さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

米八そば

f:id:sanpei808:20210511181409j:plain飲食店の魅力って何でしょう。

料理の美味しさはもちろん、ロケーションが良いとか、店主の人柄とか、色々とあると思います。

私にとって魅力的な沖縄そば屋は、「オリジナリティ」があること。
沖縄そばの味、スープ、麺、もしくは店のこだわりでも何でも、他と違った取組みがあると面白い。

やっぱり、そこでしか味わえない何かがあると、遠方であっても通いたくなりますよね。

 

沖縄市泡瀬にある『米八(こめはち)そば』は、その意味オリジナリティ120点の沖縄そば屋でした。

場所は、美里工業高校近く、「美里工業通り」沿いにあります。
店舗近くに、複数台停められる駐車場もあるので、安心ですよ。

外観は、一見、キャリアのある落ち着いた沖縄そば屋の雰囲気ですが・・・。


メニューがまず面白い。

f:id:sanpei808:20210511180426j:plainソーキそば、三枚肉そば、てびちそばなど、オーソドックスな沖縄そばが並びますが。

三種(ソーキ、三枚肉、てびち)のお肉が乗ったそばのネーミングが「トライアスロンそば」であったり。
「コショウそば」や「豆乳カレーそば」など斬新なメニューもあり、攻めてます。

f:id:sanpei808:20210511180728j:plainさらに、ありそうでなかったビールジョッキに入った沖縄そば
斬新過ぎます。

f:id:sanpei808:20210511180853j:plain
個人手にツボだったのが「シン・ヱヴァンゲリオン」の公開を記念して作られた『米八そば』オリジナルの沖縄そば
八号機のカラーを模した沖縄そばとのことですが、想像がつかない。

でも、そんな遊び心が最高です。



『米八そば』では、沖縄そばだけでなく、Tシャツやパーカーなどのオリジナルグッズも販売しており、沖縄そば屋の枠を超えた取組みにわくわくさせられます。

詳細は以下のサイトを参照。

suzuri.jp



そんな、沖縄そば屋としては異色と言っていい『米八そば』なんですが、冒頭の写真のとおり、沖縄そばは超正当で美味しいそばなんです。

私も今回、そのギャップにやられました。
ギャップ萌え、それが『米八そば』最大のオリジナリティかと。


f:id:sanpei808:20210511181632j:plain今回いただいたのは、三種(ソーキ、三枚肉、てびち)のお肉が乗った「トライアスロンそば」(大)800円と、ジューシー100円です。


f:id:sanpei808:20210511181823j:plainスープは、動物系のコクと、鰹節の出汁が効いていて旨味十分。
出汁の美味しさがしっかりと感じられる、あっさりとしたスープです。

味付けのバランスが凄く良くて、このそばを嫌いな人はいないんじゃないかな。

丁寧に作られているのが伝わってきます。
最後まで美味しく飲み干しました。


あっさりとしたスープに合わせるのは亀浜製麺の、長い細麺。
啜った感じ、嚙んだ時の歯応え、どちらも最高な麺で、大好きです。
この組み合わせは間違いないですよね。


f:id:sanpei808:20210511182354j:plainトライアスロン」の名の通り、ソーキ、三枚肉、てびちと3種の豚肉が乗っています。

印象的だったのは、やっぱりてびち。
てびちには、すごく店の力量が出ますが、『米八そば』のてびちはすごく美味しかった。
味付け、煮込み方、沖縄そばとのバランス、どれも良くて、次回はてびちそばでも良いなと思いながらいただきました。



食べ終えてみれば、斬新なメニュー構成や、ぶっ飛んだ発想とは裏腹に、すごく正統派な実力店の沖縄そばでした。
おじーもびっくりするはず。

この沖縄そばの味あっての、斬新な取り組みなんでしょうね。

店の個性という意味では、一度行ったら忘れられないオリジナリティ溢れる沖縄そば屋でした。

店の雰囲気は、沖縄のローカル番組『コザの裏側』のYouTubeアーカイブでも観ることができますので、是非、ご覧になってください。
きっと行きたくなりますよ。

www.youtube.com







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じゅーしーも、まーさん。

あやぐ食堂10 ゴーヤーちゃんぷるー定食

f:id:sanpei808:20210509154039j:plain【あやぐ食堂全制覇への道】


人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。
ハリウッド俳優になりたいとか、3億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを1ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。

自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。

沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。

〈『あやぐ食堂』の過去記事〉

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5月8日と言えば、何の日でしょうか?

沖縄好きの方ならみんな分かりますよね。
もしくは、もう大分、全国的にも浸透してきたのではないでしょうか。

そう、「ゴーヤー」の日です。


ja.wikipedia.org

苦瓜(にがうり)として知られていますが、最近では本土でも広く食べられるようになり、「ゴーヤー」の名前も一般的になってきたように感じます。

「ゴーヤー」は苦瓜の沖縄方言で、沖縄本島では「ゴーヤー」の呼称で呼ばれています。


沖縄県民にとっての「ゴーヤー」は、普通の野菜という枠を超えて、沖縄そばと並んで、もう生活とは切っても切り離せない存在。

採れる野菜が限られている沖縄では、夏場の野菜として「ゴーヤー」は大変貴重。

夏になると、家では毎日、「ゴーヤーちゃんぷるー」が出て、「また、ゴーヤーかよ!」と文句を言っては怒られるという風景は、沖縄あるあるだと思います。



私自身も幼少の頃から、家庭料理として、よく「ゴーヤー」を食べてきましたが、実は好きになったのは大人になってから。

家ではもちろん、外食の際や、弁当を購入する際にも、「ゴーヤー」をよく食べるようになりました。

特に夏バテしそうな猛暑の時期に、力をつける意味でも「ゴーヤー」は良いんですよね。
「ゴーヤー」を食べないと夏がきた気がしない感じがあります。


f:id:sanpei808:20210509152815j:plainそんな訳で、今回は、5月8日、「ゴーヤーの日」にちなんで『あやぐ食堂』でゴーヤーちゃんぷるー定食720円を食べてきました。

ちなみにメニューの札にあるように、ノーマルのゴーヤーちゃんぷるーは620円、刺身付きの「定食」は100円増しの720円になります。



沖縄の家庭料理を代表する「ゴーヤーちゃんぷるー」は実はハードルが高い料理。

家庭でも、外食でも、「ゴーヤー」を食べまくっている沖縄県民は、当然、その作り方にうるさいんです。

特に「ゴーヤー」は苦みの残し方がポイントで。
個人によって、苦みがなくて食べやすいという派と、苦くなければ「ゴーヤー」じゃない派に分かれます。

「〇〇のゴーヤーちゃんぷるーが美味しい!」という話題は、沖縄ではあるある。

「ホットモット」が販売している「ゴーヤー弁当」などは、「苦みがなくて食べやすい」と人気で、沖縄ではロングセラー商品になっています。

www.hottomotto.com


それでは、老舗食堂『あやぐ食堂』の「ゴーヤーちゃんぷるー」はいかに。

f:id:sanpei808:20210509154147j:plainこれが『あやぐ食堂』の「ゴーヤーちゃんぷるー定食。

ゴーヤーちゃんぷるー」に、大盛ライス、味噌汁、そして刺身が付いてきます。
プラス100円で刺身付きは、お得ですよね。


f:id:sanpei808:20210509154450j:plainライスの大盛はデフォルト。

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出汁が効いた、味噌汁も大好き。味は濃いめ。

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庶民なので、なかなか食べられない刺身。
定食に刺身が付くと贅沢な気分になります。

f:id:sanpei808:20210509154808j:plainそして、本命の「ゴーヤー」。
「ゴーヤー」は夏野菜なので、私としては今年初「ゴーヤー」になります。

たまんないぜ。


『あやぐ食堂』の「ゴーヤーちゃんぷるー」はしっかり苦みを残したタイプで、それでいて苦すぎることもなく、ベストな作りでした。
『あやぐ食堂』の調理を行っている方は、みんな熟練のおばちゃん達なんで、百戦錬磨というか、そこはもう間違いないです。

中身は、ゴーヤーをメインに、にんじん、玉ねぎ、島豆腐、ポーク、ハム、玉子が入っています。
ちゃんぷるーの味付けも、『あやぐ』印で、美味しかったです。

細かくなりますが、ゴーヤーと豆腐、お肉(ポーク)の分量のバランスもちょうど良かった。(←ここ、大事)。




「ゴーヤー」食べると、沖縄にいよいよ夏がきたって感じがします。
「ゴーヤー」出荷のピークはまだ先になりますが、これから夏の日差しがますます強くなって、「ゴーヤー」を食べる日も増えるんだろうなぁ。

夏が楽しみになってきました。

最近では、本土の方でも「ゴーヤー」が手に入りやすくなったと聞きます。

今晩の夕食に、「ゴーヤーちゃんぷるー」など作ってみてはいかがでしょうか。
少し早い、夏が感じられるはずです。

www.kyounoryouri.jp

宮里そば

f:id:sanpei808:20210507061112j:plainここ最近ずっと行きたかった沖縄そば屋。

名護市宮里にある『宮里そば』をようやく訪問することが出来ました。

沖縄そば好きの沖縄県民は、誰しも「推し」の沖縄そば屋を持っているものですが。
沖縄そば食べ歩きをしている私にとって、『宮里そば』は特別な存在なんです。



当ブログ「さんぺいの沖縄そば食べ歩き」、を始める以前の2012年から2014年、私は沖縄県の名護市に住んでおり、当時はじめてのブログを開始しました。

同時に、名護市を中心として沖縄本島北部の沖縄そばの食べ歩きをはじめることになるのですが。
その時期、最も印象に残っているのが『宮里そば』です。

早くて、安くて、すごく美味しい。
一見素朴だけど、飽きのこない深い出汁の味わいは、その後の私の沖縄そば食べ歩きの原点になったと思います。

<2012年訪問時の記事>
https://nagominiikou.ti-da.net/e3429096.html

 

その後、名護市から転居し、ブログを辞めてしまうのですが・・・。

昨年、2021年6月にブログを新しくはじめ、沖縄そばをテーマにした時からずっと行きたかったのが『宮里そば』でした。

原点のお店をもう一度訪問したい。


f:id:sanpei808:20210507060139j:plain直近の訪問から、約5年ぶりの訪問。

那覇から車を走らせ、ポールポジションを確保しました。
『宮里そば』は、10時オープン。

沖縄そば専門店の中でも屈指の人気店のため、10時でも、お客さんがどんどん入っていきます。
ピーク時は待ちが必至なので、時間帯を外していくのがお薦めです。

店の外には、美味しい沖縄そば屋の特徴でもある、鰹の香りで溢れています。
開店前のこの香り、大好きなんだよなぁ。


f:id:sanpei808:20210507060644j:plain注文は食券制です。
沖縄そばのメニューは、潔く、ソーキそば、三枚肉そば、こんぶそば、そば(小)のみ。

謎のカレー、スパゲティー、トーストには後で触れるとして・・・。

価格は前回と変わらず、ソーキそばが600円。
この価格設定にも『宮里そば』の深い愛情を感じます。

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店内も昔と変わらず。

高い天井や、カラーのコップ、赤いチェック柄のテーブルクロス。
懐かしいディテールをひとり嚙みしめました。

f:id:sanpei808:20210507061502j:plainコーレーグースー」こんなに、デカかったんだ・・・。


f:id:sanpei808:20210507061601j:plain
注文したのは、訪問前から決めていた、ソーキそば600円とトースト100円です。

違和感しかない画像ですが、これが『宮里そば』の日常の風景。


f:id:sanpei808:20210507061748j:plain
『宮里そば』との再会。

第一印象はやっぱり、鰹の香りの良さと出汁の美味しさでした。
豚、鶏の出汁でコクを出し、鰹節をたっぷりと使い出汁を取るんだそう。

鰹出汁ベースのスープは、どこまでも優しく染み渡っていきます。

あっさりとしていながら、出汁の美味しさに深みがあって、「もうちょっと、もうちょっと」と飲む手が止まらなくなる。


麺は、中太の平打麺。
名護では幅広の平麺が多いのですが、『宮里そば』は普通サイズ。

ただ、平麺の幅が中から小まで不揃いになっていて、これが独特の麺の食感を生んでいます。

f:id:sanpei808:20210507062742j:plain具材は、『宮里そば』の代名詞といって良い、結び昆布が二つ。

沖縄そば屋では、少ない方ですが、昆布を具として用いています。
しっかり味付けされた昆布が、あっさりなスープと良く合うんだ、これが。

ちなみに超個人的、次世代沖縄そばの具材ランキングで「昆布」は2位となっています。

 

okinawasoba.hatenablog.com


そして、大好きな『宮里そば』のソーキ。
四角形の本ソーキは、派手さはないけど、昔ながらの味わいで好きなんです。


f:id:sanpei808:20210507064031j:plainじゅーしーじゃなくて、トースト。
これも『宮里そば』のスタンダード。

他にも、スパゲティーやカレーなど謎メニューがあり。
なぜ、県内屈指の人気店に、沖縄そば以外のメニューがあるのか。
謎の考察は、以下を読んでみてください。

https://nagominiikou.ti-da.net/e5898651.html





久々の再開を慈しむように食べた『宮里そば』のソーキそば。

最新の沖縄そばのように、派手なギミックや、複雑なスープではないけれど、丁寧な仕事ぶりを感じます。

素朴でシンプル、出汁の美味しさがそのまま伝わってくるスープと、オーソドックスな麺。

毎日食べたくなるような沖縄そばでした。

最後に前回訪問時の記事から引用を。

有名店で、観光客で賑わい、なかなか入れない今でも、地元の客が足繁く通うのは、『宮里そば』が「ふらっと寄りたくなる感じ」を失わないからだと 思います。
決して敷居が高くならず、いつでもシンプルに沖縄そばを提供し続ける姿勢。

だから皆から愛される。


早くて、安くて、すごく美味い。

沖縄そばの良さを教えてくれたのも『宮里そば』だったような気がします。

『宮里そば』へのラブレターみたいになってしまいましたが。
思い出の味は、やっぱり美味しかった。

また、来ます。

https://nagominiikou.ti-da.net/e8408208.html

ファミリーマートの沖縄そば

f:id:sanpei808:20210504101454j:plain当ブログの読者ならご存知だと思いますが、沖縄県民は沖縄そばが大好き。


もう繰り返し書いていますが、沖縄そばの専門店がたくさんあるだけでなく、家庭でも作りますし、給食でも出てくる、町中の弁当屋さんにも置いてある、そんな身近な存在です。

いつでも、どこでも沖縄そばを食べたい、という沖縄県民の願望をよく表している事例が、このファミリーマート沖縄そばの存在じゃないでしょうか。



沖縄では、沖縄そばが好きすぎるあまり、弁当屋さんが弁当のオプションとして沖縄そばを販売するところが増えていきました。

多くが手軽に食べられるよう100円で販売したことから「百円そば」と呼ばれ、単なる弁当の汁物という存在を超えて、人気が出ていきます。

スープや麺の質、または具材やボリュームなど、「百円」とはとても思えないような、ハイレベルな沖縄そばが各弁当さんで、今も提供されています。

以下に簡単にまとめていますので、読んでみてください。

okinawasoba.hatenablog.com

 

「百円そば」は、手軽でリーズナブル、そして早いことから、出勤前に弁当屋で軽く「百円そば」を食べていくスタイルも広まりました。

そんな朝に食べる「百円そば」をヒントに作られたと思われるのが、沖縄ファミリーマートの「朝すば」という商品。


この「朝すば」は沖縄限定の商品になっています。

f:id:sanpei808:20210504101603j:plain「すば」は、沖縄の方言で「そば」の意味なので、朝用の沖縄そばといった感じでしょうか。

この「朝すば」、沖縄県ではロングセラーで、コンビニに並んでいる姿はもはや日常となっています。
朝に限らず、ちょっと食べたい時や、お弁当と組み合わせて汁物を食べたい時に、めちゃくちゃ重宝します。

私も朝に食べることが多いかも。


f:id:sanpei808:20210504102036j:plainその特徴は、安くて、早くて、手軽に食べることができるサイズ感です。


価格は、税抜き119円。

食べ方は、いたってシンプル、お湯をかけるだけなんです。

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蓋を開けると、こんな感じで沖縄そばの麺が入っています。

f:id:sanpei808:20210504102454j:plainお湯を注ぎます。
底に沖縄そばのスープの素が入っているので、よく混ぜます。

f:id:sanpei808:20210504102656j:plainここで、よくかき混ぜるのが美味しく食べるコツですよ。

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スープの色と、表面の油分が分かるでしょうか。
しっかりとかき交ぜられて、お湯とスープの素が一体となった証です。

これで完成、簡単ですね。
なんと、カップラーメンよりも早くできるんです。

沖縄そばは、基本「茹で麺」を使用しているので、生麺や乾麺のように湯掻く時間が短く、お湯をかけてあげれば直ぐに食べることが可能です。

朝の忙しい時間帯、これは助かります。


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ちなみに、沖縄そば上級者の私は、ここで「朝すば」に自家製の「コーレーグースー」を投入します。

沖縄そばに数滴垂らすだけで、風味が増し、一気に味が引き締まるので、自宅で沖縄そばを食べる際にお薦めです。

簡単に自作できるので、沖縄そば好きは常備しておくと便利ですよ。

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ファミリーマートの「朝すば」は、豚と鰹をベースとしたスープでしっかりとした飲み応えがあり、滑らかな麺も美味しかった。

もう何度も食べていますが、このクオリティのそばが、気軽にコンビニで買えるなんて良い時代になりました。

ガッツリじゃなくて、何かと一緒に沖縄そばを食べたい時、とても重宝しています。



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今回、「朝すば」と一緒に朝食でいただいたのが通称「おにコロ」。

沖縄そば最強のパートナーと言える、じゅーしーが入ったミニ弁当です。

じゅーしーは、いわゆる炊き込みご飯で、椎茸、豚肉、ニンジン、ひじきなどが入ったじゅーしーは沖縄そばと並ぶ、沖縄県民の好物。
沖縄そば専門店には必ずじゅーしーが置いてありますよね。

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f:id:sanpei808:20210504104402j:plain「おにコロ」は、おにぎりとコロッケが入ったミニ弁当で、沖縄のコンビニで広く販売されています。

沖縄にコンビニができた当時から販売されており、沖縄ではロングセラーの人気商品。
もはや県民の日常生活に溶け込んだ、定番商品になっています。


その特徴は、県民の大好きなじゅーしーのおにぎりである点と、200円以下で食べられる手頃さ。

私も随分と(そして今も)お世話になっています。
この「おにコロ」と、汁物でお腹がいっぱいになるので、学生時代には、もう本当に良く食べていました。

f:id:sanpei808:20210504104939j:plainお店でもらった、ソースをコロッケにかけて。

じゅーしーと、沖縄そばのスープの相性の素晴らしさは、もう説明不要でしょう。

まーさん。美味しくいただきました。




沖縄へ観光へきたら、沖縄そば専門店はもちろん行っていただきたいのですが。

沖縄県民の日常食を体験してみるのも楽しいかも。
ファミリーマートの「朝すば」も「おにコロ」も、どこにでも置いてある商品なので、朝食や、ホテルに帰っての夜食にお薦めです。

また一味違った沖縄体験ができるかもしれません。

あやぐ食堂9 Bランチ

f:id:sanpei808:20210502070627j:plain【あやぐ食堂全制覇への道】

人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。
ハリウッド俳優になりたいとか、3億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを1ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。

自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。

沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。

〈『あやぐ食堂』の過去記事〉

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9回目の今回は、Bランチ830円をいただきました。

もう気づいていると思いますが、前回のCランチから続いてのBランチです・・・。

「〇ランチ」とは、沖縄の食堂やレストランの定番メニューで、お肉の揚げ物、焼き物や、サラダなどが乗った洋食のミックスプレートを指します。
その特徴は、まさに何でもありなこと。

洋食とは言っても、天ぷらが乗ったり、また肉に限らず魚や野菜も乗ったりと、店によって内容は様々です。

詳しくは、前回の「あやぐ食堂8 Cランチ」を参照ください。


前回で既に腹パンだったのですが。
いけるのかBランチ。

ちなみに、沖縄の「〇ランチ」の格付けは、C<B<A の順で豪華になり、価格も高くなります。

せっかくのゴールデンウィークですし、景気づけにいっちょいっとくか、ということで注文してみました。
830円は、『あやぐ食堂』では、かなり豪華な部類に入ります。



『あやぐ食堂』にBランチはいかに。

f:id:sanpei808:20210502071805j:plainでてきたのが、こちら、『あやぐ食堂』のBランチです。

毎回思うけど、このボリューム伝わっているでしょうか。

Cランチ上位互換のBランチですが、内容は大きく変わって、トンカツをメインに、副メインの天ぷら、ポーク・チーズ・ハム、ウィンナー、玉子焼き、サラダ、マカロニサラダが乗ったプレートです。

前回同様、汁物は「沖縄そば」がデフォルト。


んーさすがBランチ。
メインのトンカツと天ぷらが存在感ありありです。


大きな山を登る時は、ルートが大事。
今回も食べる順番を吟味します。


f:id:sanpei808:20210502072402j:plain前回、沖縄そばから食べて、後半、失速したので。
まずは肉類から攻めます。

手始めに、ポークから。
沖縄では定番のポーク。Bランチではサブ的な存在だと思うのですが、さすが『あやぐ食堂』手抜き無しで、しっかり「厚い」ポーク。

チーズ、ハムと合わせることでさらに豪華な感じになりますね。

ケチャップをまとったウィンナーも何気に好き。

玉子焼きは中盤の癒しです。

f:id:sanpei808:20210502072811j:plain副メインと言える、天ぷら。
どうよこのボリューム。

沖縄の天ぷらは、厚めの衣が特徴です。
沖縄ではソースで食べることも多いのですが、『あやぐ食堂』は天つゆ付き。

中身は、魚、ナス、にんじん、ピーマン。

カラッと揚がっていていて美味しい。
油もしつこくないので、難なくいけました。
やっぱり揚げたては美味しいですね。

f:id:sanpei808:20210502073307j:plain途中で、沖縄そばを挟みつつ。

f:id:sanpei808:20210502073353j:plain大盛のライスをほお張りつつ。

f:id:sanpei808:20210502073531j:plainいざ本丸へ。
このトンカツ、写真では小さく見えますが、普通にトンカツ定食のサイズ感ですからね。

ボリュームのある揚げたてのトンカツ。
やっぱりメインだよなぁ。
沖縄ランチ界のエースは、トンカツじゃないでしょうか。

だって、トンカツと聞いたら未だにテンション上がるもん。


f:id:sanpei808:20210502073948j:plainラストスパートは、サラダとマカロニサラダ。

何気に量の多いマカロニサラダ。
だけど、味付けが良いので、最後にはなぜか胃に収まります。
これも『あやぐ食堂』マジックか。



なんとか完食です。
トンカツから、天ぷら、ポークもチーム・ハムと合わせ、沖縄そばも付いてくる、豪勢なBランチでした。
やっぱりBランチの貫禄ありますね。

特別な外食として、食堂の〇ランチには夢がある。
もし、ゴールデンウイークだけど、いまいち盛り上がらないという方がいたら。
沖縄食堂の「〇ランチ」がお薦めです。
一気にテンション上がりますよ。

 

なかざ家

f:id:sanpei808:20210430064218j:plain

沖縄そばの特徴は、鰹出汁と豚骨の出汁をミックスして作られるところですが、沖縄そば専門店によって、どちらの出汁をメインに用いているのか、これが好みの分かれるところです。

小さな頃から沖縄そばを食べて育った沖縄県民には、必ずと言っていいほど「推し」の沖縄そば屋があり、「推し」の理由の一つは、この「鰹出汁、豚骨出汁どっち派?」によります。

例えば、

「私はやっぱり『〇〇そば』が好き。澄んだスープで、すっきりとした後味の鰹出汁が一番!」という人もいれば、


「いやいや、沖縄そばは、濃厚な豚骨出汁が効いたコクのあるスープが魅力。『〇〇』のそばが一番!」

という感じ。

沖縄県民長年の論争は、以下の過去記事にまとめています。

okinawasoba.hatenablog.com


そこで、最近、食べ歩きをする際に気になっていたのが、豚骨を主体とする沖縄そばの減少です。

超個人的な感想ですが、ここ10年の沖縄そばのトレンドとして、鰹出汁を効かせたあっさり系のスープに、細麺という流れがあると思います。

新店では、鰹出汁を前面に出したお店が多いような気が。



もちろん、この組み合わせは完成形というか、凄く美味しいし、ファンの心を掴んでいると思うのですが、一方で寂しく思っていたのが、豚骨を前に出したパンチのある沖縄そばの新店が少ないこと。

1952年創業、那覇市で現存する最も古い沖縄そば専門店『むつみ橋 かどや』は、豚骨を主体としたスープで長年人気を博しており、沖縄そばにとって、豚骨ベースは珍しい存在ではないんですよね。

むしろ、昔はもっと豚骨を前に出したそばが多かったような気がします。


<『むつみ橋 かどやの過去記事>

okinawasoba.hatenablog.com

 

そんな中で、「遂に、豚骨の逆襲がはじまった!」と感じる店に出会えました。

那覇市金城にある『なかざ家』です。
沖縄そばを広く発信している、おまるさんのブログで開店を知りました。
(おまるさん、いつもありがとうございます)。

omalblog.com


今年、3月にオープンしたばかりの新店ですが、以前は弁当屋として、とても人気があったお店です。

実は自分も「百円そば」巡りをする中で、弁当屋のレベルを超えた沖縄そばに驚いた覚えがあります。

なので、沖縄そば専門店へリニューアルしたと聞いて、すごく楽しみにしていたんですよね。

弁当屋時代の『なかざ家』の過去記事>

https://nagominiikou.ti-da.net/e8236483.html

 

『なかざ家』は、那覇西高校近く、ちょうど那覇西消防署の真向かいに当たります。
店舗横に駐車場があります。

開店したばかりとあって、綺麗な清潔感のある店内。
11時に訪問しましたが、すでにお客さんが多くいらっしゃいました。

メニューがっこちら。

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簡潔に、沖縄そばを中心としたメニュー。自信が伺えます。
ノーマルなそばに、ソーキそば、野菜そば、ゆし豆腐そばなどがあり、サイドメニューにじゅーしーや、ほぐしソーキ丼などがあります。

今回は初訪問だったので、店お薦めのソーキそば(中)858円をいただきました。


f:id:sanpei808:20210430064149j:plainオープンキッチンのカウンター席で待っていると、程なくして沖縄そばが。

まず、誰もが驚くはず、乳化した豚骨スープの真っ白なビジュアルです。
沖縄そばでこれだけ豚骨を押し出したスープは、久しぶりというか、すごく珍しいはず。

さらにスープを飲んで二度驚き。
この見た目なのに、豚の臭みは全くなく、円やかな味わいのスープなんです。
丁寧に作られている印象で、雑味がなくてクリア。

塩分もきつくなく、最後まで美味しく飲み干しました。

沖縄そばで、遂にこんなスープが出てきたのかという感じ。
豚骨を主体としながら、無骨というよりは、すごく洗練された印象です。
きっとオールドファンだけでなく、例えばラーメンの方が好きという若者にも刺さるんじゃないかなぁ。

 

f:id:sanpei808:20210430065519j:plain麺の方は、中太の縮れ麺。
しっかりとスープに絡む仕様で、スープとの相性も良かったです。
豚骨のスープにも負けない麺で、食べ応えもありました。



ほかにも印象的だったのが、具材の軟骨ソーキ。
柔らかく煮込んだ軟骨ソーキが、ごろごろと入っています。

味付けが絶妙で、濃いめに味付けされた肉が、豚骨のスープととても良く合います。
新店ながら、めちゃくちゃ完成された味に驚きました。
具材と、沖縄そば本体のバランスって難しいと思うのですが、本当にベストマッチです。


『なかざ家』には、こだわりがいくつかあって。

f:id:sanpei808:20210430070240j:plainオリジナルの生姜や。(一般的な紅ショウガではない)。

f:id:sanpei808:20210430070331j:plainサービスのおから。(口直しに最適)。

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極めつけが、『なかざ家』オリジナルの調味料「豚(とん)グース」。
「豚肉をコーレグースや一味、他様々な調味料で煮詰めて仕上げたもの」だそう。

イメージとしては、ラーメン「一蘭」の「赤い秘伝のたれ」のような感じ。
「豆板醤」とも少し近いのかな。


沖縄そばに、辛味が加わるのですが、「コーレーグースー」が辛味や風味を増すのに対して、「豚グース」は豚肉から作っているだけあって、さらに旨味がぐっと増します。


今回、スープに合わせてみましたが、さらに味わいを増す感じで、美味しかったです。
さっそく1本購入して帰りました。

店では、1本500円で、「豚グース」を購入することができます。
マニアックな沖縄土産としても良いのでは。

 



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初訪問の『なかざ家』。
洗練された豚骨スープのお店で、ここから「豚骨の逆襲がはじまる」予感がします。
豚骨出汁という沖縄そばの伝統を引き継ぎながら、さらにブラシュアップしたような沖縄そば

新たに沖縄そばのファン層を広げるはず。
沖縄そば好きに、是非食べに行ってほしい新店です。

沖縄すば処 月桃2

f:id:sanpei808:20210429100418j:plain好きな沖縄そば屋について考えるとき、決め手になるのは何でしょうか。


そばじょーぐー(沖縄そば好き)の間でも、意見は様々ですが。
「決め手」になるのは、やっぱり、スープと麺の好みの2点が大きいと思います。

スープだと、鰹出汁派か、豚骨出汁派か、あっさりか、こってりか、またはその中間かなど。

麺についても、本当にお店によって様々で、有名な製麺所の麺もあれば、自家製麺で勝負している店もあります。

okinawasoba.hatenablog.com




今回は、たくさんある沖縄そば専門店の中でも、麺が特徴的なお店を紹介したいと思います。

那覇市寄宮にある『沖縄すば処 月桃』です。


沖縄そばは、昔、中華そばと違い、かん水ではなく木灰汁を用いて麺が作られていました。
これが沖縄そば独特の食感を生み出していたとも言われています。

戦後、木灰を確保することが難しくなり、現在では市販の麺をはじめ、多くがかん水を用いて作られており、木灰汁を使い手打ちで麺を製造する店は極めて少なくなりました。

月桃』は、そんな木灰汁を用いた伝統的な製法で麺を作っている、貴重なお店です。
もし、沖縄そばの麺に関心があるなら、一度は食べてほしい麺です。

 <前回の訪問記事はこちら>

okinawasoba.hatenablog.com

 

 

月桃』は、那覇市寄宮にあり、真和志小学校の近く、JAおきなわ真和志支店の建物内に、併設されています。

JAの駐車場が広くあるので、駐車に困らないのは嬉しいですよね。

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f:id:sanpei808:20210429095521j:plain店は、騒がしくなく落ち着いていて、家族連れから、1人客まで、誰でも入りやすい雰囲気。

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月桃』の最大の特徴は、木杯汁を用い、手打ちで麺を作っているところ。
さらに、スープが、鰹出汁主体の「あっさり」と、濃厚な豚骨の「こってり」、「ミックス」と3種類から選べるところ。

豚骨で乳化するまで煮込んだ、濃厚な「こってり」スープは、他ではなかなか味わえないスープです。
前回の訪問では、「こってり」を食べているので、是非チェックしてみてください。



今回は、三枚肉そば(大)を、セットでいただきました。750円。

f:id:sanpei808:20210429100248j:plainセットは、150円プラスで、沖縄そばに、じゅーしー、もずく、フルーツが付いてきます。
めちゃくちゃお得なメニュー。

f:id:sanpei808:20210429100502j:plain今回は、より麺の味を楽しみたいと思い、「あっさり」スープにしました。

やっぱり印象的なのが手打ちの麺。
見た目からも分かるとおり、太めで、縮れが入っていています。
不揃いなのは、手打ち麺の証ですね。
他の沖縄そばの麺との違いが一目で分かります。

コシの強さに、まず驚きます。
押し返してくるような力強さがある麺。
ぷりぷりで、つるっとした食感も魅力です。

しっかりとした麺が好きという方は、必ずハマると思います。
力強い麺で、一口一口、ゆっくり味わうように食べました。


スープは、こちらも伝統的な鰹節をベースにしたもの。
豚の旨味もしっかり出ていて、あっさりですが、旨味は十分です。

「あっさり」なので、物足りなさもあるのかなと最初思いましたが、重厚な麺は食べ応えがあって満足感がありました。



木灰汁を用いた製法や、手打ちのお店が少なくなっている中で、本当に貴重な麺の沖縄そば屋だと思います。
末永く続いていってほしいです。




f:id:sanpei808:20210429101633j:plain椎茸にニンジン、大き目な具が入ったじゅーしー。まーさん。

f:id:sanpei808:20210429101728j:plain沖縄名物の、もずく。

f:id:sanpei808:20210429101839j:plainフルーツまで付いて750円。この心遣い。