたが、訪問前からすごくワクワクしていました。
自分でもテンションが上がっているのが分かるほど。

『八重食堂』は、名護市の中心市街地「名護十字路」の近くにあります。

「緑街(みどりがい)」と言う、沖縄県内でも有数の飲み屋街の中にあり、周囲にはスナックや居酒屋が並んでいます。

どうですか、この外観。

キャリアを感じさせる佇まいに、めちゃくちゃぐっときます。



f:id:sanpei808:20211126163249j:plain『八重食堂』は、1973年創業。

1973年と言うと、沖縄が日本へ復帰した直後ですからね。
歴史の重みを感じます。

小ぢんまりとした店内は、座敷とテーブル席があり。

 

 

f:id:sanpei808:20211126163309j:plainクラシックな佇まいの店内。

自分が初めて訪れた、二十数年前から変わらない姿に、またぐっときます。

開店直後に訪問しましたが、地元の、小さな子ども連れの家族が利用されていて。
地元に愛されている様子が伝わってきました。



f:id:sanpei808:20211126163329j:plain
コーレーグースーに、紅生姜、塩。

沖縄の昔ながらの食堂。



f:id:sanpei808:20211126163346j:plainメニューは、シンプルな構成。

沖縄そばの、三枚肉そば、ソーキそば、2種類の豚肉が食べられる「ミックスそば」。
サイドメニューにジューシーです。




f:id:sanpei808:20211126163406j:plain今回は、三枚肉と本ソーキの両方が味わえるミックスそば(大)650円をいただきました。

胸が高鳴る。

運ばれてきた沖縄そばには、スープが入っていません。



f:id:sanpei808:20211126163428j:plain沖縄そばの麺に、三枚肉、本ソーキが乗り、ネギがかけられている状態。



f:id:sanpei808:20211126163456j:plain『八重食堂』最大の特徴が、この「やかん汁」。

沖縄そばのスープがなみなみと入ったやかんです。

「スープを飲みたいだけ飲んでもらいたい」という初代店主の温かい心遣いから生まれた「やかん汁」。

沖縄そばが大好きで、美味しいスープを好きなだけ飲んでみたい、という私のような者には夢のようなアイテムです。



f:id:sanpei808:20211126163521j:plainでは、やかんから好きなだけスープを注いでいただきます。

ちなみに、体感ですが、やかんには約2.5杯分ぐらいのスープが入っていますので、「追いスープ」が存分に楽しめますよ。
途中で、熱々なスープが加わるのも最高です。


麺は、沖縄本島北部独特の、かなり幅広な平麺。

写真からも横幅の広さが分かるかと思います。
ピロピロとした独特の食感の麺は、もっちりとしていて食べ応えがあり。
この麺がとにかく好きという方もいて、長く名護市で愛されている麺。

啜り心地がたまらないですね。



スープは、動物系をベースに、昆布、鰹で出汁をとったもの。

動物系だけど、優しい味付けが印象的で、じわーっと身体に沁み込んでいくような美味しさがあります。

油っぽさはなく、スッキリとしていて、後から旨みが広がってくるスープ。



三枚肉と本ソーキは、控えめな味付けで、噛み応えをしっかり残したお肉でした。

スープ同様に優しい味付けで、もういくつでも食べられそうな美味しさ。




f:id:sanpei808:20211126163555j:plainジューシーも、まーさん。



那覇からだとなかなか訪れる機会がない、名護市のレジェンド店。

年季の入った店内、昔ながらの沖縄そば、やかん汁のおかわり、全て堪能しました。
もう店の雰囲気そのものが「味」ですね。

名護市へ行く機会があれば、是非「やかん汁」体験してみてください。



【名護市の沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com

沖縄そば 鶴亀

f:id:sanpei808:20211124070237j:plainども、さんぺいです。

皆さんは、どんな沖縄そば屋さんが好きですか。

沖縄県民のあるあるな話題の一つに、お気に入りの沖縄そば屋の話があります。

「推し」の沖縄そば屋について、麺やスープ、雰囲気など、沖縄そばについてアレコレ話するのが、沖縄県民は大好き。
ローカルなラジオの放送では、よく沖縄そばの話題が出てきますよ。



私は、外観が素敵なお店や、内装に凝ったお洒落なお店もスペシャル感があって好きですが、沖縄そば屋は素朴で何気なく入れるようなお店であってほしいなと思っています。

庶民の食べ物なので、恰好や値段を気にせず、昼食にふらっと入れるのが沖縄そばの魅力の一つですよね。

ローカル感があって、町の風景に溶け込んでいるような沖縄そば屋が理想です。



今回訪問した、浦添市牧港にある『沖縄そば 鶴亀』は、まさにそんなお店でした。

場所は、浦添の「オートバックス マチナト店』の裏。
裏通りにあるので、見かけたことがないという方もいらっしゃるかもしれません。

できて8年ほどの沖縄そば専門店ですが、まさに浦添の町に溶け込んだような佇まい。

店舗前に駐車場があり、浦添の市街地で駐車場があるのは助かりました。



omalblog.com

店の雰囲気は、私がいつも参考にしている沖縄そばに強いおまるさんのブログを参考にすると、よく伝わるはず。



コンパクトな店内で、テーブル席と、カウンター席があり、余計な装飾がないすっきりとした店内。

おじさん一人でもめちゃくちゃ入りやすい雰囲気は、ひとつの理想形です。



メニューはシンプルに沖縄そば中心の構成。

三枚肉そば、軟骨ソーキそば、ソーキそば、ミックスそばがあり、それぞれ大中小とサイズが選べます。
平日は、限定でじゅーしーが無料となるようそう。お得ですね。



f:id:sanpei808:20211124073210j:plain今回は、初訪問だったので、三枚肉と軟骨ソーキ、本ソーキ全ての豚肉が楽しめる「ミックスそば」(中)800円をいただきました。

サービスで「フーチバー」も入れていただきました。
ありがたい。

沖縄そば最強の薬味「フーチバー」については、好みがあると思いますが、私は大好きです。
「フーチバー」の取扱いについては、以下を参考にしてみてください。

okinawasoba.hatenablog.com




f:id:sanpei808:20211124072705j:plainどうですかこの圧巻の豚肉と、薬味のネギ、そして「フーチバー」。
めちゃくちゃ美味しそうなルックス。

鰹節ベースのスープはあっさりとして、胃にスーッとはいってくるような美味しさ。
これに「フーチーバー」がアクセントになってすごく良かったです。

「フーチバー」がいつも食べられるか分かりませんが、あっさりとしていて少し酸味が効いた『沖縄そば 鶴亀』のスープに、「フーチバー」がとても良く合っているので、凄くお薦め。
「フーチバー」とネギが良い働きしているのが印象的でした。



麺は、中太で、平打ちの麺。

沖縄そばの定番といった感じの麺で、しっかりと存在感があり、スープとも良くあっていました。



そして、好印象だったのが、本ソーキや三枚肉の味付け。

しっかりと味が染みた三枚肉が、沖縄そばの麺と良く合う。
スープがどちらかと言うとあっさり系のため、味の濃い三枚肉や本ソーキが、全体にマッチしていました。

昔ながらの三枚肉やソーキ。
噛み応えも残しながら、豚肉の美味しさを味わえるつくりです。




f:id:sanpei808:20211124074651j:plain沖縄そば 鶴亀』の沖縄そば

「変化球」なしの、ストレートな沖縄そばが美味でした。
沖縄の人がイメージする「これ、これ!」っていうスタンダードな沖縄そばです。

町中でふらっと入って沖縄そばを食べるなら、こんな感じが良いなあ。

また、浦添近くを通ったら、ふらっと寄りたいと思います。



浦添市沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com

民宿 寿 2

f:id:sanpei808:20211112172527j:plainども、さんぺいです。

沖縄県の離島にもたびたびおじゃまして、沖縄そばを取り上げている当ブログですが。

今回は、粟国島沖縄そばの紹介と一緒に、軽石の問題をお伝えしたいなと思っています。




www.okinawatimes.co.jp

 

昨今、盛んにニュースで取り上げられていますのでご存知の方も多いと思いますが。

8月にあった小笠原諸島の海底火山の噴火の影響で、10月以降、沖縄県内の広範囲に大量の軽石が流れ着いています。

その影響は甚大で、船が出せないことでの漁への影響や、軽石を食べてしまった魚への影響、ビーチなど景観への影響など、数えきれないほど。



なかでも深刻なのが、沖縄県内に多くある離島航路で船が出せず、船の往来がストップしてしまう事態です。

伊江島伊是名島伊平屋島などで、船がたびたび休航となっています。

私も良く離島へおじゃましていますが、離島にとってのフェリーは、移動の手段というだけでなく食料や物資を運ぶ重要なライフラインになっていて、私たちが思う以上に、1日の運休でもダメージは深刻なんです。


 

f:id:sanpei808:20211112172558j:plain写真は、粟国村の「長浜ビーチ」の様子です。

浜に、薄っすらと灰色のラインがあるのが見えるでしょうか。




f:id:sanpei808:20211112175424j:plain本来は、真っ白な細かい砂のビーチに、灰色の軽石が大量に流れ着いているのです。



f:id:sanpei808:20211112175445j:plainビーチでは、軽石を大型のブロワーで吹き飛ばす作業をされていました。

軽石の量を考えると、気が遠くなるような作業です。



f:id:sanpei808:20211118062643j:plain粟国村の名所「東ヤマトゥガー」の様子です。

本来、黒色の岩石が織りなす景観が特徴的な場所ですが、灰色の軽石にまみれています。

この軽石が、沖縄の各地から無くなるまでにどれだけの時間を要するんだろうと思うと気が遠くなります。



現在、沖縄県では国の補助なども検討されており、行政の方で除去の作業が行われています。

また、ボランティアの手で、除去作業の活動を行っている地域も多数あり。

私も、軽石問題について、何か自分にできることはないか探していきたいなと考えています。

 

 

 

f:id:sanpei808:20211118062617j:plainそんな、軽石で揺れている沖縄県ですが。

今回は、粟国村の『民宿 寿』を訪問し、沖縄そばをいただいてきました。

何度か当ブログでも取り上げていますが、民宿と、お昼は沖縄そばを食べることができる粟国島では貴重なお店となっています。
(現在、粟国村では多くの飲食店がテイクアウトのみの対応となっています)。

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com




f:id:sanpei808:20211112175510j:plain今回いただいたのは、沖縄そば(大)600円です。

『民宿 寿』のメニューは、シンプルに沖縄そば(大)600円、(小)400円の2種類のみ。

ラッキーだったのが、今回は、島の豆腐入りです。
通常は、三枚肉のみの沖縄そばなので、豆腐はサービスですね。

何度か通っているうちに、変化がある沖縄そばに出会えるのも、食べ歩きの良いところ。



f:id:sanpei808:20211112175536j:plainやっぱり印象的だったのは、ふわふわの豆腐。

沖縄の豆腐は「島豆腐」と呼ばれる木綿豆腐で、硬めの食感があって食べ応えがあり、風味も豊か。
沖縄そばの汁と合わせて食べることで、美味しさも倍増です。



『民宿 寿』の沖縄そばは、鰹節と豚からとった定番のスープ。
雑味がなく円やかで、派手な感じではないですが、じんわり沁みる、滋味のあるスープです。

麺はやや太めの、ストレートな中太麺で、すごく滑らか。
力強さもあって、食べ応えのある麺。


豆腐も加わり、満足感のある一杯でした。
ごちそうさまです。



早く、軽石問題が解決して、安心して暮らせる日々が戻ってくるといいな。

沖縄そば食べ歩きも、もちろん平穏な日々があってのもの。

一日も早い回復を願っています。



粟国村沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com

あやぐ食堂17 すき焼き

f:id:sanpei808:20211115163250j:plain【あやぐ食堂全制覇への道】

人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。

ハリウッド俳優になりたいとか、3億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを1ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。

自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。

沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。

〈『あやぐ食堂』の過去記事〉

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

 




17回目の今回は、「すき焼き」630円をいただきました。

近頃は、沖縄もだいぶ寒くなってきて、朝方には20度を切る日もしばしば。

20度かよ!と本土在住の方ならツッコミも入れたくなると思いますが、沖縄県民にとって20度を切ると、だいぶ「寒く」感じます。
半袖から、長袖にし、パーカーをはおるような時期ですね。



寒くなると俄然美味しくなってくるのが、沖縄食堂の「すき焼き」。

「すき焼き」と言っても、本土のすき焼きとは違い、沖縄の食堂で提供される「すき焼き」は、「沖縄風すき焼き」と呼んだ方が良いのかもしれません。

630円という価格設定からも分かるとおり、リーズナブルで庶民的な、食堂の味なのです。



沖縄の食堂では、『あやぐ食堂』以外でも広く「すき焼き」が提供されており、メジャーなメニューと言えます。

「すき焼き」と言うと鍋物のイメージですが、沖縄の場合は、ひと皿で提供されます。
焼肉、豆腐、葉野菜、そして甘辛い割り下といった基本構成は一緒ですが、高級料理ではなく、あくまで庶民的な定食となっています。

「カツ丼」や「Aランチ」、「みそ汁」など沖縄の食堂では独自の進化を遂げた料理が多く、「すき焼き」もその一種なんじゃないでしょうか。

おそらく、沖縄県民にとって、長い間「とんかつ」や「すき焼き」は高嶺の花で、そんな高級料理をお腹いっぱい食べたいという願望が、大衆食堂で実現したいんじゃないかな。



f:id:sanpei808:20210908045952j:plainそんな訳で、風も少し冷たくなってきた沖縄で、数あるメニューから「すき焼き」をチョイス。



f:id:sanpei808:20211115164533j:plain程なくして運ばれてきた、これが『あやぐ食堂』の「すき焼き」。
沖縄の食堂だと、たいていこんな感じです。

見た目の通り、高級で繊細な料理と言うよりも、豪快でボリューミーな庶民の定食といった雰囲気。

熱々の「すき焼き」が、この時期たまらん。



f:id:sanpei808:20211115165116j:plainとにかくデカい島豆腐(沖縄の木綿豆腐)。

そして、山盛りの葉野菜、遠慮なく乗った牛肉に、皿の下には春雨、もちろん「すき焼き」と言えばの卵も。
パラリとネギもふられています。



f:id:sanpei808:20211115165654j:plainこれを一気にかき込みます。

お上品な料理じゃないので、これはもう食べる順番とか関係ナシ。

牛肉も野菜も豆腐も、食べたいものを食べたいように、時には一緒に食べる。

割り下と一緒になった、牛肉と豆腐がとにかく美味しい。
春雨の食感と、クタッとなった野菜もたまらない。



レンゲが付いていることからも分かる通り、スープ状になった割り下も飲むことができます。

濃すぎない味付けで、具材の旨みも溶け出した汁は、ライスと一緒に食べれば優勝。
この汁だけで、ライス3杯ぐらいいけそうな勢いある。



f:id:sanpei808:20211115170238j:plain途中からは、卵を崩して、牛肉の上にオン。

牛肉も、豆腐も、卵と合わせることで、美味しさは無限大に。

もちろん、卵と汁を絡めながら、ライスと一緒に食べれば・・・。

 

 

 

f:id:sanpei808:20211116070814j:plain「すき焼き」の甘辛い味付けと良く合うライス。

もちろん『あやぐ食堂』では、基本が大盛。

今回はご飯おかわりしたくなるほど、「すき焼き」との相性は抜群でした。



気軽に食べられるご馳走、沖縄食堂の「すき焼き」。

これからの時期、注文の機会が増えそうです。

沖縄の食堂では一般的なメニューですので、沖縄へお越しの際は是非一度食べてみてください。
その気取らない美味しさがきっと気に入るはずです。

【第11回スタンプラリー】沖縄すば処 月桃 4

f:id:sanpei808:20211113090502j:plain沖縄そばスタンプラリー』の紹介は、以前の記事から↓

okinawasoba.hatenablog.com



ども、さんぺいです。

沖縄県民の恒例行事『沖縄そばスタンプラリー』が今年もはじまりました。

沖縄そば関連の企画では、最大のイベント。
沖縄そばじょーぐー(沖縄そば好き)として、私も毎回楽しみにしています。

今回で11回を迎える、沖縄そば発展継承の会が主催する催しで、対象の店を巡りスタンプをもらっていくというもの。
スタンプを集める事で、「沖縄そばじょーぐー」の認定証などがもらえ、ほか特典が多数あります。

全22店舗を、10月から、翌年2月までに回るこの催し。
当ブログでも、各地域の雰囲気を楽しみながら、マイペースで食べ歩きをしたいと思います。
レッツゴー!



10回目の訪問に選んだのは、那覇市寄宮にある『沖縄すば処 月桃』。
当ブログでも、何度か紹介している有名な沖縄そば専門店です。



f:id:sanpei808:20211113100004j:plain何度訪問してもワクワクする~。
沖縄そば店訪問は、このワクワク感が良いんですよね。

『沖縄すば処 月桃』は、JAおきなわ真和志支店の建物内に併設されており、駐車場に余裕があります。

都心部のこの地域で、駐車場がしっかりあるのは利用がしやすくてありがたい。


 

f:id:sanpei808:20211113101721j:plain
メニューは、基本の沖縄そばに、ソーキそば、炙り軟骨ソーキそば、ゆし豆腐そばなどがあり、全部乗せ的な「肉舞そば」があります。

f:id:sanpei808:20211113100859j:plainメニューの特徴は、やっぱり、鰹節と昆布を中心とした「あっさり出汁」と、豚骨をしっかり煮込んだ「こってり出汁」が選べること。

さらに、両者を合わせた「ミックス出汁」もあるようです。

月桃』にくると、いつもスープで迷うのですが、この迷いもまた楽しい。
その日の気分で、スープをチョイスします。

今回は、「こってり出汁」で。



okinawasoba.hatenablog.com

ちなみに、沖縄そばは、鰹節と豚の出汁を合わせてスープを作ることが一般的ですが、どちらをメインとするかで、それぞれのお店で特徴があります。

最近の傾向だと、あっさり系の鰹出汁の店が多いかなという印象ですが。

どっしりとした豚骨の出汁も、沖縄そばの大きな魅力。

最近では貴重な、豚骨を前面に出したお店を紹介しておきますね。



okinawasoba.hatenablog.com

創業は、1952年(昭和27年)。
那覇市では現存する最も古い沖縄そば専門店。
豚の出汁のみで作ったスープは絶品。



okinawasoba.hatenablog.com

今年開店の新しいお店ながら、貫禄すら感じる沖縄そば
白濁したスープは、豚骨度数高め。
円やかな味わいのスープ。


okinawasoba.hatenablog.com

パンチの強さでは一番かも。
上品な沖縄そばが増える中で、いい意味での野性味がある重厚な一杯。
やっぱり豚骨出汁はこうでないと。




f:id:sanpei808:20211113091357j:plainそして、『沖縄すば処 月桃』の「こってり出汁」が登場。

ソーキそば(大)750円になります。

どうですか、この乳化したスープ。
真っ白なルックスは、沖縄そばでは珍しい。

もう食欲が止まりません。

 

 

f:id:sanpei808:20211113091822j:plainもう一点の『月桃』の特徴が、この自家製の生麺。

中麺で、コシがしっかりある、押し返してくるような歯応えのある麺です。
啜り心地も二重丸。

ひと口、ひと口、味わいのある麺でした。



f:id:sanpei808:20211113093222j:plain何度も食べている「こってり出汁」のスープですが、コクがあって円やか。

どっしりしていますが、後味のくどさはなくて最後までしっかり美味しいスープです。
飲み進む、れんげが止まらない。

(大)を注文しましたが、ぺろりと完飲。



自家製の手打ち麺に、重厚な豚骨のスープで、満足感の高い一杯でした。

定期的に食べたくなる味で、また訪問したいと思います。



f:id:sanpei808:20211113103007j:plain

「第11回 沖縄そばスタンプラリー」、10個目のスタンプゲット!
ペースが徐々に遅くなってきています。
完走できるかな。




【第11回スタンプラリー 一覧】

okinawasoba.hatenablog.com

座間味村と沖縄そば

f:id:sanpei808:20211110055633j:plain沖縄県各地の沖縄そばを食べ歩き紹介している当ブログ。

食べ歩きの理由は、単に私が食いしん坊であるだけなのですが・・・。

もう一つ、多くの方に沖縄そばの美味しさ、歴史、文化を知ってほしいな、ということがあります。



何年か沖縄そば食べ歩きを続けている私ですが、もちろん知らないことや新しい発見がたくさんあります。

今回は、座間味村訪問の際に新たに知った座間味村沖縄そばの関係の話を。



www.visit-zamami.com

座間味村は、那覇市の西方約40kmに位置し、座間味島を始め20余りの島からなる村です。

このうち有人島は、座間味島阿嘉島慶留間島の3島となっており、人口は800人ほど。

那覇泊港から高速船を使うと1時間程度で行くことができ、また日帰りも可能なので、アクセスがしやすい離島の一つです。
特に海がとても綺麗で、マリンスポーツで凄く人気のある観光地となっています。



f:id:sanpei808:20211110060400j:plain座間味村座間味島を訪れた際、玄関口である「座間味港」近くにある「慶良間諸島国立公園ビジターセンター 青のゆくる館」を訪ねました。

2021年5月にオープンしたばかりの施設で、座間味村をはじめ国立公園となっている慶良間諸島の自然や地理、文化を知ることができ、飲食店も併設されています。

旅のスタートに、とてもお薦めの施設です。

<『青のゆくる館』のパンフです>

http://kyushu.env.go.jp/okinawa/%E9%9D%92%E3%81%AE%E3%82%86%E3%81%8F%E3%82%8B%E9%A4%A8%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E5%86%8A%E5%AD%90210630.pdf

 

 

f:id:sanpei808:20211110060809j:plain私は訪問まで知らなかったのですが、慶良間諸島では明治時代からカツオ漁が行われており、「ケラマ節」と呼ばれるほど鰹節の生産が盛んな地域だったんです。

写真は、1970年、沖縄が本土復帰をする以前、琉球漁業協同組合連合会から送られた、鰹節出荷量優勝の旗です。



さらに、私は、座間味村沖縄そばを結ぶキースポット、座間味村慶留間島を訪ねました。



f:id:sanpei808:20211110061403j:plain座間味村には、座間味島阿嘉島慶留間島と3つの有人島があります。

阿嘉島慶留間島は橋で繋がれていて、いったん船で阿嘉島を訪問し、慶留間島へ渡ります。

阿嘉島から慶留間島へは長い橋が。



f:id:sanpei808:20211110061720j:plain自転車で橋を渡り、海沿いの道を抜けていくと、慶留間島の集落が。



f:id:sanpei808:20211110062016j:plain慶留間小学校。

島は小さな集落があり、小学校の近くには美しい海が広がっていました。
海と緑、豊かな自然が印象的です。



f:id:sanpei808:20211110062141j:plain

小学校近くの海。



f:id:sanpei808:20211110062220j:plainそして慶留間島で出会ったのが『蛭子丸組合顕彰碑(えびすまるくみあいけんしょうひ)』でした。

座間味村慶留間島は、沖縄では最も早く鰹漁が始まった地だったのです。

 

1885年(明治18年)、鹿児島県から、高い知識と経験を持つ漁業者を招いて、操業を始めたとのこと。
1931年には蛭子丸がパラオ島渡航進出もしています。

『蛭子丸組合』は、慶留間島にあった鰹節製造組合。

戦後も組合は続けられたようですが、1967年に過疎化によって組合は解散しています。

<詳細はこちらを参照>

www.okinawastory.jp




座間味村の小さな慶留間島が、沖縄の鰹漁発祥の地だったとは。
大きな驚きでした。

まだまだ知らないことがたくさんありますね。

言うまでもないですが、沖縄そばは基本的に鰹節と豚から取った出汁を合わせて作られることが多く、沖縄そばと鰹節は切っても切れない関係にあります。

okinawasoba.hatenablog.com




tokubai.co.jp

鰹節の消費量は、沖縄が全国1位となっており、沖縄の食文化にとっても鰹節はとても大切な存在なんです。

沖縄そばの最も大切な素材といえる鰹節。

その鰹節生産のスタートのなった座間味村慶留間島

沖縄そばは、1900年代初頭に本格的に普及していきますが、沖縄の鰹節生産の勃興期とも一致しますね。

座間味村の鰹漁が、沖縄そばの発展の一助になったかもしれないと想像すると、沖縄そば好きとしては胸が熱くなりました。



f:id:sanpei808:20211110064633j:plain小さな島の碑に、歴史の浪漫を感じながら、座間味村では沖縄そばを食べました。

慶留間島の鰹漁の話を知って、また思い入れが深くなりましたよ。



座間味村沖縄そば

f:id:sanpei808:20211110064914j:plain

okinawasoba.hatenablog.com

阿嘉島で食べた沖縄そば
パーラーの名称ですが、各種定食などもあります。
親戚のお家のような雰囲気で食べる、出汁が力強い沖縄そば




f:id:sanpei808:20211110064953j:plain

okinawasoba.hatenablog.com

長年やっている座間味島では貴重なレストラン。
居酒屋としての利用もできます。
どっしりとした味わいのあるスープに縮れ麺。
ソーキも食べ応えあり。



f:id:sanpei808:20211110065011j:plain

okinawasoba.hatenablog.com

座間味特産のもずくを、沖縄そばの麺に練り込んだ「もずくそば」のお店。
中太で縮れが入っていて、コシがすごく強い、プリッとした食感の麺。
新しいタイプの沖縄そばも、島では生まれています。

首里ほりかわ 2

f:id:sanpei808:20211106074400j:plainども、さんぺいです。

久しぶりに首里の名店を訪問しました。
首里城入口近くの住宅街に佇む沖縄そば専門店『首里ほりかわ』です。

美味しい沖縄そばについて語るとき、ついつい饒舌になってしまいますが。
『ほりかわ』もそんなお店の一つです。

今回は、前回食べられなかった、豆腐を具材とした沖縄そばをいただきました。



<前回の訪問記事はこちら>

okinawasoba.hatenablog.com




f:id:sanpei808:20211106082358j:plain龍潭池(りゅうたんいけ)前の通りから、首里城入口へ入っていくと左手にのぼりがあるので目印にしてください。

駐車は、近隣のコインパーク利用になります。




f:id:sanpei808:20211106082951j:plain首里の昔ながらの小路を抜けていくと、お店が。



f:id:sanpei808:20211106092117j:plainお店はインテリアが本当に素敵で。

小物一つ一つが可愛くて。
提供される焼き物などにもこだわっていて、味わいがあります。

とても落ち着く空間。



メニューは、沖縄そばは、ネギのみを乗せた素そばのほか、ソーキそば、とうふそばがあり。
それぞれ具材は別皿で提供される方式で、店のこだわりが伝わります。

サイドメニューには、じゅーしー、じーまみ豆腐、自家製豆腐、もずくのかき揚げなどがあり、沖縄そばとのセットメニューがお得です。



f:id:sanpei808:20211106093353j:plain今回は、初めての自家製豆腐を用いた「とうふそば」をいただきました。

わたくし、そばじょーぐー(沖縄そば好き)ですが、豆腐じょーぐーでもあるんですよね。
鮮度が美味しさに出る豆腐は、沖縄そばの具材の中でも、良し悪しがはっきりと出やすい具材だと思います。

首里ほりかわ』では、沖縄そばと豆腐が分かれて提供されます。



f:id:sanpei808:20211106093941j:plain自家製の麺がとても美味しい。

平打ちの中細麺で、滑らかで、コシがあります。

食感も素晴らしいのですが、風味の豊かさに驚きが。
これだけしっかりと、風味が伝わってくる麺、珍しいのでは。

麺そのものに、すごく力があります。

 

 

f:id:sanpei808:20211106094604j:plain自家製という豆腐。

やっぱり美味しい。
豆腐の美味さがストレートに感じられる。

豆腐じょーぐーには堪らない一杯です。



f:id:sanpei808:20211106095213j:plain薬味のネギと、味変用の味噌。

ノーマルのスープは沖縄そば仕様になっていますが、お好みで「味噌」を入れます。
すると、スープが「ゆし豆腐」のような味に。

2度違った味が楽しめるのも嬉しい。
私は、後半から「味噌」を投入し、味の違いを楽しみました。



f:id:sanpei808:20211106100320j:plainゆし豆腐は、はじめに沖縄そばに入れ、いただきます。

しっかりとした食感で、風味があり、沖縄そばのスープと一緒に食べると絶品。



スープは、滋味のある、円やかなスープ。

豚骨と鰹の出汁を用いたスープで、バランスが良く、とても豊かな味わいがあります。豚のしっかりとした出汁がありながら、雑味がなくてすっきりとしている。

身体に沁みてくるような、優しい味わいでした。



f:id:sanpei808:20211106101607j:plain単品でいただいたじゅーしー。
彩も豊か。



f:id:sanpei808:20211106105049j:plainもずくのかきあげも絶品。



ここ半年間、なかなか行けなかった沖縄そば屋が多かったのですが。
徐々に平常に戻りつつあり、沖縄そば好きとしては嬉しい限りです。

久しぶりの『首里ほりかわ』、豆腐からの沖縄そば、かきあげまで堪能しました。

最高な週末です。



那覇市沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com