さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

だるま屋

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人には、人生の重要な決断を迫られる時があります。

仕事や家庭、恋愛など。



今がその時でした。

目の前のメニューには、沖縄そばと、カツカレーが。


ブログやってるぐらいだから、もちろん大好きな沖縄そば

一方で、カツカレーの魔力には抗えない。


悩む・・・




そんなシチュエーションを解決できる店があるんです。


西原町幸地にある食堂『だるま屋』。

首里の石嶺本通りから、西原・浦添向け。伊藤園がある十字路の手前です。

駐車場あり。


沖縄の食堂と言えば、豊富なメニュー、リーズナブルな価格設定、ボリュームと、庶民の強い味方ですが。

そんな、食堂の中でも勢いがあるのが『だるま屋』。



首里石嶺時代から、安さとボリュームで、大変お世話になっており、大好きな食堂の一つです。


『だるま屋』の特徴は、攻めたメニュー構成。

一般的に、沖縄の食堂は、ちゃんぷるー、汁物、煮付けなど郷土料理を定番にしていますが、『だるま屋』の看板メニューは、キーマカレーに、魯肉飯(ルーローハン)、ガパオライスまで。

食堂とは思えない、変わったメニューが豊富なんです。


そして、ありがたい事に沖縄そばとのセットメニューが豊富。

通常、ありえない、沖縄そばと、カツカレーのセットも『だるま屋』なら実現できちゃうんです。




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はい!

カツカレー沖縄そばセット730円。


ボリュームあるカツカレーに、沖縄そばがついて、この値段とは。


まさに沖縄男性の二大好物を掛け合わせた、セパの4番、岡本と山川が並んだような、夢のメニューです。

これで730円です。


ちなみに沖縄そばは、いわゆる定食のお吸い物サイズではなく、並よりやや小さいぐらいを覚悟してほしい。



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まずは沖縄そばから。

白濁したスープは、出汁は豚が効いていて、しっかりしているけど、濃すぎない味付け。

もちろん沖縄そばだけでも十分旨い。


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そして、カツカレー。

初見でカツの大きさにまず驚き。大ぶりのカツがしっかりと鎮座しています。

カレーは、想像していた通りの定番の味。挽肉と玉ねぎが入っていて、シンプルイズベスト。

揚げたてのカツとの相性は最高でした。




ヘルシーとかオーガニックとかロハスとか。ぶっ飛ばすような、力強いメニュー。


カツカレーと沖縄そばセット。

男子の夢として、ずっと生き続けてほしいメニューです。

介そば

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今朝は、昨日の大雨から一転して快晴。

少しずつ秋の空になっているのを感じます。

抜けるような空の色、好きなんです。


今回は先日訪問した、宜野湾市嘉数の『介そば(すけそば)』を紹介したいと思います。




友人との会話で

「お薦めの沖縄そば屋は?」

と聞かれるのですが、


出汁や麺の種類も無数にある沖縄そばのこと。

日々食べたいそばは、変わりますし、もちろん好みの偏りもあります。

絞るのはなかなか難しい。


そんな中で、自分が好きな沖縄そば屋は、他にはない個性がある店が魅力的です。


麺の選び方、出汁の取り方、具材の種類、様々な所に店の特徴は出ますが、やっぱり他で食べたことがあるそばよりも、何か一つ個性があると自分は嬉しいです。


食べ歩きの醍醐味でもありますよね。





『介そば』は、そんな意味でも、誰かに話したくなるような沖縄そば屋です。


場所は、宜野湾市嘉数。

パイプライン通りを北向けに、浦添から宜野湾市へ入っていくと、通り沿い右手にあります。

店舗前に駐車場もありますよ。



メニューは、シンプルな構成。

本ソーキそば、軟骨ソーキそば、三枚肉そば、ゆし豆腐そばがあり、全て750円。

そばには、サービスで、じゅーしーと小鉢が付いてきます。



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スープが凄く特徴的で。

見た目の通り、醤油も用いたスープ。ただ味付けは濃くなく、上品な仕上がりです。

ひと口目から、出汁の旨味が伝わってくる美味しいスープ。


個性的な味わいだなと思い、店のページを見たら

「当店のスープは、鶏ガラと豚ガラを香味野菜と一緒に煮込み、沖縄そばでは珍しい鮪節を使用しております^_^ 優しくあっさりの中にもコクがあるスープづくりをしております。」

との説明が。


自分の舌では、全ては理解できないのですが、魚介系の旨味を強く感じました。


スープを受け止める麺は、生麺の特徴である、コシのある食べ応えある麺。

中太で、縮れの入った麺で、プリっとした食感が美味しい。


あと、印象的だったのが、本ソーキ。

炙られていて、食欲をそそる香りに、がっしりとした肉の旨み。

味付けは控えめで、そばとのバランスも良くて。

今まで食べた本ソーキの中でも、特に美味しいソーキでした。




はじめに「個性のある店が好き」と書きましたが、『介そば』は、従来の沖縄そばの枠組みに捉われない新しい試みが沢山あって、独特の個性がある店だなと感じました。


本ソーキだけでなく、他の肉も食べてみたいな。


そばじょーぐーに、食べてほしい沖縄そばです。


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サービスのじゅーしー。まーさん。

玉家 本店

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連休いかがお過ごしですか。

沖縄は好天に恵まれ、良い休日になっています。


そば活を楽しんでいる週末。

長らく行けてなかった、南城市大里にある『玉家 本店』を訪問しました。



『玉家』と言えば、沖縄そばの人気投票をすれば、必ず上位に名前が上がる、超人気店です。

県内に複数の支店がありますが、南城市は玉家発祥の地で、こちらが本店になります。



本店は、久しぶりの訪問で、この日を楽しみにしていました。

店は、通り沿いで、ナビで行けばすぐに分かるはず。駐車場も広めなので、安心です。

ただし、屈指の人気店なので、時間帯によって待つ可能性もあります。


一階が、沖縄そば屋『玉家』。

二階が、剛柔流の空手道場という、沖縄ならではの建物。

この店構えを見ると『玉家』に来たなと感じます。


ピークを避けての訪問でしたが、相変わらず、店はほぼ満席でした。




メニューは、シンプルな構成で、ソーキそば、三枚肉そば、てびちそばがあり、それぞれサイズが選べます。

サイドメニューには、じゅーしーや、いなりも。


今回は、両方の肉が味わえるミックスそば(大)をいただきました。


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『玉家』の魅力は、何と言っても麺。

そして、この麺と相性抜群のスープ。

私も初めて食べて以来、『玉家』の沖縄そばの虜です。


沖縄そばとしては、極めて細い、平たい麺。

縮れのないストレートで、そしてこれが長い。

ひと口で啜るのが大変なほど、長い麺。


これが独特の啜り心地と、食感、美味しさがあって、とにかく啜るのが楽しい麺なんです。


今では沖縄県内でも広く人気の「亀濱製麺」の麺ですが、やっぱり『玉家』が格別に美味しい。


スープは、鰹と豚の出汁で、あっさり。

控えめな味付けで、出汁の旨味をじんわりと感じるようなスープです。

飽きがこない、もうずっと飲んでいたくなるような気分に。


お肉は、本ソーキが特に美味しく。

味付けも良い塩梅で、がっつりと食べられて満足感がありました。




シンプルだけど、とにかくまた食べたくなる沖縄そば

だから、多くの人に愛されているんだと思います。


この日も、家族連れの子どもから、高校生、観光の若い方、地元の高齢者まで、本当に老若男女、幅広い年齢層が来店していました。

ファストフードでも、レストランでもなかなか、こういった光景を見る事は少なく。

気軽に食べられて、どの年代からも愛される、沖縄そばそのものの魅力も感じました。


定期的に訪れたいお店です。



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じゅーしーも、まーさん。



いしぐふー 港町店

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今朝の沖縄は、めちゃくちゃ快晴。

連休のスタートに最高の天気になっています。

真夏と比べて少し陽射しもやわらかくなってきていて、ドライブに出かける人も多いんじゃないかな。


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週末は沖縄そばを食べに行こう、ってことで、今日は朝から活動する事に決めていました。


那覇市港町にある『いしぐふー 港町店』です。

『いしぐふー』は、沖縄そばでは珍しく複数店舗を構えるお店で、沖縄では知らない人のいない有名店です。

特徴は、一般的なチェーン店とは違い、各店舗でメニューも、コンセプトも異なる点。だから、様々な店を訪問する楽しさがあります。



『いしぐふー 港町店』の大きな魅力として、お伝えしたいのが、朝食べられる沖縄そば屋であること。

港があり、工場や卸業がたくさんあるため、朝7時から営業されているんです。


沖縄そば屋の多くは、昼営業のため、朝から本格的な沖縄そばを食べることは、本当に難しい。

そんな中で、『いしぐふー 港町店』は、非常に貴重なお店です。


お薦めは、沖縄観光の最終日。

沖縄そばを食べたかったけど、タイミングが合わず食べられなかった」という方。

『いしぐふー』なら、那覇空港へも遠くないため、朝そばをしても間に合います。


ほか、朝から沖縄そばを食べたい、という方に広くお薦めしたいです。


ちなみに、今日は8時過ぎに訪問しましたが、すでに観光と思われるお客さんがいらっしゃいました。こうした利用が増えていくと良いですね。




店は、港町の倉庫が並ぶと一角にあります。

町の食堂といった雰囲気で、親しみやすい店内。

初めての訪問でしたが、すぐに店に溶け込んでしまうような魅力があります。


メニューは、基本のそばから、炙りソーキそば、鶏炙りそば、本ソーキそばなどがあり。

スープが「あっさり鰹出汁」「あぐー豚出汁」両者を合わせた「ブレンド出汁」から選べるのも嬉しいです。

また、サイズも、小、普通、大ときめ細かく選べます。



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今回は、鶏炙りそば(普通サイズ)720円を、あっさりで、いただきました。

ポイントサービスで選んだのは、温玉を乗せたライス。



運ばれてきた、沖縄そばは、見た目も美しい澄んだスープ。

ひと口目から、鰹節の出汁が広がり、ふくよかなスープがにレンゲが止まりませんでした。

あっさりとしていますが、出汁の旨味が効いていて甘味があり、最後まで美味しいスープです。


さらに、『いしぐふー』といえば、特製の麺。

中太の縮れが強く入った力強い麺は、啜った感触、噛んだ時の力強い感じ、一度食べたら忘れられない印象があります。


スープと麺が個性的なため、プレーンでも十分美味しく、ネギ大盛りでもいけるなと思いました。




朝から食べるには贅沢すぎる一杯。

良い休みになりそうです。


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『いしぐふー』オリジナルの器。個性的です。

海洋食堂

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日曜出勤だったため、今日は休み。

朝から今日こそ、あの店へ行こうと決めていました。


豊見城市名嘉地にある老舗の飲食店『海洋食堂』です。

ファミレスやファストフードが一般的になる以前。

沖縄では、外食と言えば「食堂」でした。


ちゃんぷるーや沖縄そば、ちゃんぽんなど沖縄の家庭料理はもちろん、カツ丼やカレー、オムライスまで揃う、何でもありのメニュー構成。

内装は、座敷があり家庭的で、ボリュームと手頃な値段も魅力です。



そんな沖縄の「食堂」が、最近は減少傾向にあります。

アットホームな雰囲気や、個性的な味は、チェーン店では出す事が出来ない魅力で、とても寂しいし、惜しい。


『海洋食堂』は、数少ない「沖縄食堂」の見本のようなお店なんです。




『海洋食堂』は、地元でも有名な人気店で、待ちは必至。

今朝は、作戦を立てて、朝10時の開店に間に合わせて訪問しました。

それでも、すでに常連客2組が先にいたのは、流石です。


店内で、まず目につくのは、メニューが書かれた札の数。

ちゃんぷるーに、中味、ソーキ汁、焼飯、カツ丼、煮つけ・・・。

無数にあるメニューに、まず圧倒されます。


でも、今日は目当てを決めていました。

大好きな「ゆしどうふそば」720円。



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沢山ある『海洋食堂』の看板メニューでも、人気の一品です。


『海洋食堂』の「ゆしどうふそば」の魅力は、何と言っても、「豆腐」の美味しさ。


もともとは豆腐屋さんで、今でも、その日使う分の豆腐を毎朝手作りしてるんだそう。


豆腐好きは、よく知っていると思いますが、豆腐は鮮度がとても大事。

沖縄のスーパーでは、豆腐の入荷時刻が決まっていて、入荷に合わせて豆腐を買い求めるほどなんです。


だから、店で手作りしている『海洋食堂』の、ゆし豆腐は絶品なんです。



豆腐だけでも美味しいのは勿論ですが。

ゆし豆腐の優しいスープに、沖縄そばの麺を合わせて、味の染みた豚肉を加えれば、それはもうファンタスティック。



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最初は隠れていますが、半熟の玉子が入っていて、玉子とゆし豆腐、そばを合わせて食べた時、美味し過ぎて、悶絶しました。


ふわふわの豆腐に、ゆし豆腐がベースのスープ。

中太のストレートな麺に、しっかりとした豚の赤肉。

隠れアイテムの玉子。

完璧な構成で、この美味しさは、他では味わえない、唯一無二のものだと思います。





豆腐も、沖縄そばも大好きな私は、夢中で食べました。


地元にも、観光客にも人気の店で、行列は必至ですが。

豆腐好きなら、絶対に食べてほしい一杯です。



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サービスで、おからが付いてきます。さすが、豆腐屋さん。

沖縄すば処 月桃

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沖縄では、緊急事態宣言が解除されて1週間。

ようやく日常が戻りつつあります。

普通に友人と会ったり、外へ出られる生活のありがたみを感じています。


さて、週末は沖縄そばを食べに行こうってことで。

那覇市寄宮にある沖縄そばの有名店『月桃』を訪問しました。



場所は真和志小学校の近く、JAおきなわ真和志支店の建物内に、併設されている店です。

JAの駐車場が広くあるので、駐車に困らないのは嬉しいですね。


店は、落ち着いていて、家族連れから、1人客まで、誰でも入りやすい雰囲気。

この日も、小さな子ども連れの家族が二組きていて、沖縄そばを楽しんでいました。

地元に親しまれている沖縄そば屋って、良いですよね。




メニューは、基本の沖縄そばから、本ソーキそば、炙軟骨ソーキそば、ゆし豆腐そば、さらにカレーそばなんてのもあります。


セットは、プラス150円で、じゅーしー、もずく、果物が付いて、めちゃお得。


今回は、肉3種類全てが味わえる「肉舞そば」(大)750円をいただきました。



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月桃』の特徴は、二つ。

沖縄そばの根幹でもある、スープと麺に他には無い特色があります。


一つ目は、スープ。

スープは、「あっさり」と「こってり」の2種類から選べますが、今回は「こってり」をチョイス。

写真から分かると思いますが、乳化して白濁した豚骨出汁のスープは、沖縄そば専門店の中でも、最も濃厚なもの。


クリーミーで滑らかな豚骨スープは、『月桃』でしか味わえない特別な味です。

満足感あるスープですが、くどさは無く、味付けはあくまで上品。最後までしっかり飲み干せます。



二つ目の特徴は、麺。

昔ながらの木灰汁を用い、手打ちで作られた麺は、力強い中太麺。


コシのしっかりした、縮れの入った麺は、独特な食感で、スープに負けないインパクト。

食べ進めるのが嬉しくなるような麺でした。




とにかく県内の沖縄そばの中でも、特徴的な一杯で、『月桃』の沖縄そばの強烈なファンがいるのも、うなずけます。


強火で、8時間以上煮込んで作るという、豚骨スープ。

沖縄そばは、「こってり」派という方は、是非、食べてみてほしいお店です。


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じゅーしーも、お得でまーさん。

【沖縄そば問題⑦】沖縄そばなら、どの麺が好き?

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沖縄そば問題』の第7回。

このテーマは、沖縄県民の間で必ず論争になる、沖縄そばに関わる話題を取り上げています。


今回も、そばじょーぐー(沖縄そば好き)の間でも必ず意見が分かれるテーマの一つ。

沖縄そばなら、どの麺が好き?」。



スープの鰹出汁と豚骨出汁のように、麺の種類も、好みの沖縄そばを決定づける大きな要因です。

沖縄人(うちなーんちゅ)なら、必ず沖縄そばの麺には、こだわりを持っているもの。

本当に好みが分かれるテーマです。



沖縄そばの定義の一つとして沖縄生麺協同組合のHPが、参考になるので、そもそも「沖縄そば」って何?という方はこちらを参考に。


http://www.oki-soba.jp/about/teigi.html





沖縄そばの麺の分類は、色々な方法がありますが。

(1)製法

(2)生麺/茹で麺

(3)太さや縮れなど形状

の三段階に分けて考えると良いかなと。



(1)製法

まず、製法としては、店独自で麺を作っている「自家製麺」、専門業者が作る「製麺所の麺」に大別されます。

さらに「自家製麺」の中でも、「手打ち」と「機械製法」があり。「自家製麺」の中でも、「かん水」の代わりに「木灰汁」を用いて麺を作るのが伝統的な手法になっています。



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「手打ち麺」は、お店でイチから手打ちで作っていくというもの。

強いコシがある麺など特徴ある麺が多いです。

「機械」を用いた「自家製麺」も、同様に店でオリジナルの麺を作るものです。

伝統的な沖縄そばは、各店で麺が作られており、今では貴重な存在です。


「自家製麺」の特徴としては、風味やコシ、食感など、店が持つイメージを具体化して、他で食べられない麺を提供できる点などがあります。



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一方、沖縄そばの専門店でも一般的なのは、「製麺所の麺」。県内でも多くの製麺所があり、色々な種類の麺を卸しています。



ポイントは、「自家製」や「手打ち」だから「製麺所」よりも、即美味しいとは限らないこと。

沖縄そば専門店で作る「手打ち麺」や「自家製麺」は希少性や、オリジナリティはもちろんありますが、広く量販されている「製麺所の麺」はレベルも高く、ファンも沢山います。


「自家製」にも「製麺所の麺」にも、それぞれの良さがあるので、食べ比べするのが楽しいかなと思います。




(2)生麺/茹で麺

次は、「生麺」を用いるのか、「茹で麺」を用いるのか。

そもそも元来の沖縄そばは、湯掻いた麺に油をまぶし保存するのが一般的です。

今でも、スーパーで販売されている麺は、ほとんどが「茹で麺」ですし、専門店でも「茹で麺」を用いている所が多いです。


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一方、最近では「生麺」を用いて、オリジナルな麺を提供する店も増えてきています。

「生麺」の魅力は、やっぱり独特の食感でしょうか。




(3)太さや縮れなど形状

最後は、麺の太さや、縮れの入り方、長さなど形状です。

これについては、「手打ち」「自家製」麺も、「製麺所の麺」も様々な種類のものがあります。


太い麺から、細い麺、強く縮れが入ったものから、ストレートの麺まで。


ちなみに、麺の太さなどには、沖縄県内でも地域性があります。

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【A】沖縄本島の麺

様々なものがありますが、一般的に平打の麺で、軽くウェーブがかかった麺。



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【B】沖縄本島北部の麺

幅広の平打麺で、太麺。太麺が独特の食感を生み出します。



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【C】宮古地方の麺

細麺で、ストレート。喉越しの良い麺。最近は、本島でも人気のタイプ。



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【D】八重山地方の麺

丸麺が特徴で、細めの麺。角がないので柔らかい印象。




それぞれ、食感や、啜った時の印象、飲み込む時の感じなどに違いがあり。

これはもう本当に好みの世界です。


(1)製法

(2)生麺/茹で麺

(3)太さや縮れなど形状

沖縄そばの店を選ぶ時には、この3つの情報を理解していると、自分の好みが分かってくるんじゃないでしょうか。



最後に、麺に特徴がある沖縄そば屋を紹介しますね。

麺のタイプから好きな沖縄そば屋を探してみるのも良いんじゃないでしょうか。



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首里そば】

昔ながらの技法で作られている麺。

歯応えや風味、麺自体に美味しさがあります。


https://okinawasoba.hatenablog.com/entry/2020/07/13/135141




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【きしもと食堂】

創業明治38年。現存する沖縄そば屋では、最も古い歴史ある麺が食べられます。


https://okinawasoba.hatenablog.com/entry/2020/08/20/174417




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沖縄そば 峰】

昨年オープンした新進気鋭の店。新しい試みが沢山あり、麺についても沖縄そばの未来系が感じられます。


https://okinawasoba.hatenablog.com/entry/2020/07/06/195427




まだまだ沢山紹介したいのですが。

とにかく、沖縄そばの麺は、一見どれも同じように見えて、全然違う。めちゃくちゃ奥が深い世界です。

最後は、とにかく自分の好みなので。

時間をかけて、自分好みの麺を見つけましょう。


あなたは、「沖縄そばなら、どの麺が好き?」






〈注釈〉

沖縄そばを代表する名店『御殿山』。木灰汁を用いた自家製麺

②『ちょーでーぐぁ』の手打ち・生麺。

③『玉家 前田店』。人気の製麺所「亀浜製麺」の麺。沖縄では非常にファンが多い麺。

④『てぃあんだー』の自家製・生麺。

⑤『あやぐ食堂』。本島中南部のメジャーな中麺。

⑥『新山食堂』。本島北部の幅広な平麺。

⑦『美里そば』で用いられている亀浜製麺の麺も、宮古そば風の細麺ストレート。

⑧『宮良そば』。八重山そば独特の丸麺。